ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

PWL音楽論コミュのPROTOでのワーク・スタイル

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SAWのスタート地点である「PROTOレコード」でのプロダクション・ワークの中で、PWLスタッフによる作品は非常に少ない。
この僅かな作品の中から今回は3枚の12インチレコードに注目してみたい。

初期である1984年にリリースされたSAW以外の作品では、
「RAMMING SPEED--When You Walk In The Room」。
この曲のプロデュースを担当したのは前回でも紹介した「WILLI MORRISON」と
「IAN GUENTHER」によるコンビに加え、ゲスト・リミキサーには大御所「IAN LEVINE」というスタッフ陣。

「IAN LEVINE」については以前にも書かせて頂いたように、彼はプロデューサー若しくは
「ミックス・エンジニア」がメイン・スタイルであるが、大御所であるが故に「ミックス・ワーク」でも音源やトラックのエディットの大幅な変更を行なってしまう「REMIX・ワーク」に比べて、オリジナル・プロデューサーの方針に純粋に従う「MIX・ワーク」の方が力を発揮するという、ある意味、難しい部分を含んだ人物である。

この「RAMMING SPEED」でも、プロデューサーに純粋に従う「MIX・ワーク」となっており、楽曲本来の流れに対しての自然さが感じられる。
それはカップリング収録の「MASTER−MIX」(オリジナル・バージョン)を聴くと判るとおり、基本的には「IAN LEVINE−MIX」と然程の違いを感じない。

一見、「IAN LEVINE」によってパワーアップされたように感じられるが、よく聴くと彼の特徴である「リズムを派手にする」という手法ながらも、そのリズム音源は彼自身によって作られたモノではなく、オリジナル音源である「MASTER−MIX」でのブレイク部分で使われたクラップやパーカッションを全体に強く打ち込んだものであり、この細かいタイミングに拘るリズム・パターンこそが正に
「PWL−MIX」。

SAW作品での「IAN LEVINE」リミックス・ワークは「音イジリ」が過ぎていて、トラックの流れが
非常に悪いモノが多いのに対し、「MIX・ワーク」は程よい仕上がりとなっている。

2枚目は、「Hazell Dean --BACK IN MY ARMS (ONCE AGAIN)」のカップリング収録曲となった「Take Me Home」。
実はPWLプロダクションによる「HI−ENERGY」作品は非常に数少なく、「MORRISON & 
WASHBOURNE」作品(86年)を除いては、上記「RAMMING SPEED」以外ではこの1曲でしかない。

これは単なる「貴重なワーク」に止まらず、初期においては「PWLオリジナル・サウンド」を判定するに重要な音源に値する。

この「Take Me Home」は同様に「WILLI MORRISON」単独によるプロデュースではあるが、
「HI−ENERGY」ジャンルにおける彼のセンスは抜群であり、楽曲タイプとして攻撃的なモノこそ感じられないが、シンセ音色の使い方である「アレンジ・プロデュース技術」には、PWL独自のスタイルが感じられ、個人的にはもう少し長く聴きたいところ。

そして、「PROTOレコード」でも最も「PWLワーク」の境界線ギリギリを感じさせる作品こそが、
「Divine-- Walk like a man」である。

プロデューサーは、「YOU THINK YOU'RE A MAN」、「I'M SO BEAUTIFUL」でお馴染み
「BARRY EVANGELI」、アレンジ・ワークに「PETE WARE」、更にエンジニアとして
「PHIL HARDING」というスタッフ陣なのだが、果たしてこれは「PWLプロダクション・ワーク」なのだろうか?

ちなみにJEREMYさんサイト情報では「DISCOGRAPHY」に掲載されていない。
これは非常に微妙なところではあるが、SAWとのプロデュース・パートナーであった
「BARRY EVANGELI」、「PETE WARE」はそれぞれ「PROTO社」の中でのスポット・ワーク的位置づけであり、肝心な「音源」を確認してみると、「HI−ENERGY」ジャンルである「カウベル」、「クラップ」についてはSAWとほぼ同音源に近いのだが、「メイン・シンセ」、「シンセ・ベース」といったあたりに「PWLサウンド」らしさが感じられない。

更に「PHIL HARDING」が「MIX名義」でなく、「ENGINEER名義」となっている点も重要である。
ミキサーであれば、楽曲全体の音を整える役割を担う「色付け技術」に対して、エンジニアの方は、単に「ワンポイント・アドバイサー」に過ぎず、プロデューサーに気に入られなければ、結局アイデアは活かされずに終わる事もある。

このように、「RAMMING SPEED」のようなPWLオリジナル・プロデューサーによる「基本音源」に対して、忠実にミックス作業を行なう「IAN LEVINE」というパターン、また「HAZELL DEAN」でのPWLプロダクション・オンリーによるオリジナル・プロデュース作品、そして最後はSAWとのスポット・ワークを終えた後の「BARRY EVANGELI」単独スタイルによる「HI−ENERGY」作品という、初期活動における「プロダクション・ワーク」には様々なプロデュース体制があった。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

PWL音楽論 更新情報

PWL音楽論のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング