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PWL音楽論コミュのSTOCK & AITKEN‘S WORLD

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STOCK & AITKEN(以下S&A)によるソングライト・ワークがスタートしたのは87年以降の
いわゆる「SAW−POP全盛時期」ですが、数ある作品の中で最も特徴ある動きを魅せたのは
「男性ポップ・アイドル」でのワークである。

それは、PWL脱退後の「MIKE STOCK」が語った「元々僕らは60年代ポップスをやりたかった。」という、正にそのシーンを物語るプロデュース・ワークこそが「JASON DONOVAN」や、
「BROTHER BEYOND」であったのです。

判り易いところで、「JASON DONOVAN/GREATEST HITS」(91年リリース)で
見ていきたいと思う。

GREATEST HITS

Produced by Stock/Aitken/Waterman except * Stock/Waterman

CD: 91 UK PWL HFCD 20

Nothing Can Divide Us
Especially For You
Too Many Broken Hearts
Sealed With A Kiss
Everyday (I Love You More)
When You Come Back To Me
Hang On To Your Love
Another Night
Rhythm Of The Rain
I'm Doing Fine
R.S.V.P.
Happy Together *
Fool Such As I

ご覧のとおり、リリース・シングル中(ボーナス・トラック曲含む)4曲が「60年代アメリカン・ポップス」の名作カバーであることが判る。

JASONのボーカルに対する評価は賛否両論ではあるが、
あくまで私個人的な視点で語りたいと思う。
歌が上手いか、下手なのか?
これについては、YESかNOでしかない事なので、それは個々の評価であっていいと思う。
しかし、「POP−IDOL」というカテゴリにおいて、求められる資質とは何か?
勿論、歌唱力があるに越した事は無いが、実はあらゆるジャンルに共通することで、
「ただ歌が上手い」だけでは成立たないし、とは言っても「下手すぎる」というのも困る。

では最も求められる資質とは?
それは「POP−IDOL」としての「個性ある声質」である。
これが無ければ、アーティストとして成立たない。

JASONの「個性ある声質」とはいったい何か?
それは60年代ポップスに相応しい、若さ溢れる「ハイ・トーン・ボイス」、そして高音部分で魅せる、
少し「ハスキー」になる声質。
これが彼の持ち味である。

彼がデビューしたきっかけは、祖国オーストラリアで「KYLIEと共演した俳優」という印象が強いが、この声質を聴く限り、偶然にもS&Aが探していた理想の「男性ボーカリスト」であったのです。

「歌が下手」だと感じる人の大半は恐らく、SAW代表曲である「Nothing Can Divide Us」、
「Everyday (I Love You More)」、「Hang On To Your Love」といった、ストレートに歌う楽曲タイプを主にイメージしているのではないだろうか?

リズム感をアピールする「しゃくり技術」(R&B特有な)を要しないタイプのアーティストである為、
ある意味「音痴」と勘違いされ易い部分がある。

しかし、注目して頂きたいのは「カバー・ソング」。

「POP−IDOL」の歴史は昔からあまり変わっておらず、「歌のテクニック」よりは「個性ある声質」の方であり、往年のヒット曲には多く見られる。

世の中では「歌のテクニック」があっても魅力の無い人の方が数倍も多く、個性を発掘するのは正に「至難の技」。

どこにでもいる「若い白人」のようで、意外とみつからない。
「Sealed With A Kiss」をはじめ、「Rhythm Of The Rain」、「Happy Together」をじっくり聴くと、
S&Aの憧れていた「グッド・オールディーズ」プロデュースという、夢の実現を果たしたシーンとして捉えられる。

KYLIEとのデュエット・ソング「Especially For You」では、楽曲クオリティは勿論のこと、二人のボーカル「魅力バランス」は「7対3」ではなく、夫々の個性が加わった作品であり、カップリング曲
「All I Wanna Do Is Make You Mine」でもJASONの魅力が活きている。
こうしたタイプの「軽快なポップ・ソング」を歌いこなすのは意外と難しく、ジャンル特有である
「楽しむ」表現力を要する。

きっと単なるビジュアルだけの人気では、一連のヒット記録は生まれなかった。

JASONに提供した楽曲の殆どは「S&A・ソング」の理想に近いもので、S&Aとしてはもっと「60年代ポップス」をやりたかったのですが、ダンス・ミュージック主流な90年代に入ると、どちらかと言うと「WATERMAN‘S・サウンド」がメインとなり、これが後の「MATT AITKEN」脱退のきっかけに繋がった。

「S&A」の60年代ポップスの追求はこれに止まらず、独自レーベル「LOVE THIS RECORD」で一気に活動を広げることとなった。

彼等のオリジナル第一号として、そのテイストが強くアピールされた楽曲が、
「Jayne Collins --NO TURNING BACK」(95年3月リリース)。
サウンドとしては「打ち込みイメージ」が強い感覚があるが、原曲タイプとしては正に60年代である
シンプルな仕上がりとなっている。

これらのカバー・ソングを聴く上で大事なのは、「SAWオリジナル・ソング」のような80年代ポップと同イメージで構えてしまうと「古臭い」という事にしか感じられない。
60年代ポップスは「その年代の楽曲」として意識する方が素直に聴きやすい。

数あるSAWによる「カバー・ソング」に注目してみると、60年代ポップスは「S&A」、「R&Bソウル」路線をはじめとする「ダンス・ミュージック」タイプは「WATERMAN」によるセレクトで、双方が持つ専門ジャンルがSAWの幅広い活動の核となっているのです。

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