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PWL音楽論コミュの何故KYLIEでなく、HAZELLだったのか?

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このタイトルで、殆どの方はどの曲かはお判りでしょう。
今回はこの「TURN IT INTO LOVE」について。

この曲は、KYLIE MINOGUEのファーストアルバムに収録された、アルバム全体を通してみてもこれ程に「ユーロビート路線」の強い楽曲は他にない。
それだけに今でも日本では人気のPWLトラックとなっている理由のひとつなのでしょう。

このKYLIEバージョンは、聴いていて本当にグッド・メロウな「哀愁ユーロビート」だと思う。
しかし、このバージョンはシングルカットされる事はなかった。
これにはさぞかしガッカリした人は多かったのではないでしょうか?

実は、この「哀愁ユーロビート」であるが故に、この曲はHAZELL DEANによってリリースされることとなったのである。
それは別に、KYLIEよりもHAZELLの実力が上という事ではなく、本国UKの「音楽好み」が日本とは少し違うということである。

日本での「ユーロビート」というジャンルには、PWLが当然として含まれてしまうようで、それもそのはず、PWLを「ジャンル別け」するにもカテゴリが当てはまらない。

当時、日本のレコードショップでは、PWLとユーロビート(イタリア等)は別けて並べられていた。
この理由には2つあって、PWLを別格ジャンルだと主張するレコード店と、PWLがセールスを独占していたので商品を判り易くしていたというパターン。
だが、レコードの扱われ方ひとつみれば、店の方針が分かってしまうものです。

話は元に戻るが、「本来のユーロビート」とはヨーロピアンビートといわれる80年代中期からダンスフロア向けDISCOジャンルというカテゴリの中で、多くは「哀愁漂うダンスビート」といった曲が多い。
しかし、本国UKでの音楽的評価は「POP−IDOLミュージック」と比べると「ユーロビート」はかなり低いようだ。

こうした英国でのイメージが、KYLIEバージョンのような「哀愁ユーロ」がUKチャートではウケないという判断がPWL側にあったのだと思う。
その為、シングルカットする際にこの哀愁感をあえて取り除き、PWL特有の「R&Bポップ」調な、ギター音やPWLラッパ音を全面に引き出したバージョンにアレンジを変更し、
「PWL−DISCO QUEEN」代表であるHAZELL DEANならではのパワフルなハスキーボイスによってシングル・リリースする運びとなったのでしょう。

当時、初めてこのバージョンを聴いた私も、この時は正直、このアレンジには耳を疑ってしまう程に残念な気持ちを抱いたものでした。
しかし、次第に聴き慣れてくると新たな「PWL−R&Bポップバージョン」として素直に聴き入れることができました。

また、これに似たケースとして「MICHAEL DAVIDSON/TURN IT UP」もそうだ。
この曲はご存知のとおり、USでのサウンドトラック「WHO‘S THAT GIRL」
(MADONNA)に収録されたものですが、実は本国UKでも12インチがリリースされましたが、実際にショップに流れたのは数少なかったようです。
(日本でもこのUK盤をお持ちの方は数少ないと思いますが...。)

この理由も実は、「ヨーロピアンビート」色が強過ぎる楽曲そのものであり、バブル期だからこそ、このような楽曲がUSサウンドトラックに収録されてしまったようなもので、通常ならばこのような企画は存在し得ない。
MICHAEL DAVIDSONが自らソングライティングしているところも、この楽曲イメージである
「ユーロビート路線」が強い要因でもあるが、この曲では本国で受け入れられるのは難しかったのでしょう。

しかし、今となってはこのUKバージョンである「EXTENDED−DANCE MIX」はレアな
バージョンであり、PWLマニア必須アイテムとなっている。
ちなみに「IN FULL CRY MIX」の方は、US、ドイツ盤ではオリジナルバージョンとして収録されているが、UK盤ではカップリング・バージョン扱いとなっている。

日本では今もなお、KYLIEバージョン「TURN IT INTO LOVE」がコンピレーションアルバムに収録される等、相変わらずの「人気扱い」となっている為、ファンの中には、KYLIEのシングル曲なのではないかと感じている人も多いのではないでしょうか?

HI−ENERGYやEUROBEATが流行した、1984〜88年頃の日本のディスコで大ヒットした殆どの曲が、UKではチャートインすることなく、確かにHI−ENERGYが一時的に
メジャーアーティストに影響を与えた時期はあったが、元々専門ジャンル(HI−ENERGY)の世界からUKチャートへ進出できたのは、「SAW」だけである。
改めてSAWでしか成功し得ない「マイナージャンルの開拓」であったのです。

注)英国ではHI−ENERGYは評価されたが、EUROBEATは評価されませんでした。

コメント(9)

5ヶ月前の話題だったので書こうか迷ったのですが、既に、ご存知の人も多いと思いますが、この「GREATEST HITS」の日本盤のみに、「TURN IT INTO LOVE」のINSTRUMENTALが収録されてますが、このINSTRUMENTALは、アルバム・バージョンからボーカルやコーラスを抜いただけでなく、アレンジもアルバム・バージョンと微妙に異なり、演奏時間が約5分でピタ終わりのエンディングとなってます。もしかすると、シングル・カットの候補として、INSTRUMENTALだけ作ってたのかも知れませんね。もし、このINSTRUMENTALにボーカルとコーラスが入ってれば、KYLIE版のEXTENDEDになってたと思うので、とても残念です。

日本盤「THE HIT FACTORY〜PWL NON-STOP ALBUM」で、サビ以降の部分を、アルバム・バージョンより1回多く繰り返したミックスで収録されてますが、約50秒のイントロがアルバム・バージョンとは異なり強引にEXTENDEDっぽくしてるって感じですよね。
ヒロユキさん>
貴重な情報ありがとうございます。
私はアナログ派なので、CDについては知らない事が多いです。
おっしゃる通り、そんな戦略もあったのかも知れませんね。
シングル・カットするタイミングによってはヒットしていたかも。 
ファンにとっては、どんな企画であっても聴いてみたいですからね。
ヒロユキさん>
遅ればせながら、「GREATEST HITS」を聴いてみました。
ん〜、率直な感想としてはシングル・カット候補向けという音ではないですね。

その理由として、まずサウンド自体がアルバムバージョンそのものであり、後半部分のサビメロが長いという点は、アルバム曲とはいえPWLではINSTRUMENTALの12インチバージョンというのはよくあるケースです。
後半部分でストリングスが全面に出てくるというというやつですね。

そして、「国内オンリー・ボーナストラック」という点。
これは国内での人気に伴ってということではありますが、逆に言えば他国で収録されないという事は
全体として「魅力に欠ける」という事。

では何故このようなボーナストラックが収録されたのか?
それは、日本向けへの「ささやかな気持ち」として単なるオケでは物足りないので、サビメロを長くして後半に色を付けたということでしょう。

この音を聴く限りでは、KYLIE以外のアーティストでの候補というのもありえないと思います。
マスターテープは手元にあるのでカラオケバージョンは当然として持ってるんでしょうからね。

まあ、日本への「ほんの気持ち」という事ですね。
エイベックスから出てる国内のオムニバスCD『SUPER DANCE FREAK VOL.79』に、KYLIE MINOGUEの[Turn It Into Love(RE-EDIT) 4:34]が収録されてますが、PWL公式REMIXじゃないけど、これが唯一の正規盤で入手可能なREMIXです。New GenerationがREMIXしてます。

イントロは原音をスクラッチとか駆使して無理矢理に70秒に、エンディングはイントロの音でフェード・アウト、他の間奏やサビ等はオリジナルのままです。

ちなみに『KYLIES REMIXES』の[Turn It Into Love(Album Veesion)]の代わりに、この[Turn It Into Love(RE-EDIT) 4:34]をiPodに入れて聞いてます。

純一郎さん>
コミュに参加頂き、ありがとうございます。
相変わらず国内ではこうした強引なバージョンが多いですね。

それから上記「GREATEST HITS」インストに関する追記ですが、
後半サビメロが長く、ピタリと終わるというこの音源は、
アルバムバージョンのマスター・インストで、
フェードアウト処理をしていない状態のモノであると考えられます。

今後ともヨロシクお願いします!
YouTubeを見ていて知ったのですが、KYLIE MINOGUEの[Turn It Into Love]がREMIXされて収録されてる国内盤CDを見付けました。

オムニバスCD『That's Eurobeat Vol.40
』です。

インストを駆使したREMIXで、New GenerationのREMIXより、自分的には聞きやすいです。

↓で聞けます。
KYLIE MINOGUE - Turn It Into Love, Got To Be Certan
https://youtu.be/NEUVT4MZOtk
>>[7]

音源聴きました。ありがとうございます。

当時で言うREMIXとは、元音源の範囲で機材を使いながら
リピートプレイを入れたり音を消したりというEDIT的手法が主流でしたよね。

当時では新たにシンセサンプルを加えてもあまりに音色に差が出すぎてしまうので
苦肉の策という感じでしょうか...。
1991年にアメリカで発売された音楽情報誌『Dance Music Report』に掲載されたヘイゼル・ディーンのインタビューで『Turn It Into Love』はヘイゼルさんの要望でレコーディングされたとおっしゃっておりました。

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