ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

PWL音楽論コミュのKYLIE’S Abbey Road Sessions

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
昨年10月、KYLIE MINOGUEが歌手デビュー25周年を記念し、アコースティック&オーケストラ・
サウンドによる再録音アルバムをリリースしました。
録音スタジオは、ビートルズでも馴染み高いロンドンはアビーロード。(旧EMIレコーディングスタジオ)
25周年ともあり、日本でも音楽専門誌で取り上げられたようですが、ミュージックマガジン(12月号)に掲載された内容にはちょっとした違和感を抱いた。

昨年11月にPWL時代のアルバム4作品がデジタルリマスター版としてリイシュー(日本盤のみ)されたことを冒頭に取り上げながら、PWL時代の楽曲に対する話題には一切触れられていない。
PWL時代をすっ飛ばして、「大人になったカイリー」について長々と語られているのですが、その中で
Better The Devil You Know(邦題:悪魔に抱かれて)について何故か一押ししている部分もある。
Better The Devil You KnowはSAWオリジナルによるもので、KYLIEは作曲に関わっておらず、むしろ
SAW典型EURO-POPの中でも後期に当たる作品。
更に聞き捨てならないのは、PWLサウンドを「打ち込み歌謡」などと罵った。
「あくまで私はKYLIEのファンであって、PWLに興味がある訳ではない」という強い主張のようにも聞こえるが、それにしても訴え所がシックリこない。

こうしたレビューをみる度に私は、いわゆるPWLのようなティーンズポップといった若者向け音楽に対して素直に受け入れられない部分があるとしか思えない..。

ティーンズポップとは、若き時代に聴き通り過ぎ去るものではなく、その人の心の中に残されていくものであり、日本のジャンル認識については未だ重要視されていない部分である。

ティーンズポップは、決して「幼稚園時代」ではない。
若いからこそ、メリハリのあるメロに対して負けないパワーある歌声によって活きてくる音楽であり、
これこそがティーンズポップでなければ表現できないジャンルなのです。
そうした音楽を大人がその目線に立って作り出していくもので、決して簡単に作られてしまうものでもない。

そこで今回は、そうしたティーンズポップを含めたアコースティック・サウンドについて、色々と音楽的な深い話をしたいと思う。

最近のお笑いネタでもよく耳にするようになったのが、
「自分の大好きなアーティストのライブに行った時、一番聴きたかった曲がアコースティックバージョンだった...。」
これは大抵ガッカリしてしまう話だが、いったい何故だろう?

それはアーティストが自身のヒット曲に対して飽きてしまった、または歌うことにエネルギー切れしたといったイメージがあるようだ。
ファンは当時のオリジナルアレンジと変わらないパワーある歌声を聴き続けていたい。
しかし、年月とともに歌声が変わってしまうのも致仕方ないところではある。

では、KYLIE MINOGUEについてはどうだろう?
ヒット曲に飽きてしまったのか、あるいはエネルギー切れしたのか?
いやいや、彼女は何も変わっていない。
デビュー当時の19歳の頃から何ひとつ...。
あの頃から変わらない歌声を今現在もキープしているのです。
当然大人になったのだから、歌い方に余裕が出たりすることはあっても、テクニックそのものは基本的に何も変わらないのです。

ではKYLIEアルバムThe Abbey Road Sessionsでみていきたい。

収録曲はPWL作品5曲を含む、全16曲集。
1曲目は爽やかで伸びのある歌声が光るAll The Loversでスタートし、3曲目に収録となったのが、
Better The Devil You Know。
アレンジは、生音ピアノを主体とするバラードに仕上げられていますが、ボーカル部分を含めオリジナルイメージは然程崩されていない。
例えるならば、CARPENTERS / (They Long To Be) Close To You(70年作)のような哀愁感に近く、まっさらなSAW曲として聴かせてくれるものがある。

続くHand On Your Heartの方は、オリジナルイメージはほぼ取り払われた。
こちらは、アコースティックギターを主体としたカントリーテイストなタイプで、歌い回しもまたジャンルに合せたものになっており、サビ部分も伸ばさずに小刻みに切りながら、静かに聴き入るバージョンに仕上げられている。

The Locomotionは、60’Sサウンドをそのままとした原曲イメージ。
以前に取り上げた、幻の名作HI-ENERGYを作り出した名プロデユーサー、ROB DAVISによる大ヒット2作品(CATHY DENNIS共作)Can't Get You Out Of My Head・Come Into My Worldも収録されており、中でもUK・USともに大ヒットを放ったCan't Get You Out Of My Headは、楽曲本来のアップなノリをキープしたオーケストラバージョンに仕上げられている。
力強いストリングスに合せながら、KYLIEのしゃくり技術ひとつでもっていくあたりはオリジナルイメージとの違いを不思議と感じさせない。

Come Into My Worldは、原曲イメージというよりはFiner Feelings(S&Wオリジナル)のような
JAZZY-POP風に切り替えられているが、シンプルに聴くことのできるバージョン。
Finer Feelingsは、びっくりする程にS&Wオリジナルイメージがほぼキープされている。
主となるストリングス・ピアノ・ドラム全てがSTOCK & WATERMANソングを蘇らせているのが聴きどころ。

今回アルバムで初めて収録されたのがFlower。これはいい。

I Should Be So Luckyの方は、完全なバラード・バージョンとなってしまった。
初めて聴いた時、正直馴染めず、ちょっとガックリしてしまったが、全く別の楽曲として捉えてみると、
違和感なく聴くことができる。
但し、オリジナルイメージが取り払うことが難しい人にとってはちょっと厳しいかも知れません。
個人的には、やはりアップテンポで軽快に歌い上げる、まっさらなKYLIEの歌声も聴いてみたい。
例えば、The Locomotion同様に60’Sサウンド風にしてみるとか..。

Never Too Lateは、哀愁あるピアノコードを主体とするAメロ部分はほぼオリジナルに近いイメージとなっていますが、やはり基本はバラードに切り替えられている為、サビ部分は囁くような歌い回しになっている。
しかし、SAW原曲アピール度は充分にあり、ファンにとっては嬉しいところ。

長年歌の上手さをキープさせるには、若年世代にどれだけ歌い込んだかで決まるという話もあるらしい。
先日、テレビ東京で放送された歌番組で久しぶりに「狩人/あずさ2号」、「新沼謙治/津軽恋女」をご本人による歌声で聴いた。
ジャンルは違えども、30年近い年月が経っても変わらないあの素晴らしい歌声に感動した。(以前にも「EPO/DOWN-TOWN」、「うふふふ」が聴けたのも嬉しい)

昨今の低迷する音楽業界に対し、逃げ腰にならず、
音楽の素晴らしさを提供し続けるテレビ東京には感謝!

最後に、KYLIEはそもそも「アイドルから大人の音楽へ」というシフトではなく、
ずっとポップアイドルの道を歩み続けている..。 ただそれだけなのです。

コメント(4)

いつも素敵なトピック、ありがとうございます。
最後の「KYLIE はずっとポップアイドルの道を歩み続けている」に賛成です!
>毛瓶さん

コメントありがとうございます!
今回のアルバムはEU盤レコードを購入しました。
Finer Feelingsは当時と歌い方が殆ど変わってないのがまたいいですね。
前半部分のみの反応になりますが、相変わらず「打ち込み歌謡」はじめストック・エイトケン・ウォーターマンに対するネガティブな記事を、ips細胞の研究が進み宇宙ステーションに人が住む21世紀の今、まだこんな「打ち込み歌謡」などと書くレビュアーがいるというのは驚くばかりです・・・・・
打ち込んでない歌謡なんてあるのかよ!とツッコミ所満載という・・なんとも・・・「私は音楽をフェアに聞く耳がありません」と公言しているようなものです・・・・。

生演奏がよくて打ち込みが悪いなどという根拠はないし、事実昨年ロンドンのO2アリーナでのPWLライブは映像を観ても、ものすごい盛り上がりだったですし。

最近のレビュアーは本当にステレオタイプというか、自分の足で稼ぐことをせずにネットで適当に検索して記事を書いている低能な人間が多いようです。

逆に、当時バナナラマの「WOW」のライナーを書かれている山田道成さんなどは、元々70年〜80年のニュー・ウェーヴがご専門でウルトラヴォックスなどでは名文章を書いてある方ですが、彼はピート・ウォーターマン氏への電話インタビューなども敢行し、これらのサウンドの素晴らしさや「I HEARD A RUMOUR」の顛末など詳細に書かれていて、それくらい熱くて素晴らしいライターが多かったものです。

別にストック・エイトケン・ウォーターマンを持ち上げろとなどという気持ちは毛頭ないですが、少なくとも山田氏のように、自分の足で稼いで、それを記事にして欲しい、それがフェアなジャーナリズムというものですが、PWL批評に限らず最近は、ネットでの「コピペ」のように、ろくにサウンドを聴きもせず、また、クラブに足を運ばずに、やれ「ワンパタン」だの「金太郎飴」なの書けばいいやというライターが多いのは恨めしくも思います。
それだけ自称・ライタ−の質も下がったということなのかもしれませんが。
>もとちゃんさん

私が思うに恐らく、素直に好きなモノを好きと言えばいいだけなんだと
思います。
書かれている流れというものが余りにも不自然過ぎますね。

まあ、KYLIEご本人が一番分かってることだと思いますけど。
じゃなかったら昨年のHIT FACTORYライブなんかにサプライズゲストとして
出演することなどしないでしょうから..。
それにしても、やり直しの12月にSYBILが出なかったのはスケジュールの
関係でしょうか?
サプライズでLISAとのMake It Easy On Meなんて歌ってくれたら嬉しいですよね。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

PWL音楽論 更新情報

PWL音楽論のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。