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周作な日々コミュの女の一生・第一部 キクの場合

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「女の一生(第一部)キクの場合」の作品トピです。
ここでこの作品について語っちゃいましょうヽ(´ー`)ノ
そして泣きましょう。・゚・(ノД`)・゚・。

コメント(37)

二十年ほど前ですかね、
朝日新聞の連載小説だったんですが
第一話目から引き込まれてしまい、
一話も欠かさず読み通した唯一の新聞小説。

生きること。信じること。愛すること。
繰り返し読むたびに色々考えさせられる作品です。
友人が、「俺はこんな風になりたい」と言って貸してくれたのがこの本でした。

読み終えて、彼の真意は未だ分かりませんが、
キクの愛に感動。

人生とは何ぞや?といわれて、早々簡単に答えはでないけれども、この作品の中にひとつの答えがあるように思った。
こんにちわ。
>サトコさん
ネタバレにならない程度のサックリした説明になっちゃいますが・・・

*****

時は幕末。
長崎・浦上の農家の娘、キクはふとしたことから清吉という少年と出会いますが
キクは家族から「ヤツは『クロ』だからかかわりあうな」と諭されます。

成長したキクは長崎へ奉公にでますがそこで再び清吉と出会い
やがて彼に心惹かれるのですが・・・・実は清吉は隠れキリシタンだったのです。
そして清吉は奉行所に囚われの身となり・・・

*****

幕末〜明治初期にかけて実際にあったキリシタン弾圧を描く一方でキクという女性の生涯を描いた恋愛小説であると同時に、信じること・愛することを考えさせられる小説ですね。

遠藤作品にはキリスト教にかかわる一連の小説群がありますけど僕の中では「沈黙」「女の一生(一部)」「女の一生(二部)」で三部作なのだと勝手に括っています。
女の一生は、中学時代に母にすすめられ読みました。
今から思えばちょっと早かった気もしますが、少年なりに母が自分にこの本をすすめた気持ちを汲み取ることは出来ました。
23になった今、改めて読みたい本です。
遠藤周作の作品って、男の生理的な欲望とかから逃げず、リアルに踏み込んできますよね。そのリアルさがあるので好きですし、一方で自分の生き方を反省する材料にもなります。
長崎は卒論で扱ったくらい好きな場所です。
>ちまきさん
なるほどー、卒論読ませてもらいたいくらいです!
長崎って場所は、ザビエルのころからの歴史もあり、日本で一番(たぶん)カトリック教徒が多いところだと思うのですが、
数々の迫害受難を経て、極めつけが原爆投下だったと思うんですよね。あれ、よくよく考えると凄い運命的だなと思っちゃいます。だって、いくら戦争相手とはいえ、カトリックが多い場所にアメリカ人が原爆を落とそうとするでしょうか。しかも浦上天主堂のすぐそばに。当初の予定では確か小倉だったんですよね。(女の一生二部にもかかれてますけど)でも、結果的に長崎だったからこそ、敵を憎むのではなく、再生することができたようにも思うのです。(原爆投下を賛美するわけではありませんが)
眠くてわけわかんなくなっちゃったんで、この辺で。
ミツも大好きです。
皆さんこんばんわ。
様々な迫害・弾圧そして身の毛もよだつ受難に耐えぬいた
長崎のクリスチャンの皆さんにはただただ頭が下がります。

先日、NHKの番組で特集が組まれていたんですが
隠れキリシタンとなった人々たちの間で受け継がれてきた
オラショ(聖歌)は非合法な存在ゆえに一片たりとも証拠を残すわけにいかず
口伝という形で親から子へ、子から孫へと代々受け継がれてきたそうです。

その番組では平戸付近の集落に伝わるオラショのルーツを探っていたのですが、実はなんと、スペインに伝わる聖歌が宣教師によってもたらされた物だったことが明らかにされました。
しかも驚いたことに、発音こそ訛りだらけであやふやになっていたものの、旋律は原曲の調べを忠実に保っていました。

まさに信仰の力がもたらした奇跡。
>ちーすけさん
外海の遠藤周作文芸資料館いいですよねー
これまで三度ぐらい行きましたが、ちょっと曇りのときに行った時が、一番感じられました。言葉で表現するのは僕には無理なのでぜひ体験してもらいたいですね!
ほんとうに感動しました。
我が高校の修学旅行先は昔から長崎の天主堂を訪れるというもの。
高校1年の終わりに「女の一生」を読むという課題が出て、
そのときはじめて遠藤作品を読みました。

わたしは一部のキクの場合を先に読み、その後に2部のサチ子の場合を読みました。

作品を読んだ事で修学旅行で本当の長崎に足を踏み入れた時は、感動で身が震える思いでした。

10年以上もの月日が流れた今も、
高校の同級生たちと、もう一度長崎に行ってみたいと言い合っております。

わたしの読書生活を大きく変えてくれた1冊です。
初めて書き込みいたします。

私も研究テーマおよび卒論を遠藤周作作品を扱いました。
女の一生第一部はこの世で一番好きな作品で、高校時代に
読んで以来遠藤周作にハマリ、読みまくりました。
長崎へ1人で行って、2時間くらい大浦天主堂の「キク」が
倒れていただろう所にじっといたり、涙したりして
怪しい行動をとったこともあります。
すごく感情移入してしまう作品ですよね。
作品に出てくるキリシタンにはもちろん、やはりキクの
女心に。

卒論では女の一生を中心に「弱者」への視点を中心に
論じました。提出期限ぎりぎりでしたが。。。
ゼミではありがたいことに遠藤さんに縁があり、とても
遠藤さんに近い位置にいらっしゃった方に指導していただけ
たので、幸せでした。

人に勧めても、面白くなかったという人はいませんね。
すごい作品です。
私はこの作品と小学生のときに出会いました。
年末ドラマとして小泉今日子がキク役で出ていました。
家族がみんな先に寝てしまい、
一人で最後まで観たのを覚えてます。
子供心に衝撃を受けました。
その後社会人になって初めてそれが遠藤周作さん原作の
「女の一生」だということを知り、何度も何度も読みました。

処女のままキリストを受胎したマリア。
愛する男の為にけがれる事をおそれず無償の愛だけを残し死んでいったキク。
信仰とは何か?
それでも男はマリアを本当の女だというのか?

バイブルにはバイブル教育を受けていない人にとって
理解しがたい点がいくつもあると私は思いますが・・
代表的なものでは 
1−キリストの復活
2−処女受胎
の二つだと思います。
ローマンカソリックである夫は、普段は教会には行きません
(彼なりの持論があるそうですが、ここではふれないことにします)。
でも、そんな彼でもイースター(復活祭)には教会にこっそり一人で行ってました。
私には理解できない部分です。
性に関しても尊ぶものが違うような気がします。
信仰している宗教の教えと現実との矛盾を感じます。
私はキクこそ母のような無償の真実の愛を持った女性だと思います。
先週、長崎まで旅行してきました。
遠藤周作文芸資料館行って来ました〜!
もう大感動でした。

沈黙や女の一生の展示は涙が出ました。
弧狸庵閑話や劇団樹座のところは思わずにんまり。
お盆シーズンを外して行ったので
他のお客さんはほぼおらず、
静かに見ることができました。

文芸資料館もすばらしかったですし、
長崎の街もとてもよかったです。
また行きたい〜。
氏の作品の中で一番心打たれた作品です。
数ヶ月前まで、地元長崎の観光案内業をしていたのですが
修学旅行で訪れる学生さんに、大浦天主堂の歴史がどれだけ深く、
隠れて信仰を続けてきた信徒にとって
この教会はどんな意味を持ったか、ということを
少しでも伝えたいといつも思ってました。
ですがあまりに宗教的なことに触れるのはタブーですので
はがゆい思いもありました。

弾圧の時代から、今日の明るい観光客で賑わう様子までを見続けたマリア像に、
時代の変遷と、信じるという思いの強さ(怖さ、美しさ)を感じます。

信仰とは。愛とは。犠牲とは。
答えなんてないテーマですが、
この本を通じて、私自身の女の一生をいつも考えさせられます。
皆さんのコメントを読みながら また涙が出てしまいます。
「聖書の中の女性たち」という遠藤さんのエッセイを併読されることをお薦めします。
「沈黙」、「女の一生」ファンの方には、『遠藤周作と歩く「長崎巡礼」』、お勧めです。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4106021498/ref=pd_sim_b_2/503-0888624-9933522?ie=UTF8
今、「女の一生・第一部」を読んでいるところです。昨年の夏に外海の文学館が目的で長崎に行ったのですが、その際大浦天主堂も訪ね、帰ってから「遠藤周作と歩く長崎巡礼」を購入、そして今そこに載っていた「女の一生」を読んでいます。なんだか順番が逆ですね(^^ゞ

浦上のキリシタンたちの過酷な運命を知らずに拝見したサンタ・マリアはただただ美しく、天主堂に流れていた「信徒発見」の解説は素朴な優しさを持っていて、感動しました。ですが今「女の一生」を読みながら決して素朴で喜ばしいだけの信徒発見でなかったことを知り、サンタ・マリアが見つめ続けてこられたであろう人々の人生を思って、新たな感動に包まれています。読み終わったらまた、長崎を訪ねたい…と思っています。

私もこの小説が1番好きです!!さらに長崎の旅行ではこの小説が故にどれだけ涙が止まらないか‥
キクの姿を思い、7世代250年の隠れキリシタンの想像を絶する歴史を感じられる長崎にこの小説もって行っていただきたい。そして大浦天主堂のマリア像を見る。信徒発見のマリアが、最初に信徒に与えた印象が「かわいい」であったことを私たちは文字からではなく、実体験できるんです。
キクの愛の形が、私は遠藤作品のどの女性の愛よりも深く心に残っている。
10回はもう読んでるけど、そんな今も忘れてるところが多くてまた読みたくなってる。どんなに心が揺さぶられ、何度泣いたことか‥ こんな好きな小説はない。。こんな好きな主人公はいない。。私はああいう女性を心から応援したいと思う。密かに見守りたいと‥
はじめまして、
「女の一生・第一部」の主人公は、伊藤清左衛門の様な気がして、
仕方がありません、
そして、沈黙のキチジローと被ります、
救いが必要だったのは、伊藤やキチジローってことでしょうか、
主は本道駿太郎より、伊藤清左衛門の方を愛されると出てきますよね、
この小説のテーマがそこに見える気がします。
私は、キクや清吉の様に強くなれません、
伊藤清左衛門に感じた不快感は、
自分の中にあるモノに対する不快感と受け止めました。
登場人物で、私が一番似ているのはこいつだから・・・
最高の作品であり、哀しい作品でもあり大好きな作品です。
私には考えられませんが、愛する人のためにそこまで出来るのかと・・・
涙ですよね〜
まだ、長崎には行ったことがないので行きたいです。
弱い人、強くても誰の心にも神様が宿っているって言うのは
じ〜んときました。
遠藤周作は一番弱い人、嫌な人間を自分と見なして書いていたそうですよ。
↑りふじんさん、マコトさん、淳子さん

私も同感です。

多くの人は清吉さんやキクさんほど強くは無く、
清左衛門さんに近いのでは無いでしょうか?


キチジローの「踏み絵を踏んだ足も痛かとよ」と叫ぶ
シーンは人間の弱さと悪になりきれない心の葛藤が
にじみ出ていました。 身体の傷はいつかは癒えるけど
心の傷は癒えない。。

だからキリスト教の「許し」が必要であるのでは無いかと思います。

 
こちらの作品、そして第二部は私にとって、世界でもっともロマンチックな恋愛小説だと思っています。
乱文ながら、レビューも書きましたので、良かったらご覧になってください。メッセ等でご感想をいただけたら嬉しく思います。

みなさんのコメントで、ストーリーを思い出してちょっと涙ぐんでしまいました。
私の大好きな作品を、こんなに思っている方がたくさんいて嬉しかったです。とはいえ、偉大な遠藤先生の作品ですもの、こちらの作品に限らずとも大好きだと仰る方はたくさんいるでしょうね。

こんな風に人を愛したいと思うし、私はもっと強くなりたいとも思います。
最近、色々と大切なものが手元から離れてしまって心が弱くなっていますが、どんな時でも遠藤先生の作品に支えられて、教えられているような気がします。
先生は私にとって、どんな時でも道を指し示してくれて、暗闇の中のわずかな光の場所を教えてくれる存在です。
死んで天国に行ったら、まっさきに遠藤先生に会いたいです。(ごめんね、じーちゃんw)
女の一生を再読して、ゆっくり長崎を巡ってみたくなり、
今度の連休に旅行に行きます。
長崎の景色をじっくり、見てみたい。
大浦天主堂には絶対に行くつもりです。
出島にも。
辛い苦しい人生でも、悲しい終わり方をしても、
キクも、サチ子も、決して不幸ではなかったと思わされました。
涙無しでは読めない本です。
純粋に人を愛すとは こういう事だと知らされているような気がします。

隠れキリシタンの人たちが どんなに苦しみ もがき悩み 命を落したかを
初めて知った本でもあります。社会科の教科書では 軽く流す程度だから。
読んだときのショックは 大きかったです。
もちろん「沈黙」でも読終えた後の衝撃で しばらく他の本を読めませんでした。

奥の深い本です。
どんなに苦しいときでも 辛いときでも神様が寄添っている。
この世に神はいないのでは!と思うときがあるけど それでも黙って寄添って
いる!
おキクさんも サチ子も後悔はなく 愛する人のために幸せだと思いました。
長崎市外海町の遠藤周作文学館に行きました。「女の一生」版画展やっていました。

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