サウンドの方は正にミックス・タイトル通り、93年当時に流行した「NEW-SCHOOL」な 「HIP-HOPバージョン」として見事にリメイクされ、オリジナルと比べてもクオリティ差を感じさせない程の内容を極めている。 この年代からすると、リミキサーは恐らく「TONY KING & ASHA」(AKA)であると考えられる。 ここで改めて感じさせたのは、オリジナル音源、「The Icebox Mix」、そして「1993 Remix」と大きく 3種のバージョンに区分されるが、3種それぞれに聴き易さがあり、またいい意味で均等した魅力がある。 85年当時で言えば、「After the love has gone-REMIXES」を彷彿させるものがあり、「PWL-MIX」の幅広いアレンジ・バリエーションを感じさせるとともに、「PETE WATERMAN」にとって思い入れ深い楽曲であった事が証明される。
◆Good Times With Bad Boys (Dave Ford 12'' Remix ) / Boy Krazy(93年作)
5分弱と短いバージョンタイムですが、サウンド的には最も「STOCK & WATERMAN’S-POP」に フィットした「PWL-MIX」に仕上げられている。 しかし、シングルリリースに至ったのには経緯がある。 91年にファーストシングル「That's What Love Can Do」でデビューを飾ったものの、本国UKではヒットせず、後の93年にUSチャートで偶然にも18位という大ヒットを記録した為、 急遽アルバムリリースへと発展し、全米向けのセカンドシングル・リリースとなった訳ですが、ここで迷ったのが「PETE WATERMAN」。 「いったい、どの楽曲がUS好みなのか?」と考えたところ、「STOCK & AITKEN流POP-ROCK」とも言えるこの作品を選定した訳ですが、当然ながらシングルリリースとなれば、12インチバージョンを作らなければならないということで、93年に「STOCK & WATERMAN」による再プロデュースが行なわれた。 元々は「STOCK & AITKEN」が描く「POP-ROCKタイプ」な楽曲を、パンチあるボーカリスト 「JOHNNA」に用意していたようだ。 当時では楽曲が少し古いイメージがあるが、意外とUSでは受け入れられるパターン。
正規12インチとしてリリースされたのは、「CLUB-MIX」(JEWELS & STONE)でしたが、元々が 「POP-ROCK」タイプとして作られた楽曲である為、70年代ディスコ・テイストとしたシンプルで無難な正規バージョンと、不利とも言えるROCKタイプに対して、本来のPWLサウンドに乗せ変えたのがこの「Dave Ford 12'' Remix」ですが、意外にもアレンジを上手く切り替えるあたりは、 やはり得意分野。 時にはオリジナル「POP-ROCK」の方も、じっくりと感じてみるのもまたいい。
◆If I Have To Stand Alone (Instrumental ) / Lonnie Gordon(90年作)