フィリピンが好きな人！コミュのまぼろしの珈琲

まぼろしの珈琲―サリサリコーヒー・ハロハロライフ
1995、未来文化社、麻生洋央

以前、ゆみせんせいが、紹介されていた本をやっと読了。
ボントック村に珈琲豆の栽培を探しに行く。手軽な本だが、フィリピン社会のことが語られて興味深い。小説なのかルポなのか、きっと８０％小説なのでありましょう。

こんな、台詞がある「マリコン村はパラダイスじゃないが、人間の温かな気持ちを忘れていない。純粋な心の持ち主が集まっている。そんな感じの村だ。電気、ガス、水道もなく、家財道具も極端に少なく、文明の利器を必要としない彼らを見ていると、自分たちの生活って便利そうに見えるけど、人間にとって大切なものと引き替えに手に入れているという思いがして、文明って一体何なのかと考えてしまったよ。しかも僕たちは、それ無しにはもう生きていけない社会に住んでしまっている。僕たちの生活には、公害を生みながら被害者であり、同時に加害者でもある事から逃れる事が出来ない状態にまで来てしまっている。物が溢れ、便利で衛生的で、機械的な社会、お金で全てが解決できると思っている社会、そんな社会に住んでいる事が少しも自慢にならない事が、ここに来てはっきりと分かったよ」
先日、我がコンドミニアム村で自主的に省電を行った。喫茶店で同書を読んでいた私は急に暗くなったので読み続けるのを諦めた。皮肉なことであった。
横浜の山下公園に悲運の革命家「リカルテ」のレリーフがあるそうだ。

先日来読んでいた、
フィリピン国ボントク村―村は「くに」、での村の民俗や、
（1987、農山漁村文化協会、大崎正治著）
フィリピン援助と自力更生論―構造的暴力の克服
（1994、明石書店、横山正樹著）でも紹介している、チコ河電源開発問題がでてくるなど、
少しづつ脈絡が出てきた。

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 04月01日 12:01

今、フィリピンにいます。
マカティのコールセンターのマネージャー見習い中ｗ

なかなか面白い本でしたよね。

[2] mixiユーザー 04月01日 12:41

読んでみたいです

私は一度ボランティアでフィリピンに行き、眩しいほどの現地の人びとの笑顔に魅了されてから、大好きな国になりました

自分たちの国が当たり前のように行ってるもったいない事を改めて見つめさせられました

また機会があればフィリピンに行きたいです

[3] mixiユーザー 04月01日 12:51

ゆみせんせい
ミ二オフでもやりましょうか。お好きなら週末ゴルフもお誘いできますよ。

agi春眠中さま
わたしのホームのレビューに読んだ本の概要を紹介しています。
フィリピン関係は昨年６月以来、２５冊程度になりました。
よろしかったらのぞいて見てくださいませ。
今、外は大変暑い。日本の冬がよいようです。

[4] mixiユーザー 04月01日 17:22

お、いいですねえ・・・

でも、子連れ狼なんで、なかなか自由にはｗ

いずれミニオフやりましょー

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