Venus (Fire & Brimstone Mix) More Than Physical (Dub & Original Mix) A Trick Of The Night (Pete Waterman’s-Dub Mix) Set On You I Heard A Rumour (Miami & Dub Mix) I Can't Help It (Hammond Dub) Love In The First Degree (House Dub) Some Girls (12" Dub) Amnesia Love, Truth & Honesty (Balearacidic Dub & Hot Power Mix)
全体イメージは、オープニングのVENUS、MORE THAN PHYSICALと、ラストを飾る LOVE TRUTH & HONESTYの3曲は基本フルバージョンとし、その間の楽曲についてはDUB-MIXをコンセプトとして、あえてボーカル部分を使わず、ある意味フィーチャリングSAWサウンドを描いてみた。 よほどのファンでなければDUBバージョンなど聴く人はいないと思いますが...。
サウンドの方は、My Heart Goes Bang (American 'WIPE-OUT' Mix)のビートとBRILLIANTサウンドのようなシンセアレンジをイメージさせるグッド・ミディアムなノリに仕上げられており、SAW自ら手掛けた、ある意味貴重なリミックスバージョン。
続くMore Than Physicalで使用したのは、オリジナルバージョン。 これは12インチバージョン(GARAGE-MIX)ではなく、アルバムTrue Confessions収録となった LPバージョン。 恐らくこれがオリジナルに当たるサウンドイメージであり、GARAGE-MIXがシングルとしてリリースされたのは、GARAGEサウンドが当時流行していたのと、もうひとつは前作VENUSに近いサウンドをキープさせたものだと考えられる。 今回はオリジナルバージョンを軸にGARAGE-DUBを両端で挟んでみた。
A Trick Of The Nightは、US盤のみ収録となったWATERMANによるDUB-MIX。 続くSet On YouはMEL&KIM-HOUSEテイストなインスト曲という意味でセレクト。 この後は大ヒットアルバムWOW!からのメドレーをDUBで描いた。
恐らく殆どの方が注目していなかったと思われるのが、I Heard A Rumour ( Dub Mix)。 実はこれほどにもDUB-BEATSのみで繰り広げるWATERMAN’Sグルーブを感じさせる作品もまた珍しい。 シンバルドラムやハイハット、そしてDUB-MIXのみに使用されたファンキードラムによるビートの刻みに注目したい。 MIAMI-MIXは、ロングなギターソロを含む後半ブレイク部分を使用し、これにDUB-MIXをロングに重ねてみた。
I Can't Help It は、PETE HAMMONDによるセカンドミックス(サウンド全体はあくまでWATERMAN)を 2枚使用してブレイク部分をメインとし、Love In The First Degreeは幻となったPETE HAMMOND- HOUSEミックスで、リミックス専門レーベルDISCONET収録のDUB-MIXを絡ませた。
Some Girlsは、NYフリースタイルなビートを取り入れて生み出された貴重なSAW作品であり、この特徴ある12インチブレイク部分であるビートのみを取り入れた。