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PWL音楽論コミュのTHE P.W.L HI-ENERGY REMIXES( PART.2 )

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前回に引き続き、「THE P.W.L HI-ENERGY REMIXES」B面について。

【 SIDE.2 】
1.Something In My House(EXTENDED ALBUM-REMIX)/ DEAD OR ALIVE
2.Whatever I Do(DANCE-REMIX)/ HAZELL DEAN
3.Get Ready(EXTENDED-DUB REMIX)/ CAROL HITCHCOOK
4.You Spin Me Round(PERFORMANCE-REMIX)/ DEAD OR ALIVE
5.You Think You’re A Man(LONG-REMIX)/ DIVINE

B面スタートは、「Something In My House」。
以前にも説明しましたが、SAWとの決裂のきっかけとなった問題作ですが、12インチバージョンの方はD.O.Aがリミックス作業に加わったことで、SAWテイストが薄れてしまった。
しかし偶然にもアルバム収録のバージョンタイムは7分20秒と12インチ仕様となっていたのは有り難く、またサウンドの方もシンプルながら、非常にスピード感あるSAWらしい内容に仕上がっている。

個人的な思い出は86年当時、ファーストシングル「Brand New Lover」リリース後にニューアルバム「Mad,Bad, And Dangerous To Know」が発売され、このアルバムバージョンが渋谷ディスコで流れていたことがあり、当時のワクワク感は今でも忘れない。
アルバム全9曲の中でも「Something In My House」は唯一「HI-ENERGYテイスト」を残した数少ない音源と言える。
こちらの方も、アルバム2枚を使用して前半と中間ブレイクを上手く活かしEDITバージョンを作ることにした。
やはり「HI-ENERGY」と言ったらこれしかない。

続いては「Whatever I Do」。
SAWオリジナルとしての初大ヒットとなった「SAWハイエナ」であり、12インチで言えば、楽曲というよりもトラックの凄まじい「DUB-GROOVE」が発揮されたのが「DANCE-MIX」。
このブレイク技術は正に「PETE WATERMAN」そのもの。
半拍タイミングで打ち込まれた「クロスハイハット」、そしてアクセントある強烈クラップに入り込む
電子ドラムの連打、この絶妙なタイミングは何度聴いても鳥肌が立つ。
今回EDIT処理したのは、まずオープニングはそのまま、そして1コーラス後に一旦、中間ブレイク序盤に切り替え、思い切って2コーラス途中からカットイン。
これは2コーラスAメロ部分にワンポイント「DUBテイスト」を入れて変化をつけた。
2コーラスサビ後は後半インストに繋ぎ、目玉となる「中間ブレイク」へと流した。
この「中間ブレイク」は最高のグルーブポイントであり、「PETE WATERMAN」のエネルギッシュさが伝わってくる。
この後に一旦、前半ブレイクに戻して、最後はカップリング収録の「DUB-MIX」をエンディングとしたのですが、こちらの方は「DANCE-MIX」のド派手音源とは違い、割と落ち着いた「サンプルDUB」となっている為、使うタイミングには気をつけた。

続いて「Whatever I Do」の低いシンセ音(ビヨーン)と、「Get Ready(EXTENDED-REMIX)」
オープニングの同系なシンセ音を被せるようにして切り替えたのはいい流れになった。
SAWのHI-ENERGYセンスを改めて魅せつけられたのが「EXTENDED-REMIX」。
リミックス特集でセレクトするなら、セカンドミックス「EXTRATER〜」なのですが、
ここが私自身の強く拘る部分でもある。
「HI-ENERGYテイスト」という点で、84〜85年初期に近いシャープ且つ、インパクトさで言えば、
やはりオリジナルバージョン(PHIL HARDING)。
セカンド(PETE HAMMOND)の方はどちらかと言うと、「In Love With Love」や
「Mind Over Matter」といった87年以降主流となった「PWL-EURO」に近いサウンドタイプであり、正に「Get Ready」2バージョンは「AUSTIN HOWARD」のような初期音色と新音色によるサウンド変化としても捉えられる。

今回は、ヘビー且つ、スネア主体で、強烈なクラップ音が魅力な「EXTENDED-REMIX」2枚を使用して、前半、中間、後半ブレイクを「DUB-BEAT」として流れを変えてみた。
特に後半インスト部分とボーカルサンプリング部分(Here I.. Here I..Come)を思い切って完全に混ぜてみたのですが、これがまたノリノリなブレイクに生まれ変わった。

続いて「You Spin Me Round」。
通常なら、迷わず「MURDER-MIX」を使いたいところですが、やはりリミックス特集ということで
「PERFORMANCE-MIX」の方で新たなノリを作ろうと考えた。
ド派手さという面では「MURDER-MIX」には敵わないところですが、決して「PERFORMANCE-MIX」が地味という訳ではなく、原曲本来である「HI-ENERGYサウンド」であることに違いはない。
そこで、バスドラとシンセベースを主体としたシングル・テイストなタテノリ・タイプである
「PERFORMANCE-MIX」2枚を使って、更にノリを加えた別バージョンを描いてみた。
特に後半では完全にブレイクダウンして一旦ノリが落ちるので、流れをこれより持続させる為、前半ブレイクをメインに切り替える等、ブレイクダウンは最後の方へ移動した。
また、後半サビ繰り返しでは「PETE BURNS」ボーカルフレーズ(I Want Your Love〜)と重なる部分がこのバージョンの魅力である為、ここをリピートしてシングルに近いロング・イメージを意識した。(約10分)

B面ラストにセレクトしたのは「HI-ENERGYマスターサウンド」に匹敵する
「You Think You’re A Man」。
こちらもあえて拘ったのが「REMIX-VERSION」。
最近迄、セカンドミックス自体が目立たない存在でしたが、「STOCK,AITKEN,WATERMAN-GOLD」(2005年リリース)で初めてCD化されたのはファンにとっては嬉しい限り。
セカンドバージョンの特徴としては、「PETE WATERMAN」自らボイスサンプルとして参加しており、オープニングブレイクに実にカッコよく乗っかっている。
またサウンド全体としては、前曲と同様に、シングルバージョンを基本音源としており、オリジナル12インチとは少しサウンドに違いがある。
このバージョンイメージを踏まえて、「REMIX-VERSION」を2枚使用し、特徴あるブレイク部分をよりロングに楽しめるバージョンとした。
ポイントとなる「WATERMAN’S-VOICE」をオープニングだけではなく、ブレイク毎に何度も取り入れ、時には中間ブレイクと「WATERMAN’S-VOICE」を完全に混ぜ合わせてみたのですが、これが何ともカッコいいLONG-REMIXに仕上がった。(8分程)

今回ミックスのように、ブレイクビートの組み変えによって新たなバージョン作りをする上で重要なのは、これは当たり前の事ですが、オリジナル12インチのトラックの流れを全て把握するということ。
(まあ、長年聴いていれば自然に頭に入ってくるとは思いますが..。)
流れが頭に入っていれば、どんなにブレイクビートでロングに組み変えたとしても、終わるべきビートは何処なのか?また、やってはいけない事というのが見えてくる。
まあ、私もそんな偉そうなことを言える腕ではありませんが..。

この暑さを吹き飛ばすのはやはり「SAW HI-ENERGY」でしょう!

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