End Water Poverty" (100以上のNGOの国際連携組織)は、世界的キャンペーンに続いて2日、ロンドンの日本大使館の外で(空気で膨らませた)トイレ待ちの列を再現する。日本で開催されるG8サミットを5日後に控え、同イベントは、安全な水と衛生の確保に向けてG8各国を導くよう日本政府に要請するはがきへの署名などを含む90万以上の世界的な活動を正式に代表するものとなる。今回の嘆願書は、日本大使館の公使である高岡氏に手渡される予定。
2008年G8サミットの開催国として、日本政府は水と衛生問題への貢献をサミットの議題に加えることでG8を主導しており、"End Water Poverty" の活動家らはこれを温かく歓迎している。しかし各国首脳が協調行動をとらなければこの重要な機会が失われるおそれもある。"End Water Poverty" は各国首脳に、あらゆる国が国民の生命と尊厳のために必要な「水道とトイレ」設置に十分な資金を得る取組みを含めた水と衛生に関する世界的アクションプランに同意するよう呼びかけている。
"End Water Poverty" の国際キャンペーン・コーディネータであるスティーヴ・コックバーンは「"End Water Poverty" が昨年設立されて以来、水と衛生に関する世界的アクションプランを求めるほぼ100万の活動が行なわれた。日本政府は、この問題を議題に取り上げることで積極的に行動しているが、今度はG8全体が数十億人の生命と尊厳を保証するために行動をとる段階に来ている」と述べた。