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PWL音楽論コミュのP.W.L DIAMOND 90’S REMIXES

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今回は、個人的に作ったミックス・テープについて語りたいと思う。
コンセプトは、ノーマルに繋ぐことに止まらず、「理想的なバージョン作り」に拘った。
これは「ミックス技術」志向に片寄らず、あくまで理想的な12インチ・トラックの流れを演出することをキーポイントとし、また最近になって「CD用ターンテーブル」を購入したこともあり、CDオンリーとなった貴重な音源を含めた「PWL-REMIXES」構想を描いていた。

まずはその内容から。

【 P.W.L DIAMOND 90’S REMIXES 】

(SIDE.1)
BREAKAWAY (EXTENDED VERSION)--Donna Summer
WHAT KIND OF FOOL (PETE WATERMAN’S 12” MASTER)--Kylie Minogue
HOW COULD HE DO THIS TO ME(12” VERSION)--Lonnie Gordon
SHOCKED (ORIGINAL MIX)--Kylie Minogue
HAPPENIN' ALL OVER AGAIN(ITALIANO HOUSE VERSION)--Lonnie Gordon
THINGS CAN ONLY GET BETTER (EXTENDED REMIX)--Kylie Minogue
WE SHOULD BE DANCING(SEESAW REMIX) --Kakko

(SIDE.2)
IF ONLY I KNEW(REMIX)--Paul Varney
SAME OLD PROMISES(12”MASTER)--Worlds Apart
WE SHOULD BE DANCING(JIGSAW DUB BEATS REMIX) –Kakko
CELEBRATION(AKA GOOD TIMES MIX)--Kylie Minogue
LOVE'S ABOUT TO CHANGE MY HEART(PWL EXTENDED MIX)--Donna Summer
WHAT DO I HAVE TO DO(EXTENDED VERSION)--Kylie Minogue
BETTER OFF WITHOUT YOU(TOUCH OF LETHER DUB)--Hazell Dean

ご覧のとおり、「幻の12インチ・アイテム」から、往年のヒット作品の中でも正規バージョンではなく、個人的に「理想的なバージョン」をイメージし「RE-EDIT」を加えたモノを集めたという、そういう意味では自分の中の「PWL DIAMOND」。

では、順に説明したいと思う。
「BREAKAWAY」は、SAWの中でも数少ない「南国の暖かさ」溢れるR&Bタイプで、正に才能の幅を感じさせる作品。
シングルは2種類存在しているが、最もオリジナル音源を忠実にアピールしたバージョンはどれかと考えてみると、単純に「PWL-MIX」として捉えるなら「HARDING & CURNOW」による
「91‘FULL-VERSION」でしょう。

但し、このバージョンのブレイク・ビートはかなり重いリズムで、スクラッチを含め「GROOVE感」が強い。
こちらも魅力的ではあるが、もっとオリジナル・アレンジに忠実ならば、意外にもゲスト・リミキサー
「TONY HUMPHRIES」バージョンの中でも、ショットバージョン「The Power Radio Mix」がいい。

ゲスト・リミキサーとなると、大抵はPWL音源が薄れてしまう傾向だが、こちらのショートバージョンはオリジナル・ソングを最大に演出したサウンド・アレンジに色付けされている。
ただ、これでは短すぎるので「The Extended Power Mix」のブレイク部分を加え、聴き易い12インチバージョンとした。

オープニングと中盤でのブレイク、そして終盤の心地良いロングなギター・ソロで繋げてみると、
これぞ捜し求めていた「BREAKAWAY」が出来上がった。

「WHAT KIND OF FOOL」は、ご存知オーストラリア盤CDのみ収録となった「PETE WATERMAN」による最高な「エフェクト技術」と、ド派手なピアノの打ち込みが特徴的な、正に
「SPECIAL-PWL REMIX」に値するバージョン。
「DAVE FORD」による「Tech No Logical Mix」と変わらないイメージを持つ人も多いが、この違いを是非とも感じ取っていただきたい。

「HOW COULD HE DO THIS TO ME」は、「GAY-ANTHEMVOL.2」(ALMIGHTY)に初めて収録されたという、これぞ幻の名曲。
90年代当時では「DANCE-MUSIC」主流となり、SAW本来の「POP-MUSIC」低迷により、
こんなにもパーフェクトな楽曲がお蔵入りとなってしまったという背景を痛感させられる1曲。
ブレイク部分でのピアノとシンセ音が1小節ずつ切り替わるあたりや、全体的にも「爽やかサウンド」全開且つ、「PWL-BEAT」も最高のノリを味わえる。

4曲目「SHOCKED」は、アルバム・バージョン。
しかし、こちらも侮れない内容で「HOUSE-MUSIC」テイストの強い12インチバージョンに比べ、
SAWオリジナル・イメージに近いサウンド・アレンジが楽しめる逸品。
アルバム・バージョンながら、前半ブレイク部分が約1分以上長く、同じレコードを2枚使って、
2コーラス後に再度繋いでも違和感のないブレイク・ビートとして使える。
ただ、後半サビメロがすぐにフェード・アウトしてしまうのが惜しいところですが、中間ブレイク後に、再び2コーラスBメロから繋いでも、充分なロング・バージョンとして楽しめる。
ちなみに、アナログ派はオーストラリア盤「WHAT DO I HAVE TO DO」
(LIMITED EDITION)12インチにカップリングとして収録されているので、こちらをお薦めしたい。

5曲目は「HAPPENIN' ALL OVER AGAIN」。
90年リリースされた3バージョンは、それぞれに個性ある魅力がある。
数少ない音源となった「Hip House Mix」をはじめ、カップリング・バージョンとなった
「Italiano House Mix」はイタロ・ハウスをベースに強烈なピアノの打ち込みによってノリをアピールしたバージョンで、これに対しセカンド・ミックス「Italiano House Remix」は同様なイタロ・ハウスでも、「JBボイス・サンプル」(HOO!..YEAH!)をはじめ、終始ド派手なリズムが特徴的なバージョン。
ただ欲を言えば、後半のサビメロをもっと繰り返したいところ。
そこで「Italiano House Remix」を2枚使って、後半サビメロを繰り返した
「もうひとつのEXTENDED−HOUSE VERSION」に仕上げた。
改めて、このバージョンの良さを感じさせる。

6曲目は「THINGS CAN ONLY GET BETTER」。
こちらもオーストラリア盤CDのみ収録のバージョンだが、元音源は
「WHAT KIND OF FOOL」オリジナル12インチのカップリングとなったショートバージョンで、これは針を落とすまで「リミックス・バージョン」という事に気付かない。
しかし、初めてこの音を聴いた時、強い衝撃を覚えた。
オリジナルとなったアルバム「RHYTHM OF LOVE」バージョンと聴き比べていただきたい。
このド派手なベースラインは、楽曲をベストに盛り立てるサウンドに進化させた。
オーストラリア盤表記は「Original 12" Mix」だが、個人的にタイトルを付け変えるならば、
これは正に「EXTENDED REMIX」に相当する。

A面ラストを飾るのは「WE SHOULD BE DANCING」。
原曲クオリティはそれ程の魅力を感じないが、どちらかと言うと90年代SAWサウンドにおいて、このイタロ・ハウスは数少ない貴重音源であり、当時は「なんか同じ音だなあ」などと言って、一度はこのレコードを手放してしまった事もあったが、長年聴き続けて感じたのは、原曲クオリティを上回る
「サウンド・アレンジ」。
ファースト・ミックス「The Jigsaw 12" Mix」、セカンド・ミックス「Seesaw Mix」それぞれに個性ある「サウンド・アレンジ」をみることができる。

「Seesaw Mix」は、ソング部分ではオリジナル・アレンジによる聴き易いインストとなっているが、
ブレイク部分では他で味わうことのない「SAW-BEAT」の魅力溢れるリズム・パターンがいい。
贅沢にも2枚のレコードを使って、前半・中盤ブレイク・ビートをフルに活用。
そしてもうひとつは、「Seesaw Edit」。
実はこのバージョンでしか存在しないブレイク部分があり、これは2コーラス後の間奏部分で、今回は「Seesaw Mix」の2コーラス後でこの部分も加え、新たな魅力を引き出した。

ミックス・テープを作る上で、「オリジナル・バージョン」→「リミックス・バージョン」へ繋ぐパターンはあるが、実は殆どが楽しい内容とならない事が多い。
どちらかというと、「オール・チェンジ」タイプな2バージョンのように、ギャップ感のあるケースの方が効果的となる。

またも非常に長くなってしまったので、次回もB面に続く..。

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