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ベルリン・フィルコミュのBPO日本ツアー2008

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英語版のEMIのサイトにあるSimon Rattleのページに
コンサート・スケジュールが掲載されているのですが、
どうやら2008年もBPOがRattleと共に日本ツアーを行なうようです!
時期は11月下旬。
すでに、公演日程、公演場所、プログラムも確定しているようです。

BPOのサイトや日本語版のEMIのサイトではまだ発表されていないのですが、
信憑性のほうはどうなのでしょうか?
(お詳しい方、情報提供よろしくお願いします。)

どうやら今回はブラームスの交響曲をメインにしたツアーのようですね。
3種類のプログラムのうち2つはブラームスの交響曲2曲ずつを、
残りの1つはストラヴィンスキー、ハイドン、マーラーなど多彩な選曲。

9月にウィーンフィルとムーティが来日しますが、個人的には
BPOのツアーのほうが楽しみです!
チケットがうまく手に入るとよいのですが…。

英語版EMIのサイトはこちらです↓
http://www.emiclassics.com/artistconcertdates.php?aid=72

コメント(75)

ベルリンフィルの来日コンサートでアンコールは、10年前、アバドがドビュッシーの後に火の鳥をやったくらいしか記憶にありません。カラヤン以来の伝統でしょうか。
アバード指揮の来日公演はマーラーとトリスタンしか聴いていないのでわかりませんが、ラトルは前回、前々回の来日公演でもアンコールを演奏しています。

ラトルはアンコール曲名を日本語頑張って言うのですが、コンサートマスターが安永さんでないとちょっと変だったりするんですよね(笑)


前回はエロイカの日にシベリウスの鶴のいる情景、英雄の生涯の日はスラヴ舞曲(ハンガリー舞曲だったか、記憶曖昧)、前々回はフランス・プログラムの日にマ・メール・ロワの終曲でした。

ちなみに今回は全プログラムでアンコールなしの予定です。
まあラトルのことですから、ゲネプロで突然やるっていいだすかもしれませんが(笑)
>MITSUさん、聖愚者さん
ありがとうございました。
>@りゅりょさん

今回はテレビ収録はないそうです。
残念ですね。

27日だけでもとってくれたら、と私も思うのですが…
今日いかれた方に感想うかがいたいです。
自分は、前半と後半でかなり違った印象をもちました。
ちなみに席はRA1列の足元にコントラバス、目線を上げると木管の1列目が並んでいる位置でした。

フレンチのコースを食いに行ったら、いきなりメインの肉料理が出てきたが、生煮えでスパイスもうまくきいてなかった、って感じです。1番はこのコンビで聴くのは生でもメディアでも初めてですごく期待したんですけど、ちょっとハズレでした。「この曲はこうして聴かせるんだ」という確信が音楽から伝わってくるラトルですが、1番ではなかった。もちろんBPOのブラームスですから悪かろうはずはない。2楽章の木管ソロなどため息が出るくらいうまかったし、後になるにつれていつもの重心の低い、いかにもドイツ的な音は出てきました。しかし、音楽がなんとなくサラサラと安易に流れていくんですね。イージーリスニング風ブラ1。それに「ため」がなかった。上滑りする箇所が多く、聴こえてくるはずの音が聞こえてこないもどかしさもありました。

それが、一転、後半の2番は、ブラームスの田園と言われている、この曲の特質が最高にうまく出ていました。4年前の来日でもやってますが、その時は非ドイツ系の曲を聴いた後にこの曲でしたから、やっとドイツのBPOに会えた、なつかしい感じがしました。今回の印象はちょっと違いますね。のびやかな歌にあふれ、よく鳴り、そしてフィナーレの輝かしい爆発。最後は体が震えるような感動を味わいました。ドイツ風な質実剛健さより歌を前面に出すという確固としたラトルの意思が感じられました。2番はそういう曲ですよね。計ってませんがおそらく4年前より演奏時間は長かったのでは。それくらいじっくり歌いこんでました。特に2楽章が絶品。前回は安全運転した感のある終楽章も、今回はたたみかけてくるような迫力に歌が混じり、スリリングでありました。このコンビの熟成を感じました。
聞いてきましたexclamation ×2


生まれて初めてのベルリンフィルでしたので、何て言っていいか分かりませんが…あせあせ


1番はラトルの指揮がちょっと暴走してた感じを受けましたあせあせ(飛び散る汗)

合わせようとすると、セクションごとに流れのズレexclamation & questionが生じ、どことなく中途半端なぎこちない演奏になってしまったような…

もちろん素晴らしかったのは言うまでもありませんし、安永さんを始め、ソロも素晴らしかったexclamation ×2


逆に2番は「ベルリンフィルここにありぴかぴか(新しい)」を強く感じさせてくれましたexclamation ×2


おっしゃる通り、今までのブラ2とは別物に感じるくらい、流れを重視した歌のある演奏でしたねるんるん


フィナーレの迫力は身震いするほど興奮しましたうれしい顔衝撃


どちらも聞きにきて良かったとおもいますexclamation ×2

サイコーでしたうれしい顔指でOK


ホントなんと言っていいか分かりませんが、私の感想もこんな感じですバッド(下向き矢印)

参考にならずすみません涙
はじめまして。25日の演奏を聴いてきました。詳細はこちらからどうぞ。

http://www.geocities.jp/lastnightconcert/081125.html

首席奏者など違っているかもしれません。遠慮なく突っ込んでやって下さい。
ベルリンフィルの魅力ってなんでしょうね?
多くの人々が(評論家さんが言ってるせいかもしれませんが)言っている「ベルリンフィル」の魅力というのが、もしカラヤンが指揮していた時代に鳴り響いていたようなサウンドのことだとすれば、それはもう過去のもので、今のベルリンフィルに期待するのはナンセンスです。

よく「アバドからラトルになってカラヤン時代の音が戻ってきた」というようなことを言う人がいますが、それは妄想だと思います。

メンバーのほとんどは入れ替わり、オーケストラの響きはアバドとの共同作業の結果、格段にクリアーになりました。
そして、現在ベルリンフィルの看板奏者の多くはアバドの時代に入団した楽員であることも忘れてはいけないと思います。

つい先日、カラヤン時代からベルリンフィルの低音を支えているクラウス・シュトールさんはハッキリと3人の芸術監督とつくってきた音楽の特徴について私に語ってくれましたが、その内容から察するに、ラトルとつくっているサウンドをカラヤンの時のそれとならべて議論などしたら、彼はきっと悲しむでしょう。

ベルリンフィルは自分たちの演奏のスタイルは脈々と伝承していますが、彼らの響きは、その時々の芸術監督と時間をかけて創造しているように思います。

マナブさんお気持ち、私も少しわかります(笑)
私もプレートルの演奏は大好きです。
でも、あのようなタイプの演奏はウィーンフィルという楽器だからこそ効果を発揮するものと思います。(ベルリンフィルはプレートルとは、実は仲違いしています)
ある演奏を超えるか、超えないか、は聴く者の主観ですから非常に難しいですが、これから何度となく聴くであろうブラームスのシンフォニーを、プレートルの演奏と比較すして聴くのではなくて、どんな新しい響きやスタイルのブラームスを聴かせてくれるか、自分の知らなかったブラームスを聴けることを楽しみに、そんな風に聴かれてみてはいかがでしょうか。(余計な突っ込みでしたら申し訳ありません)


あとは、今回のプログラミングは第1→第2であることも考えてみては如何でしょうか。
ラトルは一晩のプログラム全体を通して、どのような演奏を目指すかを考えている指揮者ですから。
勿論、ラトルがブラームスの奇数番号のシンフォニーをあまり採り上げてこなかったのは、得意でないからだと思いますが、それを前半にもってくることで上手くカバーしたとしたら、してやられたりです(笑)
3年ぶりのベルリンフィルでした。
演奏後 拍手に応えて登場したサー・ラトル、
片手にビールビール… ムード
来日のプログラムが発表された時、なんと陳腐な、それに、聖愚者さんのおっしゃるように「芸が無い」と思いましたが、聴き終えてみると、とても満足のいくものでした。「こんなBPOが聴きたい」「BPOの魅力」というのは人それぞれでしょうが、私が聴きたいBPOは今日の3、4番と昨日の2番で存分に聴けました。それに、昔からいろんな指揮者がやっているブラームスや田園だから、このコンビの現在の立ち位置が明確にわかったというのもあります。

マナブさんのおっしゃるように「古楽演奏のように各声部の輪郭をはっきりと分離させ、音の見通しをよくしたい」というのがラトルの特徴で、それは今回の田園とかワーグナーのリングなどで最高の形であらわれていますが、今日の3番の出だしは、輪郭のはっきりしないボワーんとした音で、あれって思いました。でも、これもよし。進むにつれてクリアになっていくのは、やはりラトルですね。2,3楽章を続けて演奏するのは良いアイデアと思いましたが、4楽章の前は休みを入れてほしかったな。聴きなれた3楽章の印象が今日は違いました。重厚な響きの4楽章が終わった後の感動の沈黙をやぶるブラボーマンがいなくてよかった。

今日はソロが変わっていましたね。木管は誰がふいてもうまいものですが、ティンパニー奏者の違いをこれほど鮮烈に感じたのは初めてですね。

今日は第1バイオリンの後ろの2列目できいてましたが、昨日と比べて音量音圧がさらに上がっているような気がしました。特に低弦。4番の終楽章は凄い凄い! どうもスタブラヴァさんがコンマス時には音量が大きいような気がするのですが、たまたまでしょうか? 聖愚者さんのご意見もわかりますが、私はカラヤン時代のBPOに郷愁を感じてしまうのです。生カラヤンを聞き逃しているもので、生だったらこんなんだったかな、と想像(妄想?)するしかないわけで、今日はそれが満たされた気がしています。

今日(ブラームス3、4番)聴いてきました。
あしたも行きます。ラトルが得意とする『田園』に、期待します。






ほかに聴かれたみなさんどのようなご感想をお持ちか、
ぜひ知りたいのですが、
個人的には、今日はあまり良くなかったように思いました。

いまも、なんだかどう考えて良いものか、
もやもやした気分で、困惑しています(苦笑)。




テンポ感に落ち着きがない(速いとか遅いではなく)という印象を受け、
つまり、あまり練習せずに「流した」感じがしました。
特に3番の三楽章、4番の二楽章などは。
4番の一楽章も最初のほう、なんとなく揃わなくて怪しかったです。


両曲とも、最終楽章の最後のほうでffの音楽のときだけ緊張感を上げて
それなりに盛り上げれば、まぁいちおう客は納得するだろう…、
というような、「手抜き」を感じました。


こういうことはウィーンフィルでは結構よくあること(苦笑)ですが、
ベルリンフィルでこれは・・・・・と、少々がっかりした
思いでいます。
皆さんは、どうでしたか??

2日目に行ってきました。ただ残念ながら前半しか聴けませんでした。詳しくはこちらからご笑覧下さい。

http://www.geocities.jp/lastnightconcert/081126.html
とっても行きたかったのに、3日目行けませんでした(涙)・・・。

どなたか、本日行かれた方のレビューを心待ちにしています!

川崎と今日聴いてきました。
同じプログラムでしたので、比較をしてみると、曲作りに大きな差はないですが、メンバーを一部入れ替えていたり、メンバーのモチベーションが少し違ったように思います。

あとホールの響きの差が大きく出ているのかな?と思いました。
もちろん席によっても聴こえ方はかなり変わってくるのでしょうが・・・。

私、個人の感想としては、川崎の演奏の方が、全般的に完成度が高かったと思います。

ちなみに、ブラームスの4曲は、ベルリンを発つ直前、通常の定期(13、4日?)で演奏していて、ベルリンの定期をそのままツアーに持ち込むというラトルなりの挑戦だとプログラムに書いてありましたね。
(既出でしたらスミマセン)
>sigさま

コメントありがとうございました。さすがに「なれ合い」とは書きませんでしたが、演奏の様子を見る限り良好そうに見えるラトルと団員たちとの関係が、将来演奏上の緩みとなって現れるのではないかと危惧したので、ああいう書き方をしました。杞憂であることを祈りますが。
場面によって団員に任せるのは、指揮者が長い間手塩にかけて育てたオケとの間で通常起こりうることだと思うのです。それを就任してまだ数年のラトルが天下のベルリン・フィルに対してやるのは、いかがなものでしょうか?ラトルには、自分のやりたい音楽をやるべく、もっと団員たちを刺激してほしいと思います。

>神沼さま

引用不正確、たいへん申し訳ありませんでした。
お書きになられていたのは、「仲良しクラブ」でした。すみません。

ともあれ、ご感想に共感することに、変わりはありません。




きょうも、なんだか自分の中で演奏の印象がもやもやしたままで、、
気になってしまい、
ドイツ語・英語のニュースを色々ウェブ検索してしまいました。



すると、、だいたい私の思ったようなことはもう2年くらい前から、
とくにドイツでは、
『Welt』などの有力新聞の記事や評論によって、多く言われていることがわかり
ました。

もっと以前に調べておけばわかったことで、
ご存知の方も多いことなのでしょう・・・。



日本の日本語では、ほとんどそうしたことは分かりませんね。
不思議なほど、
カラヤン称讃言説とアンチ・アバド言説だけは、大量にあるのですが。


やはり、ベルリン・フィル楽団員の約3分の1はアンチ・ラトルだが、
約3分の1は高く評価し心酔している、という状態だと、
英国の『Independent』紙の記事にありました。

「A source at the BPO said a third of the orchestra were unconvinced by him, another third were said to be "floating voters", and only a third were devoted to his methods.」
 (http://www.independent.co.uk/news/world/europe/berlin-orchestra-may-force-rattle-to-drop-the-baton-815418.html)

いまのところ、残りの中立的な3分の1が反ラトルにはならなかったため、
今後1〜2年かけて2012年以降の契約について検討を続ける、ということに
なったようです。


また、「仲良しクラブ」の件で言えば、ラトルとオーケストラとの緊張は
人間関係によるものでは全然なく、音楽解釈によるものであることが
悲劇的な結果を招きかねない、というような記事もドイツの『Welt』に
ありました。
それから、就任前から言われていたことですが、ブラームスとブルックナーを
ほとんど振ったこともないし振ることもできない指揮者がシェフでいいのか、
ということも。

「Obwohl ein ausgewiesener Mahler-Experte, gelang es Rattle nicht immer, Interpretationen von großem symphonischem Atem zu schaffen, tragfähige, bogenförmige Strukturen zu spannen. Insbesondere kritisierte man seine Abstinenz in Sachen Bruckner und Brahms. 」

(http://www71.sevenval-fit.com/welt/deeplink/welt/berlin/article1928649/Verlaesst_Simon_Rattle_die_Philharmoniker.xmli)


上の文中で、「緊張をたっぷりと長いtragfähige構造でつくれない」「大きな交響的な呼吸 Atem を用意することができない」というようなことが言われていました。


たしかに昨日も、『田園』で、5楽章に入って2分ほどのころに、
私の近くに座っているお客さん達の集中が切れてしまったのが感じられ、
内心、
「…ちょっと、もうちょっと緊張力を持続してよ…!」

と思ったのですが、オーケストラ自体がいまひとつ集中していないようにも
私も感じました。




ラトル・・・・・わからなくなってきました。
未完成なのか、それとも、結局才能がなかったのか。
彼のいつもの営業スマイルの背後に、強い創造性は秘められているのか、実はないのか。


もうしばらく、見守りたいと思いますが、
演奏を聴いてと、こうして諸々の新聞記事などを見た限りでは、
場合によっては、このコンビでの来日は今回が最後になったとしても、
驚くにはあたらないのかもしれませんか・・・。

27日の演奏を聴きました。
私の印象と、みなさんのコメントにズレがないので安心しました。
正直「生涯初のベルリンフィル体験はこんなもんか?」と思ってしまったのです(ただし、マーラーの歌曲は文句なしに最高でした)。

あと、昨日の2ndトロンボーンの女性はいったい誰なのでせうか?
どう見ても日本人だった。パンフにも載ってない〜。
 
私も、マーラーの「Ruckert-Lieder」は本当に素晴らしいと思いました。
繊細で、崇高なppもありました。

>sigさま
ですよね!

ほぼフル編成の状態で、あそこまで繊細なppを出せるなんて!
すごい衝撃を受けましたよ。
歌と完璧にからみあってましたよね。
>55
アゴーギグが大袈裟かどうかはあくまで相対的だと思います。

そもそもテンポは作曲者の指示が無ければ一定であるべきなのか疑問です。

小生フルトヴェングラーのアゴーギグは極々自然だと思います。

相対的にノイエザッハリッヒカイトの指揮者あるいは「交通整理」しか能が無い指揮者が余りに多いためにフルトヴェングラーの演奏がエキセントリックに聞こえるだけだと思います。

わたし個人にとってはフルトヴェングラーの演奏の方が音楽にとって自然だと実感しています。

音質に関してはフルトヴェングラーのレコードやCDにはカルショウなどがプロデューサーをつとめた晩年の録音など極一部を除いてを除けば今日の最新録音には劣るのは明らかですが、では何故そんな粗悪な録音が今でも人気が衰えないのか?

答えは明らかだと思います。
> Bach42Bさん

あの女性奏者は日本人だと聞いています。
アカデミーの人ではないでしょうか。
今回のアジア。ツアーでは何人かのアカデミー生が参加していますので。

。・。・。・

何故今のラトルとベルリンフィルに、カラヤンの時のようなものを求めて演奏会に行こうとされるのかが、正直私にはまったくわかりません。

というのも、ラトルがどのような演奏の志向を打ち出しているのかは、既にリリースされたいくつもの録音、ラジオ等で聴ける現地の定期演奏会の録音、様々な論評などから明らかですし、既に2度の来日公演を行っているわけですから・・・

それに、芸術監督の仕事は自分が指揮することだけではなく、一年間のプログラム、客演指揮の選定など、オーケストラ全体のことを考えてさまざまな事項を決定してゆくことも重要な仕事です。

ベルリンフィルの客演指揮者とプログラミングをみれば、ラトルがベルリンフィルを自分の玩具にしているのではないことは、明白です。


いわゆる「カラヤン時代のような」響きを求めてベルリンフィルを聴くなら、ハイティンクやバレンボイム、そして小澤征爾の指揮するベルリンフィルを聴くことをおすすめします。
特に小澤征爾は、何人かの団員が「カラヤンとやった時のことを思い出させてくれる演奏をさせてくれる」というようなことを言っていましたから。


ベルリンは決して遠くありませんから、来日公演でわざわざ高いお金を出して気に食わないラトルとの演奏を聴くよりも、現地に行って、そういう指揮者とやる演奏を聴かれた方が「感動」できるのではないでしょうか。


ここでラトルのことを擁護しようなどという気はありませんが、一つはっきりと申しておきたいのは、指揮者が「指示を出した、出さない」程度のことで、アンサンブルがとか、馴れ合い云々などと言われているうちは、音楽演奏のことは何も分からないと思いますよ。
目に見えた情報だけにまどわされないほうが良いです。

聴衆が演奏について論評するのは悪いことではありませんが、音楽づくりのことは、演奏現場(リハや舞台裏のさまざまなこと)に接していないと、絶対に分かりません。

たかが来日公演の演奏を聴いたくらいの日本の聴衆に「ベルリンフィルの将来」を心配してもらおうなんて、誰も思ってもいないですよ(笑)


まあ、いつの時代も、少し前の時代を知っている人はその時代のことを良かったというもので、カラヤンを聴いた世代は「カラヤンは凄かった」というし、フルトヴェングラーを知っている世代は「フルトヴェングラーは良かった」というんです。
フルトヴェングラーの生演奏を聴いた人に話を聞いたことがありますが、多分もうよくは覚えていないだろう遠い昔のことを、まるで昨日のことのように語ってくれましたよ(笑)
>聖愚者さん
なるほど、トロンボーン女性はツアー帯同のアカデミー生なんですね。ありがとうございます。2ndを吹いてましたが、とてもきれいな音を出しておられたので、ぜひ名前を知りたいと思った次第です。トロンボーンのような、ある意味「男社会パート」に、女性が進出するのは「大変だなぁ」と思う一方で、新風を吹き込んでくれる期待感もあります。

あ、ちなみに私、ラトルは好きですよ(笑)。ただ27日のベト6は、やはり何か物足りなかったです。先にも書きましたが、マーラーがとにかく素晴らしかっただけに…。どんなに凄いオケでも、常に名演ができるわけはないことはわかってますが(笑)。

ただ、間違いなく言えるのは、「行って良かった」ということです。いつかは聖愚者さんが勧められるように、ベルリンの本拠地で堪能してみますね。
皆さん、いろんな感想お持ちで興味深いです。聴き方は人それぞれですね。確実に言えるのは、ベルリンフィルは、
 ・指揮者により、曲目によりいろんなことができる、多彩な魅力を出せるオケであり、
そのため
 ・期待されることが他のオケよりかなり大きい
ということですね。私自身は今回はブラ1以外は大満足でした。何度も聴いてきましたが、がっかりさせられることが最も少ないオケです。むこうで現代曲をやる時なんかは、今回のブラームスみたいな重厚かつ芳醇な響きとはうってかわって全く別のオケみたいで、それもまたベルリンフィルの別の魅力です。時間の余裕のある方はぜひ。これから航空券が安くなる時期です。サーチャージ含めても10万円前後。曲目、指揮者によりますが、当日チケットを手に入れるのも今回のプログラムに書いてあったほど難しくない印象をもってます。4年前(夏ですが)、タンドゥンとメシアンをラトルが振った日には、開演1時間前に行ったら誰も窓口に並んでいなくて、ブロックとカテゴリの希望を言ったら、希望通りの席が買えました。HP上で売り切れになっていても、当日余り券を売りに来ている人はいます。まあ、入手できないリスクはありますからネットで事前購入して行くことをお薦めしますが。
トロンボーンの女性が話題になってますが清水真弓さんです。
ご本人のブログに帯同してる旨、記されています。
大阪と西宮で聞いて参りました。
個人的には満足しています。
例えばブラームスについていいますと、カラヤンが日本で演奏したブラームスは聞くことが出来ませんでしたが、CDで聞くものと比べてどうなのだといわれると思うところはありましたが、それを差し引いても良かったものだと感じました。
情報通では全くありませんが、今の指揮者でブラームスを十分に聴かせることの出来る指揮者は他に誰がいるのだろうかと思うとあまり浮かんできません。


背後には色々と問題があるのですね。
読ませていただいて勉強になりました。
でも、それだけ内輪に問題があってもあれだけの見事な演奏が出来るというのは凄すぎ。

わたしも個人的には、バレンボイムよりはラトルだろうと思っていますが、どちらも魅力的ではありますしまたどちらも絶対的ではないですよね。
現代のように、ドイツ曲が出来て、重いロシアも出来て、鮮やかなイタリアや音色豊かなフランス曲も出来て、更に、リズミカルなアメリカ曲も出来て等々様々な曲ができることが要求される時代、ベルリンフィルはどちらを向いていこうとしているのか。そんな中で過去のしがらみも負っていくことも要求されるベルリンフィルのシェフ。
現在の指揮者で誰がつとまるのだろうか??・・・・
とんでもない時代錯誤的な年寄りか(そういう人も今やいない?)、20代ぐらいの(全く未知数の)とんでもない若者しか無理なのかも。。
こういう記事があるとは知りませんでした。
で、A sourceってなんだ?

ベルリン・フィルがこういうシビアなことを公にすることはないし、出口調査でもやったの?と思っていたらやはり、、と思いました。
報道される側に一度はたったことがあると報道って随分いい加減だなと思うことってありません?

報道が「ある筋」とは記者とのつながりのある人からの情報が多いのでは。

最近、今度のツアーでコジェナーの伴奏やらされるーとか、ppばかり指示されても、、というたぐいの愚痴であったかは知りえませんが、他のパートも言っていたといおうものなら、あの人とあのひとが言っていたから、3分の1なんだと情報が一人歩きする可能性も考えられます。ともあれ、調査方法を明確にしていただかないと、こちらとしても判断できかねますね。サプリメントのビフォーアフターでもないので、母集団と調査方法を明示してくれないと。

そうは言っても、この掲示板が盛り上がっているので、少し嬉しく感じます。
情報が増えたよーと一人悦に入っています。
自分は、ファンなので、いつもあまあまな感想しか残しませんが、
憶測ではあれ、他の見方もあったほうが、本人にとっても刺激になるかと。
かつてはドイツ語も話せないシェフと言われたラトルさんですが、いまはフィルハーモニーに行ったらドイツ語ベラベラしゃべってますしね。(英語しかわからないのでちょっと悲しいけれど)

それでドイツ音楽の演奏機会も増えてくれるのではないかと少し期待してます。
(次はブルックナーいってくれ)

また、自分の耳が最たる憶測ですが
ハーモニーを聞く限り、仲悪いんですか、
これまでのハーモニーとはまったく異なりますし、技術だけでなしえないと感じている、私のような人間もいます。

プログラムの初日と2日目でも随分違うというのもありますが、みなさん日本公演は何度か聴かれてますよね。。フィルハーモニーでもぜひぜひ複数回、聞いてみてください。
こんにちは。来日公演の情報をいろいろ知りたくて、最初にスレを立てたものです。
おかげさまで、予想以上の多くの情報や感想を聞くことができて本当に幸せです。

さて、12月1日の岡山公演でブラームスの3番・4番を聴いてきました。

無理をしてでも聴きに行ってよかったなぁと心から思える、心に残るすばらしい演奏でした。アンコールはなかったけど、十分満足できるほどの内容の濃い音楽だったと思います。

詳しい感想は私の日記のほうに書きましたので、興味がある方はのぞきに来てください。

ラトルの音楽性についての話題が出ていましたが、私は1日の演奏を聴いた限りでは、ラトルが団員に音楽を任せているという印象は全く感じませんでした。
確かにラトルの振り方は細かくしつこく振らないので、見ているほうには「任せている」と写るのかもしれませんが、随所にラトルのアイディアがあれほど散りばめられているのを聴けば、リハーサルで入念な練習と指示があったことは想像ができます。(少なくとも3番と4番については。)

あと、人間関係については、BPOに限らず、どこのオケでも完全なる良好関係もなければ、完全なる険悪関係もないように思えます。やはり、一つの会社と同じでで、仲がよい人もいれば悪い人もいるけど、会社としてよいパフォーマンスが出せれば、それはすばらしいことだし、それが一番大事だと思います。
(なんか抽象的な表現でお茶を濁してしまってすみません…。)

日本の新聞評論が出てきています。
どの程度に信頼に値する評論であるかは、また別ですが。



 <才気煥発と支離滅裂、紙一重> 12/5朝日新聞夕刊(東京)

 「…第3番から面食らった。昔はブラームスの「英雄」とも呼ばれた
  この交響曲の第1楽章の、勇壮と相場の決まった第1主題は、恋人
  たちの甘いささやきのように弾かれた。とにかくエッジが立たない。
   その雰囲気で最後まで引っ張る。和声やリズムの輪郭はぬるま湯
  につけた角砂糖みたいにぼかされ続ける。低音も利かせない。中音
  域に偏り、ソフトフォーカスがかかりっぱなしだ。
   第3番といえば、おセンチな旋律の第3楽章がイングリッド・バ
  ーグマン主演の「さよならをもう一度」という恋愛映画に使われた
  ことがあったが、全曲まさにその感じ。イカもタコもびっくりの柔
  らかなブラームスだった。
   続く第4番はもっと驚いた。この交響曲には古風で荘重というイ
  メージがつきまとう。ラトルはそれを壊しにかかった。第3番で静
  に徹していたのと同じ指揮者とは思えない。自由奔放。エッジも立
  ちまくる。第4楽章のパッサカリアなど、ブラームスらしい落ち着
  きはみじんもない。…
   が、その当意即妙な解釈にオーケストラがなじめていない。アン
  サンブルは溶け合わず、まるで末期のソ連のごとく、あちこちでけ
  んかしている。才気煥発と支離滅裂が紙一重の第4番だった」
                     (片山杜秀・音楽評論家)



 <情緒的なブラームス> 12/2読売新聞夕刊(東京)

 「…『第1番ハ短調』の第4楽章。主要主題の後、なぜアニマート(活気
  づいて)の指定を待たずに、はしゃぎ出すのか。主題はあそこから展開
  するのに。あるいは『第2番ニ長調』の第1楽章。低弦に現われる冒頭
  の音形は同楽章のいわば統一機構だが、リズムが変わるともう形が見え
  なくなるのは、どうしたこと。
   だが、ラトルにしてみれば、これは言いがかりに過ぎまい。律動や拍
  をあえて明示しない指揮ぶりからしても、楽曲の構成面を聴取可能にす
  るのが彼の主目的でないことは明白だからだ。…
   だが残念なのは、このどこか霊感だのみの棒が、腕っこきの楽員たち
  を御しきれていない点だ。ベルリン・フィルがこれほどざわついた例を、
  評者はカラヤン時代にもアバド時代にも知らない。冒頭主題からして雪
  崩を起こした『第4番ホ短調』はその典型。終楽章など野放図に近く、
  このコンビの行く末を案じたほどだ。
   そんな中、最も美しかったのが『第3番ヘ長調』である。…第2楽章
  終結部の落日さながらに移ろいゆく管楽器の音色は、今も耳に残ってい
  る。たしかにそれは世界最高の音であった」
                     (音楽評論家・舩木篤也)


   


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