『村瀬　恭子』コミュのセミとミミズク

静岡県長泉町のクレマチスの丘、ヴァンジ美術館にて展示スタートです　♪

http://www.vangi-museum.jp/002_kikaku/murase.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★

村瀬恭子展「セミとミミズク」
会期：2007年12月2日（日）～2008年3月25日（火）
（ただし2007年12月26日(水)～2008年1月4日(金)は休館）

村瀬恭子は、初期より少女の姿を描き続けてきました。部屋から外の様子を恐々と伺っていた少女はいつしか扉を開き外へと歩み出します。あるときは水のなかで身体の浮遊感を愉しみ、あるときは森のなかへと場所を移し、枝を潜り抜け、ときに立ち止まりながら。そして今も歩みを続ける彼女はどこで何に出会うのでしょうか。
ペインティングとドローイングによる新作で構成される本展はドイツ・デュッセルドルフで制作を続ける作家の「現在」を示します。自分という存在を確認し、他者の気配を感じ取ろうとする少女のいる物語のつづき、現実とどこかでつながっているような、生命力に溢れる新たな世界が展開されます。

近年緻密さを増す表現にもあらわれているように、
村瀬の絵画は、少女と同じく変化の最中にあります。
丁寧に置かれていく色はやがて幾層にも重なり、瑞々しい空気を放ちはじめ、絵画が包み込む湿り気と匂いは、周囲の空気と反応しあい、溶け込むことで世界の内と外の境界をも揺るがせながら、観る者を巻き込んでいくことでしょう。

［関連イベント］
アーティスト対談　村瀬恭子×日高理恵子

日時：2007年12月2日(日)　14：00～
会場：ヴァンジ彫刻庭園美術館展示ホール
要予約：TEL 055-989-8785

村瀬恭子（むらせ・きょうこ）
1963年、岐阜市生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了。1990－96年、国立デュッセルドルフ芸術アカデミー在籍。2001年「スタンダード」（直島コンテンポラリーアートミュージアム）、2002年「MOTアニュアル2002フィクション？絵画がひらく世界」（東京都現代美術館）、2003年「girls don't cry」（パルコミュージアム）、2004年「六本木クロッシング」（森美術館）、2006年個展「月と森とシダの下のかたつむり」（タカ・イシイギャラリー）、2007年「森としての絵画」（岡崎市美術博物館）他多数の個展、グループ展に参加。

日高理恵子（ひだか・りえこ)
1958年、東京生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻修了。1995－96年、文化庁芸術家在外研修員としてドイツに滞在。1998年「近作展、日高理恵子」（国立国際美術館）、1999年「日高理恵子展」（佐賀町エキジビット・スペース）、2005－06年「Chikaku Time and Memory of Japan」（クンストハウス・グラーツ＆カメラ・オーストリア他巡回）、「Rising Sun, Melting Moon」（イスラエル美術館）他多数の個展、グループ展に参加。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★

クレマチスの丘は、アートファン、そうでない方にとっても、とても魅力的な場所です。
素敵なお庭とお花、森林公園、レストラン、ミュージアムショップ･･･
この季節のこの場所は、村瀬さんの作品にとても合うと思います。

ヴァンジ美術館は勿論のこと、併設のビュフェ美術館も素晴らしく、
こちらで開催中の、ビュフェとアナベル展もお勧めです。。。　ｖ
パートナーがいらっしゃる方は、是非カップルでお越しください　☆

http://www.buffet-museum.jp/003_kikaku/buffet_annabel.html

コメント(4)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 11月21日 16:22

セミとミミズクかぁ、、、、素敵そう！！
ちょっと遠いけど、是非いってこようと思います
告知ありがとうございます＊

[2] mixiユーザー 12月10日 02:05

2日、トークショウに参加してきました　！
村瀬さん、初のトークとのことでしたが、
微笑みながら、お話しする声が、木々の葉ずれのようで、森の中へ入ってゆくような気分になりました。

サインもいただけて、嬉しかったです　♪

展示、見ごたえありましたよ。
今までの村瀬さんの作品にはなかった、人物はなく、花のみを描いた絵
や、森が描かれていない絵、などもありました。

ヴァンジ美術館は撮影が許可されているので、パチリ　★

3枚目は、トーク中のスライド。
ドイツのアトリエから見た夕焼け、だそうです。。。