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Q-ILL キューイルコミュの2002年言葉の羅列 長編

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*******************************************
真夜中.静まり返った街.車の行き来する音を聞きながら.
いつもより太めに巻いた煙草に火をつける.

何日も何日も同じ悩みに悩まされていた.
前に向いている事と後ろを向いている事の違いが解らずに
確かな情報だけを掻き集めていたはずだった.
長い事痛む事を忘れていた奥歯がきしむ.
お前は俺なのか?ガラス越しに映る他人.
いつまでも続く長い螺旋の道のりの最後は
月曜の来ない日曜日だった.たしか空は晴れていた.
身支度を整える.温度差で曇った窓を開け空気を入れ替えた.
時計は思った程動いていなかった.
昨日した約束はことごとく破られ.
クニクの策だが状況を笑った.
微笑んだと言うよりも笑ったマイナス 思考
誰も叩く事の無かった扉を無意識のうちに開けていた.
中にはテーブルにリンゴとチーズが置いてあった
誰の物なんだろう?誰の物でも無いみたいだ.
リンゴとチーズが喋り出す
俺は俺お前はお前.俺はここには居ない.
世界中探してもどこにも存在すらしない.
ただお前の頭の中に浮かび上がった虚像.
見くびってたあいつを殺してしまえ.
目の前に銃が落ちている.
気がつくとその銃口は俺の方を向いていた.
酸素を吸っている.太陽が登る.緑が茂る.くり返す.
皆既日食を過ぎてから三日三晩.
音楽に沈み.音楽と溶け合った.
やっと逃げる馬車が用意出来た頃
心の中に居たあなたは2次元の存在に成り済ました.
本当に欲しい答えは誰が知っていますか?
ブルーのベルベットが引かれた惑星での
誰もが答えを求めた.
私はそれを知っていた.しかし教える事は無かった.
教える必要が無かった.
言葉にならなかった.
聞く耳を持っていなかった.
引き金を引く準備が整った.音を立てて崩れた.
キチガイじみた三日月は紺色の空が浮かべた薄ら笑い.
イジの悪いゲームが続く.
街中のトラップをすり抜けて加速する.
街中のモラルをすり抜けて加速する
その儀式みたいなドライブはブラックホールを軸にして
何度も行われた.そのゲームに参加したいですか?
夢で自分を信じれるようになった時から.
耳鳴りのように耳を閉じているのに聞こえる.
毎朝毎朝.月と太陽が入れ代わるのを眺めていた.
空になり満たされる事を求めた.
時代が変わった瞬間だって理解していた
とても冷静に.
平成.昭和.大正.明治.感傷に浸る午前0時
願った数々と祈った数々.
足しても宇宙のゴミになる事は無いだろう.

終わったと思っていた電話が喋り続けている
この世界の中で常に起こっている新しい事を説明しているようだった.
信じる事が何を意味するのか.
信じない事が何を意味するのか.
しびれをきらした言葉の多くは
舌の上を滑り落ちて行った.
シベリアに向かっていたあの男も
そろそろ目的を達しただろう.
切りそろえたボロ布を朱に染めた
毎日呼び止めているはずだった.
見失う事は無いと思っていた.
いつの間にか手から忘れかけていた記憶を握りしめた.
美しいものには無条件降伏し続けた.
有頂天.無情で引っ掻き回す衣装ケース.
ビスを打ち込んだ過去の形跡は
跡形も無く風化した
苦し紛れに吐いた冗談を
鵜呑みにした結果だった.
曇りのち雨の午前2時
来週が懐かしくなったとでも言うのか?
以前から知っていた明日に怯える.
価値観が崩れ去った.
まじかに見たオレンジの花は
緑色の果実をつけた
明日が終わってしまう前に今日を過ごそう.
じきに奥歯の痛みもおさまる.
無駄足だったが笑っていた.
笑っていたと言うよりも微笑んでいた.
前に見た事あるような現実を
精一杯演じて楽しんだつもりだった.

力任せに感情を押し込んだ.
淫らなまでに裸になった.
かたくなに閉じていた時間と沈黙.
きっと明日になれば朝がくるだろう.
右に傾き出した月は地球の影を浮かび上がらせた.
しだいに迫ってくる何か.
しだいに息をする回数も少なくなっていく.
間違えていたと思っていた正論.
思い返してため息をついた.
ヨーロッパの北の方
たしかそこには楽園があるという.
シュミレーションばかりしていたあいつを横目に
仮想現実が現実になった.
もう戻る場所は無い.
込み上げていた怒りも
いつの間にか姿を消していた.
そんな今も宇宙は膨張し続ける.
真夜中.花の先に止まったハチは
綿のような雌しべのベッドに横たわる
無実が無秩序に並ぶ
大木が種から教わる
夢中に喋りあう宇宙論
無重力の雨降りは気持ち良く.
しばらく息をするのも忘れていた程.
私は旅をしていた.
刷り込まれた潜在意識
記憶の綱渡る現在の知識
解ろうとはしてもらえない.
そろそろリンゴとチーズは食べ終えましたか?
とヒゲの長い白髪の老人に肩を叩かれたのであった.

何処へも向かう必要が無いと知った夜.
断片的な記憶喪失にかかった.
まがった道を歩いてる.
何となくしか思い出せない帰り道
何となく立ち寄った.
過去と未来の交差点.
縞模様は白く気高く灰色のアスファルトを見下しているようだった.
白色は踏まれている事に気付いていなかったのだ.

随分と長い道を歩いて来たようだ
目的地はまだ見えない.
砂荒らしに背中を押されて
ただ何となく歩いてる.
方向感覚はとっくの昔に失った
糸の切れたゲイラカイト
ちょうどデータの受信量は50メガバイトを越えたあたりで
大きな選択をしなければならなかった.
最初はとても戸惑った.
知ってる道を行こうか
知らない道を行こうか.
くだらない独り言を口の快楽の為だけに吐き出しながら.
一つも見た事のない道を選んだ.
途中険しい山道になり雨が出迎えてくれた.
当分先には行かせてもらえないらしい.
腰を下ろして2本目の煙草に火をつけた

昨日の午後に入れたミルクティーは今だ冷めず.
息を飲む瞬間に辿り着いた場所は
山道が夢だったかのようなもっと険しい山頂だった.
とっくに手足は痺れ沢山の事を思い返しているようだった
とある日目をつぶり一日中過ごした日の事.
闇はなかなか心を開いてはくれない
不器用にも手のつなぎ方すら知らない
研ぎすまされる.よし.いたって冷静だ.
別世界.音が支配している.
色.景色.認識.まるで自分と出会ったようだった.
闇の中に存在する自分は無限だ
何処までもの意識が味方する
誰もが見えて無い暗闇の世界で
俺は着々と計画を進めている
方位磁針が狂い出す.闇の中踊り出す.
擦り傷など気にせず
言葉の羅列に繋がるキャラバンは
見えなくなる程に繋がっている
一歩ずつしか進まなし目はくすまない.
電話のベルが鳴る.現実と超現実.
矛盾にも引き戻されたり押されたり.
幻の中に我を見る.
今さっき入れて置いたミルクティーは冷めていた

悲しがる事は無いよ
寂しがる事は無いよ
交わる事は無いよ
始まる事が無いなら

感情と感傷の狭間に出来たダンジョンは
とても深い.
どれぐらいに深いかと言うと
地球から冥王星までの距離の2倍
今さっきボイジャーが通りすぎた辺りだ
よじれた時間の感覚に複数の宇宙が存在する
同時に走り出すMIDIの動悸のようだ
呼吸の中で全てをまかなう儚い百年あまり.
周りは周りではやし立てる.
話し掛けると早足で逃げる
写した真実はコピーライトされて
シュミレーションという本番に流れ込む
文字どおりの路地を通り
月を見るために高台にやって来た
時計は午前3時を指していた
鳥の声も聞こえない
目は写真機のように目蓋を閉じる
目蓋を閉じている間の世界を私は知らない
今まで見過ごして来たもの
必然的に見えたもの
楽園と地獄が共存していた
話し合いで解決を求めたが
話し掛けないでくれという答えだった
文字どおりの路地を通り帰路についた
蜃気楼の街で過ごした3日目の朝方だった.
吐く息は白い.ミルクティーにはもう膜が出来ている頃だろう.

何度も夜は流れて行った
何度も夜は帰って来た
汽車に乗って遠くに旅した感覚
好奇心と恐怖を冷静に黙視していた.
とうてい牧師にはなれなかった
いつまでも花は枯れなかった
いつも時間の狭間を誤魔化して来た
慣れない手付きで生きて来た
寒さで口も開かなくなるような
春が待ち遠しくなる自然.桜.
かき乱れて居た感情も散る
ビルはいつまでも伸び.
エレベーターは下降し続ける.

翌日私は午後4時過ぎに目が覚めたようだ.
どれだけ眠ったのだろう
体と心が離れている間も
愛を忘れた事があっただろうか?
捨てる事や手放す事を恐れ続けて
何も拾えなくなってはいないだろうか.
理不尽にエレベーターは上昇し,
どこにも下ろしてはくれない.
愛が憎しみの種だと言う事.
憎しみを奥歯で噛み潰し
うつぶせになり両手をあげる.
いつも他人だらけの街は味方してくれた.
誰一人も話しかけて来る気配も無く.
ただ独りになれた.
苦いエスプレッソですら甘い思い出に姿を変えた.
いくつかの赤い光で街は呼吸していた.
晴れと曇りの中間で夜には雨が降るそうだ

歩けど歩けど先は見えず
諦めず寄り道して見た物や聞いた事.
数日前まで腫れ上がっていた足も
いつの間にか良くなっていた.
病と気を離す方法を知った.
夢と幻の間に現実が挟まれ
何一つとして変わらない.
いつもギリギリまでチャンスを見計らう.
どれだけ劣勢であっても.
家を一歩出るとそこらじゅうに
トラップが仕掛けられていた
未来を思い出してことごとく
トラップを避けて歩いた
まわりに居た人々は
憶病者とか偽善者だとか
褒め言葉を並べる.
いつも誰かと比べてる.
そこに何の意味も無いのに.
しまいには右手を挙げて歩く行為ですら
真似する者が出て来た.
俺は自分が信じた道を歩き続ける.

汚い物を見るような目
人を見くびる目
欲にまみれた目
ダレノタメ?

1週間たった今
何度の正夢と出くわしたか指折り数えてみる.
エレベーターが上昇し続ける夢は初めての経験だった.
まだ朝は暮れておらず.闇と複雑に絡み合っていた頃だ.
一分.1秒......スライドショーの終わりは知らない.
汚いものと綺麗な物の差は価値観でしか無いと言う事が
あまりに伸びきった髪が意味していた事だろう.
どこまで走ったら自分と溶け合うのだろう.
未来は進むし過去は殖え続ける.
膨大に膨れ上がったわだかまりが襲い掛かる.
必死で逃げようとしていたが立ち止まった.
襲う事は襲われる事と同じだと思ったからだった.
時計は進み続ける.
時間は進み続ける,
もうじき1問目の答えが出始める.
どこにも答えは無い.
やりたいことをやれなくなるようなプライドを捨てた
月に照らされた山小屋で鳴いた狼が流れ星を呼んだ.
起きたら又夜だった.
1日がループしながら瞬間がループする
ウォ−クスルーのスタジオが今日からの仕事場になった
音の粒を寄せ集めて.言葉の羅列を書き集めて.
何が全て?
さじ加減で生まれる膨大なマージン
花束は未だバージン
肝心な事ばかり見逃して
色が綺麗だとか話を伸ばして
本質に触れるのを怖がっていた人達

花瓶から首切り坂に向かう道は
ミクロだかマクロだか分からなくなっていた
体温が2度程あがった頃に
ほうき星が降った.まぎれもない事実.
太陽は宇宙の脳みそ
鍾乳洞息吐く呼吸音

一定の時間を見つければ
それがチャントにつながるだろう
一定のループ
一定の法則
一定のリズム
一定の呼吸
一定の数字に
一定の繋がりが
一定の早さで回る
もはや無限でない宇宙は
外側から感情を流し込む
記憶の中の記憶の中の夢の中
記憶の中の記憶の中の記憶の中の夢の中
まるで現在は未来の為の記憶貯金みたいだ
また思い出し笑い
過去は笑う為の素材で
憎む為妬む為の物では無い
表裏一体使い分けはとても難しい
中心に身を置く為のチャント

ループし続けるグルーブ
吸って吐いて

お前がもし武器を持たないなら
分かりあえるのかも知れない.
心拍数はさがり息の強弱を大きく弱める
まるでそれは木が呼吸しているかのようだった.
その頃
未来的意識失ったカイトは
宇宙の塵になった
キリギリスの演奏で蟻は頑張れた.
消去されたデータ.
幸せのメーター
αとβ
制裁

言葉が先導するリレー
比例と反比例
時代の死骸
心と機械
理解

キチガイじみた町だけは今だ変わっていない

期待と行き違いまた
知りたい欲求の頭文字を掴む
深くした呼吸
今週末から先週末にワープ
先週末から来月末にシンクロ
ジンクスかき消す
ノートとペン差し出す
ミルクティーかき回す.
自分探す
魔が指す
傘さす明日.
マスメディア砂嵐
大海原に一人

お前がもし武器を持たないなら
分かりあえるのかも知れない.
心拍数はさがり息の強弱を大きく弱める
まるでそれは木が呼吸しているかのようだった.
その頃
未来的意識失ったカイトは
宇宙の塵になった
キリギリスの演奏で蟻は頑張れた.
消去されたデータ.
幸せのメーター
αとβ
制裁

言葉が先導するリレー
比例と反比例
時代の死骸
心と機械
理解

キチガイじみた町だけは今だ変わっていない

期待と行き違いまた
知りたい欲求の頭文字を掴む
深くした呼吸
今週末から先週末にワープ
先週末から来月末にシンクロ
ジンクスかき消す
ノートとペン差し出す
ミルクティーかき回す.
自分探す
魔が指す
傘さす明日.
マスメディア砂嵐
大海原に一人

俺が十五回目に目を覚ました時は
フルハシ個人になっていた150年前より意固地になっていた
思い出しながら歩いた
忘れながら進んだ
憶えた事も徐々に形になる頃
おぼろ月夜に遠吠えする狼
他に.神は?宇宙からはみ出した.
めくり続ける紙芝居.
フリースタイル.
狂人と教師が表裏一体だった中世に
記憶のかけらは一致.
湿地帯抜けた
心技体鍛えた.
羅列の二枚歯を毎晩.
海岸線半眼でかがんで
太陽が海に溶けてくのを眺めてる
夢と超現実.現実と寸劇
瞬間的に無重力になった空間は
つじつまの合わないドラマ
本当が混沌に紛れ込む
鷹の視野保つ


肯定的否定的.ましてや人間的.
歴史にせき止められた大河.
毎晩毎晩.
懐中電灯で照らした明日は
その全景は見せなかった.
霧にも似た白いもやは
心が青く氷ったマイナスの世界にも姿を現わした.
オレハダレダ.
散々の疑似体験は閑散とした住宅街に消え失せる
二次元から数えて6個目の角を曲がった
分かった事が分かった
変わった事が分かった
体温が一度下がった
電車の窓には移り変わる景色と動かない自分

ピンチがチャンスとも知らずに逃げ回っていたよ

苦みを増した果実は何故か
風の丘の頂上にある1本の木にしかならなかった
町の人達はそんな物無いよとからかった

誰も知らない時間を知ってる
アスファルトとタイヤが擦れる音なんかしない
一瞬の過去.今.しがらみの嵐が去る.

九十度.十九度.執着心.手術後.
互い違いを哀れむ.
河は上から下に流れる
探す行為すら錯角を起こす.
時間に足跡残す.

言葉の羅列だけでハイ
47文字ナンセンスを掃除

音は誰の物でも無い
色は誰の物でも無い
影は誰の物でも無い
果たして誰一人として同じに見えてるか
聞こえてるか分からない物を
誰の物と言えようか.

迷宮の出口.そこは夢の入り口だったのかも知れない.
武装非武装ジグソーパズル
畜生道.暴投.労働.本当の暴徒.
ルート違いの道路行き違う.

1グラムの神様がおりて来た


諦める事と受け入れる事が表裏一体だと分かった瞬間に
時間は過去が先に見えるようになった

言葉の羅列は終わる事なく
影を追いこす光のように
現実に溶けていった.


*******************************************

コメント(3)

もらってきマース
映像的っすね!痺れました。
ケソスケ>
うれしいねぇ.2002年ドープ期のやつだから
ちと病んでるのは否めないですが.
本人も久々に読んで意外と気に入ってます〜
言葉の描写世界!
2002年ドープ期を通り抜けた今期はまさに
ACEYALONEに似た、突き抜けたドープだろうね。
否が応でもHIPHOP!!!
風貌はCOMMONだけどさ〜

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