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PWL音楽論コミュのPETEが託したゲスト・プロデューサーとは?

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PWL RECORDの主宰者であり、名プロデューサーでもあるPETE WATERMANが、果たして自らソングライトした楽曲を他人にプロデュースを依頼した事があったでしょうか?

一番印象的なのは、今は亡き息子であるPAUL WATERMANとのプロジェクト
「LOVELAND」は親子での唯一のコラボレーションであった。

私は必ずPWLに関するレコードを購入する時はいつもジャケット裏のクレジットを確認する事を忘れない。それだけにこの時はとても印象強かった。
それは1996年7月にリリースした「JOHNNA/PRIDE」である。

彼がプロデュースを全面的に依頼した人物とは、90年代中期から後期においてのDANCE−POP界で強烈なBEATをアピールしてきた男「MOTIV8」こと「STEVE RODWAY」である。

PRIDE
Composed by Miller/Barry/Torch/Waterman
Produced by Steve Rodway for Nuff Respect Productions

1. Single Edit 3:47
2. 12" Club Mix 6:30
3. 12" Dub 6:07
4. Single Instrumental 3:43

この頃のPWLはソングライターして「Topham Twigg」,「Miller/Barry/Torch/Waterman」の
2プロジェクトにより活動してきた。
JOHNNAは、1996年2月に「DO WHAT YOU FEEL」でデビュー。(全英43位)続く
セカンドシングル「IN MY DREAMS」をリリースするが、全英66位という下降線を辿る状況であった。

そんな緊急事態にPETEは、ひとつの決断をした。
今まで決して他人にプロデュースを任せた事などない彼が、このサードシングル「PRIDE」を
STEVE RODWAYに全面的に依頼したのだ。

このクレジットをみた時は「PWLもついにここまできたかあ。」と愕然としてしまったのだが、この楽曲を聴くことによりPETEが全面的にプロデュースを依頼した意味が伝わってきた。

PWLサウンドとして全く色を変えてしまう程のプロデューサーを起用するのであれば、
それは最早PWLではない。
しかし、STEVE RODWAYサウンドは路線としては大きく方向を変えるモノではなく、
むしろこの時期のPWLに足りないサウンドにパワーを与えてくれる音そのものであった。

「PRIDE」の場合は、原曲にPWLらしさが既に表れていて、基本アレンジ面においてもノリがある。
この原曲が持つ素材にSTEVE RODWAY特有な強烈BEATが加わり、クオリティ高い音に進化した。しかし結果は「85位」と、巻き返しを果たす事は出来なかった。

しかし結果はともあれ、PETEの固定概念に捉われない「ひとつの決断」をみることが出来た。
改めて彼の「プロデューサー指針」を教えられたような気がする。

一方、LOVE THIS RECORDでも同年にSTEVE RODWAYとのコラボが存在したのだが、本国UKではプロモーションオンリーとなったようだ。
それはご存知「WEST END/IT‘S RAINING MEN」。

MOTIV8が手掛ける「Motiv 8 Storming Vocal Mix」は、数あるバージョンのなかでも最も
「EXTENDED」に相当する彼らしいパワフルなBEATが発揮されている。
クレジット上ではプロデュースはS&Aとなっているが、STEVE RODWAYの場合は
プロデュース&リミックスを同時に手掛けているサウンドプロデューサーであり、実質上は
ほぼSTEVE RODWAYによってサウンドは仕上げられたと思われる。

また、STEVE RODWAYの他作品をチェックしてみると、彼の持つDJ特有のライブ的な生きたノリを武器とした、インパクトある音色を打ち込むリミキサー色の強い人物であるという印象を受けた。
クオリティ高い原曲に、こうした魔力にかかると最強なサウンドが完成してしまうのだと思う。

しかしPETEは彼のようなリミキサーを専属として迎えることなく、従来どおり
独自のリミキサーを育て起用し続けたのには、強い拘りを感じる。

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