ベトナム未上場（OTC）株式投資コミュのVietcombank、民営化へ向け

ベトコンバンク民営化。
当初の計画からは大幅に遅れたが、
ようやく、タイムスケジュールが出た。

計画が遅れることは、珍しいことではないので、
今後も変更することは容易に想定できるが。

「Money Japan」（角川SS）10月号にて
”急成長のベトナム市場に迫る！”
との対談（7月末）があったが
発売日8月21日になってもベトコンバンクは上場されず。
http://www.bcc-jp.com/press/2007/0814.html


06年1月当時、ベトナム株式上場市場の半数を占めたビナミルク。
優遇税制等の政策で一気に上場会社、規模を増やした06年12月。

更なる大型国営企業民営化を目指すも、
有利発行等に始まる会社法の不備や、
ベトナム企業への不信感が、外資系金融機関のレポートより露呈。

バオベト保険、IPO大失敗に終わった07年5〜7月。
為替やインフレに若干の不安は残り、
株式市場での資金調達に陰りが見えてきた現状ではあるが、
目先の経済成長やFDI（直接投資）は過去最高を示すなど、
実経済は依然好調をキープしている。

現在まで、ACB銀行、サコム銀行等、民間銀行が上場してきたが、
国営銀行となるとその規模は一桁違う。

バオベト保険の規模のIPOが失敗し、特効薬なき現状にはあるが、
国際金融市場の信用を取り戻せるよう、
地道に法整備等に着手していただきたい。


以下、Vnexpress　　2007年8月31日より翻訳。


ベトナム政府 Vietcombankの民営化に対してGOサイン。

昨日、ベトナム貿易銀行（Vietcombank）の民営化計画が
ベトナム政府により基本的に承認した。
その中で、この銀行が早期に民営化できるために有利な環境を作る。

Vietcombankの役員の知らせによると、
民営化計画の政府の正式批准決定が来週中に発行される可能性がある。
ベトナム政府も、国際基準による企業の価値の計算に関する
国際コンサルティング・会計検査の建議について承認した。
それは、Vietcombankの価値の計算過程が、他の企業より短くなることと同様の意味である。
財産の統計、再度計算、登録価値の会計等の過程が削除される。

Vietcombankが民営化した後、政府がこの銀行に、最良国際基準による企業管理方式を適用することを承認する。
この政府の決定は、今までの投資家の恐れを削り、
「新しいビン、古いお酒」の危機について、Vietcombankが民営化の後に引き続き国営企業の体制で活動する。

Vietcombankの役員によると、
民営化計画の中で政府が戦略パートナーの選択に対して特別に関心を持つ。
従って、古い計画では、まずIPO発行時点を確定した後、
戦略パートナーに売却株価を決めるが、今、政府が戦略パートナーの選択条件が高め、
IPOの時期を緩くするため、VietcombankがIPOの前に戦略パートナーを選択することができる。
また、外国戦略パートナーに売却する株価がIPOの株価と独立であり、Vietcombankが独自で政府に提案する。

「外国戦略投資家を探すために株価が唯一の重要な要素ではない。
　技術支援、投資協力、特に上場後の協力に関する約束である。
　ベトナム政府は良い約束を出す外国投資家に対して優先する。
　また、政府が逆にVietcombankに対して優遇な制度を適用する。
　それに、外国投資家に対するルームが最大限15％よりオープンする可能性もある。」

現在、Vietcombankが省略リストにある投資家との交渉を2回で完了した。
民営化計画を批准してから1週間後、各パートナーが最終の提案を提出する。

9月20日、Vietcombankがこれらの提案を政府に提出し、
正式に批准された場合は、10月上旬に外国戦略パートナーへ正式に公表する予定。





大木健司(Kenji Oki)
株式会社ブルーチップ・コンサルティング
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