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エッセイストコミュの■日記でエッセイを書いた方はこちらで紹介(その2)

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エイプリル・フルール(前編)
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2011/04/post-85a9.html

 花はフルール(fleur)。四月は花が一杯になる。なので、エイプリル・フルール!
 それが訛って「エイプリル・フール」になった…。

 なんてのは冗談として、でも、ついこの間まで殺風景だった我が家の庭も少しずつ彩り豊かになってきた。

コメント(201)

<STAP細胞に想う(その3):情報開示と知的財産権>
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先般の会見で、小保方氏は「STAP細胞はあります」、また「STAP細胞の作成にはいくつかのコツ(=knowhow)がある」と述べ、それは「次の論文でまとめたい」という。

それが「嘘をついていないのなら、STAP細胞の正しい写真やそのコツを公開すれば良い」という小保方氏に対する不満につながっているようだ。

それでは科学者は正しいことをすぐ公開するのか?
・発明には、未公表の新しさが求められ、この新しさを「新規性」という。 通常、特許出願をする前にその内容を公表するとこの「新規性」は失われ、特許を受けることができなくなる。
・また大多数の国では「先願主義」であり、先に特許を出願した人が特許の権利を有する。

従って、科学者は特許出願を済ませてから論文を発表するという意味で、正しいことでもすぐ公開するわけではない。

唯一の例外が米国特許制度(先発明主義)で、論文を発表した後に特許を出願できる。ただ先発明主義であっても、その証拠にはちゃんとした「研究ノート」が必要だという。

さらにその米国特許制度も昨年変更され、「先願主義」が織り込まれたという。
(参考:米国の特許制度(Wikipedia):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%89%B9%E8%A8%B1%E5%88%B6%E5%BA%A6#.E5.85.88.E7.99.BA.E6.98.8E.E4.B8.BB.E7.BE.A9)

「分化した細胞」から「万能細胞(あるいは多機能細胞)」がSTAP細胞の手順のように簡単に作れるかどうかは大いに疑問だが、小保方氏が正しい写真を見せない(実は理研自身も知的財産権があるので見せられないと言っている)、コツを教えない理由に、知的財産権(特許権)が絡んでいるのではないかと、特許の素人の私でも容易に推察できる。

「特許制度は知識の独占という意味で人類に対する罪悪ではないか?」という環境で大学時代を送った私には、マスコミ・評論家・理研も今回特許に余り触れないのに妙に違和感を感じつつも納得もしている。
(本文終わり)
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因みに小保方氏の弁護団には知的財産権の専門家で入っている。
それは、小保方氏の偽装の弁護という消極的な意味よりも小保方氏の知的財産の保護という積極的な意味もあるのかもしれない。
私の先輩翻訳者が訳されて最近発売された著作の書評をエッセイ風にまとめましたのでご紹介します。

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「HELP! 最強知的“お助け”本」(東邦出版)
オリバー・バークマン/著 下隆全/訳
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106382506/
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書評:
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邦訳され出版さたばかりの、オリバー・バークマンの「HELP!」という本を読んだ。原著は2011年に英国ガーディアン誌に連載されベストセラーになったという若手気鋭作家の力作である。

本の帯には「これまでの自己啓発本で幸せになれた人は読まないでください」と書いてある。さっそく内容をざっと通読すると、どうも本著は「幸せになるためのマニュアル(自己啓発本)を読んでも、幸せにはなれないことを伝えるマニュアル」であり、この著作の内包する自己矛盾が逆に面白くて一気に読んでしまった。

著者自身はこの矛盾は百も承知した上で執筆しているようで、従来の自己啓発本(例えば、「情熱探し」とか「まずはゴールを設定せよ」とか「完璧な生活をめざすには」というような趣旨の本)は、快刀乱麻を断つごとく痛烈に批判しているが、一方で本著の目指すものは著者が序文に記しているように、「幸せについての何か大きな原則を発見しよう」というものではない。

個人的な意見だが、神ならぬ身の人間が真理というものに辿り着けないとしたら、「何が正しい(真理である)かを述べるのではなく、何が正しくないか(真理でないか)かを正確に述べる」のが良書の判断基準となり、そういう面から本著はまさに良書と言える。

具体的には本著には、従来言われている自己啓発にからむ96もの事例が挙げられ、それを評価、批判しているが、各事例が「正しくない」ことを「(存在するかも知れない)正しいこと」から振分けるフィルターとなっており、辛抱強く読んでいくと目から鱗が落ちる部分が多くある。

ただ一方では、一見総花的に見えるこれら多数の事例の中にも、著者の一貫した信念というものも垣間見えるのが本著の魅力でもある。従来の自己啓発本を例えるとするとどちらかというと「西洋医学風」の対症療法で、例えば血圧が高くて「血圧を下げる薬を服用したら、肝臓障害が起き、肝臓の薬を服用したら今度は腎臓に副作用が起き、腎臓の薬を服用すると今度は胃腸薬が必要になる・・・」というのに対し、著者は対象療法というよりもより全体的なバランスを重んじる漢方薬的な見方を重視しているようにも伺える。

ある会社の研修会で、主催者曰く「この研修を受ければここいる皆様は全員トップセールスマンになれる」という現実には起こりえない笑い話が引用されている。そもそも世の中は多様な人間のバランスで成り立っているのだから、ある一面だけを取り上げて、それで物事や幸福を評価するというアプローチ自体が非常に偏狭で不自由なものになり却って解決や前進を妨げることになると著者は各所で述べている。そしてその反例として、禅とか森田療法など、一見非論理的、受動的、他力的に見え実際は実利的な東洋的なアプローチを対比させている。

幸せの中にはお金は欠かせないものかも知れないが、本著でも欧米ではかつてより所得水準が3倍になったが人々の幸福感は増大していないと書かれているし、また例えば年収500万円の家庭と年収2000万円の家庭の幸福度は変わらないという統計もある。

世界中の人が全員「トップセールスマン」になったり、年収2000万円以上になったりしてもおそらく人々の幸福度はあまり変わらず(著者は「幸福に飽きる」という表現をしている)、その一方では世の中の資源が急速に消費されていくことになるのかもしれない。

著者にはこういった全体性を見極めるという大局観があるからこそ、序文にあるように「幸せについての何か大きな原則を発見しようとする」よりも、むしろ控えめに少なくとも「正しくないアプローチを排除する」ためのテクニックやツールを挙げている。

最後に改めて原著の副題 “HOW TO BECOME SLIGHTLY HAPPIER AND GET A BIT MORE DONE(少しだけより幸せに、そして少しだけ前進していくために)”を眺めてみると、著者の謙虚さとともにその意気込みが感じられ、今後オリバー・バークマンの他の著作も順次邦訳されてより多くの日本人の眼に触れていくことを心から願うものである。
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認識論と存在論を考える中で、2、3点ちょっとひらめいた(=気が付いた)ことがありましたので、簡単にまとめてみました。

<科学を科学する:個と科学の矛盾>
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科学は、それを哲学(自然哲学)ととらえるか、技術の基礎(実学)ととらえるかの両面があるかと思いますが、ここでは自然哲学からの切り口とします。

[個の成長と科学の成長]
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占星術、錬金術など古代から中世の科学は別にして、近代科学は人間の「個」という意識(広義のヒューマニズム)の誕生と成長に同期して成長してきたといわれています。
そして「原子」というものの存在が仮定され、実在が証明され、それにより多くの現象が説明されたのは、まさに「個」の意識の結実の象徴ともいえます。

[個と科学の矛盾]
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ところが近代から現代に近づくにつれて、「個と科学の矛盾」が顕在化してきているような気がします。
勿論、古くは自分(個)を中心とした「天動説」から、自分を相対化した「天動説」へのコペルニクス的転換というのがありましたが、最新の科学の根幹である「相対性理論」「量子力学」、そして数学の根幹である「不完全性定理」の中に、それと同様に「個と科学の矛盾」が共通してみられるのは興味深い話です。

(1) 「相対性理論(マクロの理論)」
「相対性理論」はその名の通り、個という絶対的な物を、空間・時間・存在(物質)の3つの面から完全に相対化してしまいました。
それが一般的には中々受け入れにくいのは、個を中心とした発想に陥っている限り真実は見えないからとも言えます。

(2) 「量子力学(ミクロの理論)」
「量子力学」では、粒子という個が、波動という同時共存性と一体となっており、「不確定性関係」に代表されるように個の存在は極めて曖昧です。
また量子力学的現象に、個による干渉(例えば人間による観察)が入りこむと、その被干渉(被観察)系では「量子力学」は一見たちまち崩壊して波動性を失くしますが、その個(観察者)を含んだより大きな系では「量子力学」は成立します。
言い方を変えれば、これも個が絡む限り真実は見えないということになります。

(3) 「不完全性定理(数学の限界)」
「数学は無矛盾である限り不完全である(第一定理)」、「数学は無矛盾ある限り自らの無矛盾性を証明できない(第二定理)」という「不完全性定理」。
この一番簡単な例は「私は嘘つきである」という「無矛盾な論理」が「不完全な論理」となっていることです(=本当に嘘つきなら正直者、もし正直なら嘘つき)。
ホーキングの言葉を借りてこの数学論を科学論に戻すと「普遍的理論があればそれは人間の知性をも支配する。普遍的理論に支配された人間の知性が考えた普遍的理論は本当に無矛盾であり完全なものだろうか?」ということになります。
ここでも個が絡む限り真実は見えないということになります。

(4) 実在主義と実証主義
科学の理論のアプローチには2種類あり、「実在主義」と「実証主義」があります。
物体の加速度が力に比例し質量に反比例する「ニュートンの法則」は、力が直接物体に作用する(=ブラックボックスがない)という意味で「実在主義」。
一方、物体には万有引力があり、質量の積に比例し距離の二乗に反比例するという「万有引力の法則」は、力が何故空間を媒介して物体に作用するか分からない(=ブラックボックス)が、この法則が色んな現象を合理的に説明するという意味で「実証主義」と言われています。

[まとめ]
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科学は「実在主義」であるべきか、本来「実証主義」にとどまるべきものかは意見が分かれるところです。
科学を「技術の基礎(実学)」ととらえて人類がそれを享受しようという観点からではブラックボックスはあっても「実証主義」で良いのかもかも知れませんが、科学を「自然哲学」ととらえようとすれば厳しいですがやはり未知のブラックボックスのない「実在主義」が王道のように思われます。
誰でも額に手を当てれば、物事を考えようとする個(自己)の存在があることに気が付きます。「われ思う故に我有り」というわけです。
しかし個を中心に置くことにより、マクロとミクロを含んだ(=等身大を離れた)「自然哲学」としての科学は遠ざかっていく可能性もあります。

これが科学のジレンマなのか、それともそこに科学の突破口の糸口があるのか。
矛盾がすべての出発点とすれば、これは人類が考える価値がある数少ないテーマかも知れません。
<ノーベル賞を科学する>
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遅きに失したという感もありますが、青色LEDのノーベル物理学賞は素晴らしい快挙!

ただ、仕事上常用するPCのバックライトLEDのブルーライトが眼に良くないというので、ブルーライトカットの眼鏡を先日購入したばかりの私には、今般のノーベル賞には軽い戸惑いもあります。

それ以上に戸惑いのあるのが今回の表彰部門の「物理学賞」。

同じ青色でも空色(散乱)と水色(スペクトル吸収)は異なる物理現象ですが、赤色LEDと青色LEDは異なる色でも同じ物理現象なので、今回のノーベル賞はむしろLED結晶の製法に関わるもので、理科系の人間としては「物理学賞」には違和感があり「化学賞」の方がしっくりきます。

一方、「化学賞」の蛍光顕微鏡は化学や医療に役立つ「物理学的発明」なので「物理学賞」の方がしっくりきますので、今回の双方の業績には敬意を表しますが、スウェーデン王立アカデミーの選考委員会の「物理と化学の定義」という根幹に少々異議ありといった感じです。
<水素エネルギー社会を考える>
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「燃料電池(Fuel Cell)」および「燃料電池車(FCV)」に代表される「環境にやさしいクリーンな水素エネルギー社会の確立」が大きなトピック・チャレンジとなっているようです。東京オリンピックの選手村もその実証実験の場とするというニュースもあります。

燃料となる水素と空気中の酸素を反応させてエネルギーを発生させ、排出されるものは水だけだから環境にやさしいというわけです。

しかし、それならもっと環境にやさしいエネルギーがあります。それは電気です。
例えば電気で走る新幹線は走行中には、モーターの熱と多少の音以外は何も発生しないし、電気自動車も然りです。

ただし、電気の場合は電力を発生する(発電の)ためには、原発の稼働していない現在ではそのほとんどは化石燃料に依存しており、発電に際しては多量の温暖化ガスを発生しています。従って、トータル(Well-to-wheel:油田から車軸まで)では、新幹線も電気自動車も環境に決してやさしいわけではありません。

それでは電気の長所は何かというと同じ石油を燃やしても、一度に大量に発電するため、たとえば小規模な内燃機関で燃やすガソリン車よりも電気自動車のほうがエネルギー効率が良いこと、また新幹線のような大量輸送機関(公共交通機関)の場合はその乗客個人あたりのエネルギー効率はさらによくなるというわけです。

さらにそれが実現できる背景には、電気は石油などに比べてその輸送や分配が圧倒的に便利で効率的なこと、そして燃料自体を運ぶエネルギーが実質不要ということがあります。

この「電気」に対して「燃料電池」に代表される「水素エネルギー」はトータル(Well-to-wheel)で考えてどれだけのメリットがあるのでしょうか。

要点は、燃料となる水素をいかに環境への負荷を少なくして取り出すかという話になります。

水素は水(海水を含む)に含まれており、資源としては無限にあります。しかし、その水から水素を取り出すには、水を電気分解する必要があり、それには大量の電力が必要です。これはトータル(Well-to-wheel)で考えるととてつもなく非効率で、電力を使って水を電気分解する位なら、その電力を直接使った(電気自動車や電車の)方がはるかに効率的です。

勿論、現在水素は化学工場で副産物として多量に排出されておりまずはそれを有効使うところから始まるので、当初はその無駄の節減効果は比較的大きいかも知れません。しかし、「水素エネルギー社会」と呼ばれる規模を確立するには、化学工場で副産物として生産されている水素では全く足りません。そこで、次には化石燃料に含まれている水素を活用しようということになるのですが、そこで水素を取り出す場合は同時に温暖化ガス(主に二酸化炭素)が同時に発生しますから、ここですでに「クリーンな水素エネルギー社会」というキャッチフレーズに陰が差します。

ただ「水素エネルギー社会」を確立するにはこの化石燃料に含まれている水素を活用でもまだ不足ということで、海上にメガソーラ発電基地や風力発電基地を作ってクリーンなエネルギーで発電して、海水を電気分解して水素を作るというのが究極的な姿として描かれているようです。

ただ良く考えると、海上にメガソーラ発電基地や風力発電基地を作るのであれば、その電力を直接送電した方がはるかに効率が良いというのが現実的な話です。前述しましたように、電気の最大の長所はその輸送や分配が圧倒的に便利で効率的なことであり、それに比べて水素を頑丈な容器で運搬、配分し、しかる後に酸素と化合させて燃焼させることを想像するとこれはかなり滑稽な姿のように思われます。

水素エネルギーは「水しか排出しない究極のクリーンエネルギー」とキャッチフレーズ化されていますが、トータル(Well-to-wheel)で考えるとこれはかなり滑稽な話のような気がしてなりません。
<一党独裁国家の独占禁止法>
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一党独裁の共産主義国家の中国。

独占で思い出すのがその中国のレアメタルの独占。先般WTOで敗訴になった時点では、他国がすでにレアメタルの他地域からの調達で中国のレアメタルが売れなくなっていたのは皮肉な結果である。

その中国が今般、米国大手半導体メーカーのクアルコムに「独占禁止法」で1000億円以上の罰則を課した。アップルやグーグルなどと同様の外資を標的にしたもののようだ。

一党独裁(独占)の共産主義国家の中国が、独占禁止法を盾にとるのは滑稽な話である。
「独占禁止法」の趣旨は自由な競争を促し富の極端な偏在を防止するもの。

共産主義国家というと、文字通り「共産=富の偏在にない国」のはずだが、貧富の差を表すジニ係数は限りなく1に近く、貧富の差は世界トップクラス。

独占がもたらす弊害を防止する「独占禁止法」を真っ先に適用すべきは中国の国家体制そのものであるように思うが、如何なものだろうか?
<「21世紀の資本」に見る北々問題>
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資本主義国での格差を扱ったピケティの「21世紀の資本」が話題になっている。

下記は私が20世紀(1999年)に書いたショートエッセイですが、「21世紀の資本」とはピケティもやや遅きに失したのかも知れない。

エッセイ集� �超ショート集:その��「北々問題」:1999年5月作
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1325022093&owner_id=25116933
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「北々問題」:

北(先進国)の人はめったに自分から「南北問題」を取り上げない。それが贅沢の源泉で既得権だから。そして「南」の中での南北問題である「南々問題」という言葉はちらほら聞くが、「北」の中での南北問題である「北々問題」はそういう言葉すらない。実際はそれが文明・技術の発展にかかわらず失業や格差が増大する原因なのかも知れない。

「南北」「南々」「北々」と、それぞれが「格差の維持・継続が経済の理論」であるということの代名詞だとしたら、今盛んに言われているように「経済成長」しかその解決策がない。成長がやがて臨界点に達するまでその事に気が付かないような事になれば、日限ギリギリに完成する私の資料のようにはいかないのは確かな事である。
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<ピケティ・ブームと株高ブーム>
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資本主義国内での資産の格差を分析したピケティの著書「21世紀の資本」が人気を博し、世の中は「ピケティ・ブーム」の様相を呈している。

一方、日経平均が18000円に届き、世の中「株高ブーム」の様相でもある。

株価が上がってまず潤うのは、株価が上がった企業ではなく、その企業の株式を保有する投資家である。

勿論株価は上がることもあるが下がるリスクもある。ただ投資家は景気や経済を分析することはあっても、自らリスクを持って企業を経営をするわけではない。従って自ら何らの価値を生産するわけではなく、結果的には企業が生み出した「価値(利益)を再配分する」だけである。価値を生産しないので、同じパイの奪い合いの勝者の影には必ず敗者が生まれている。

そういう意味で、株式への投資は、ピケティが指摘する持てる者による「資産の格差増大」の典型的な手段である。

この相矛盾する「ピケティ・ブーム」と「株高ブーム」が同時進行していることに違和感を示す評論家を見かけないのは妙な話である。
オリバーバークマン著:「解毒剤 ーポジティブ思考を妄信するあなたの『脳』へー」(翻訳関係の先輩の翻訳本)の読書感想文を書きました。

中々面白い本ですので、気が向けば是非ご購入ください。

<西欧文明の一面性を鋭く突いた普遍的な「文明論」>
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英国全国紙「ガーディアン」の気鋭の記者であるオリバー・バークマンの「HELP!―最強知的“お助け”本」に続く待望の2冊目の翻訳本。

本著は、多くの自己啓発本が前面に出している「ポジティブ思考」を正面からバッサリと斬っています。しかしそれは決して奇をてらったものではなく、豊富な調査・研究と著者自身の経験に基づいておりその論調には非常に説得力を感じました。それが結果的には本著を、西欧文明の一面性を鋭く突いたより普遍的な「文明論」の書物としているのではないかと思います。

こだわりのない裸の心(例えれば「無償の愛」)で目の前の物事や人間に接することで、失敗し傷つきつつもようやく得られる心豊かなもの。それは、ポジティブ思考に基づき「対価を求め目標を立てそれを実行することで何とか得られたもの」が伴う不全感や、「それを得るためには必然的に多くのものが失われてしまう」という事実とは対照的なものであり、それ故に確固としたものである、ということを本書は改めて教えてくれました。

読後に何故か下記の「いろは歌」が心に浮かびました。
「色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず」

この「いろは歌」は次の三部構成になっています。
(1) 「色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ」=普遍的な世界の認識の仕方
(2) 「有為の奥山 今日越えて」=日々になすべき努力
(3) 「浅き夢見じ 酔ひもせず」=浅薄なポジティブ思考に酔いしれることなかれ。

この「いろは歌」の構成と内容が本著「解毒剤」のそれと随分一致しているからかも知れません。
(本文)
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下記はアマゾンのアドレス。
http://www.amazon.co.jp/%E8%A7%A3%E6%AF%92%E5%89%A4-%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E6%80%9D%E8%80%83%E3%82%92%E5%A6%84%E4%BF%A1%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%84%B3%E3%80%8D%E3%81%B8-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4809413497
「北朝鮮が教えてくれるもの」
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昨日、北朝鮮が4度目の核実験を実施しました。発表通りそれが水爆であるかは極めて疑わしいと思われますが、それが日本を含め世界を大きく震撼させています。

それでは北朝鮮の今回の核実験は我々に何を教えてくれているのでしょうか?

その(1) 中国:最貧国北朝鮮の後ろ盾
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そもそも北朝鮮は、そのGDPが日本の100分の1(世界の1500分の1)の最貧国です。その最貧国が大きな軍隊や軍事力を持って世界を脅かすに至ったのは、第二次世界大戦・冷戦時代から長年にわたる中国による後ろ盾の賜物であることに異論を唱える者はいないと思われます。

中国にとっては、北朝鮮は今も昔もその体制が滅んでは不都合な共産主義国(現状は一党独裁資本主義の覇権国)の最前線の砦というわけです。

その(2) 核の威力:パワーポリティクス
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歴史を振り返ると、世界を動かすものはそのフリル(飾付け)を取り除けば、金(経済)と暴力(軍事力)のようで、これを合わせて現在は「パワーポリティクス」と呼ばれています。
ただし、実は中国や北朝鮮が信奉する共産主義のご本尊のマルクスはこの事実を「社会の下部構造」と呼んでいましたから、これは残念ながら主義・信条を超えた普遍的な事実なのかも知れません。

北朝鮮の核実験と全く軌を一にして中国が南沙諸島の岩礁埋め立て地に航空機を着陸させましたが、ここでも北朝鮮の核実験と同じようにパワーポリティクスの実態というものを目の当たりにすることができます。

またその暴力(軍事力)の最強手段が大量破壊兵器の核兵器であることは、今回の北朝鮮の核実験が世界を震撼させていることが実証しています。その最強の飛び道具を懐にするのを「核拡散防止条約」で既得権として公式に認められているのが、米国、英国、フランス、ロシア、中国の5か国の核保有国というわけです。

今回の北朝鮮の核実験の結果の行く末も、これら核保有国(特に米国、ロシア、中国)のパワーポリティクスにより、他の案件の駆け引きに利用されながら処理されていくことになることは容易に想像されます。

その(3) 米国の核の傘の下の平和憲法
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日本の平和憲法はその前文に「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」とあります。

ただ実際のところは残念ながら、日本は、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼するわけにはいかず、日米安保条約の下で米国の「核の傘」によりその安全と生存が保持されているという既成事実があります。 

昨年、安全保障関連法案が、その審議の中で合憲か違憲かという議論がなされました。しかし実際のところは、日本は日米安保条約の下で米国の「核の傘」に入ることにより、すでに何十年も前から日本の平和憲法の趣旨(前文)から逸脱した違憲状態で、パワーポリティクスの世界に入って安全と生存を守ってきたということを、今回の北朝鮮の核実験を目の当たりにして改めて教えられたというのも事実のようです。
自分でも一体何を書いているのか、良く分からない、日々思ってもいない愚にも付かぬ文章という名の借りた言葉を散りばめただけの言葉のコラージュといっても過言では無い悪文を連ねています。

「我思わん、故に我無し。故に、何も無し」をアップしました。
http://yesfuture.muragon.com/
創作について全てを脱ぎ捨てて考察してみました。
『創作について全裸になって向き合ってみた』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885656455
エッセイ集547:「トランプ流保護貿易主義の功罪」
http://mixi.jp/home.pl#!/diary/25116933/1968306721
少々古めの日記となってはいますが、お気に入りの一作です。
今は離れておりますが、以前、介護の職に就いていた際の朝の挨拶原稿でもあります。

「掻く」 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955563321&owner_id=5357018

ご感想を頂戴できれば幸いです。
同じく朝のご挨拶原稿からの一作。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958895223&owner_id=5357018
更に古い作品ですが…。

「玉子一個」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1927128771&owner_id=5357018

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