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PWL音楽論コミュのPWL流MIAMI−SOUND

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1987年に流行したハウスミュージックと同時期に現れた新ジャンル
「マイアミサウンド」。

このジャンルの発祥元は名のとおりアメリカのマイアミ地区の夏をイメージした
正しく「暑い海岸で燃え上がる」というような、派手なダンスミュージック。
このブームを引き起こしたのは主に、COMPANY B/Fascinated,full circleや、
EXPOSE/Point of no return,Come go with meといった楽曲が
代表的であるが、この流行ジャンルにも即座に対応したSAWがリリースしたのは、ご存知BANANARAMAの大ヒットナンバーとなった「I heard a rumour」。

しかし、SAWがMIAMIサウンドを取り入れたのはREMIXバージョンである
「MIAMI MIX」。
一度聴けば、COMPANY BのFascinatedをマネた(今回はこの表現が正しい)もの。
しかし、よく聴いてみればよりSAW独自の色が表れてくるのがわかる。
SAWがリリースしたバージョンのなかでもこれだけド派手なMIXもそうはないのではないでしょうか?

このREMIXを担当したのは、PWLリミキサーのなかでも一番弟子にあたる最も幅広いジャンルにも対応できる才能の持ち主である男、Phil Harding。
彼の得意とする「ムチ音」や「ウーハー(ボイスサンプル)」といったサンプリングが連打されている。特に後半の乱れ打ちはこのジャンルに疎い人にとってはただの雑音にしかならない程にとても派手だ。

そして、このMIAMI MIXの特徴はオリジナルバージョンに比べてギターソロが長い。しかしただ長いのではなく、とても心地いいのだ。これは正しく
MATT AITKENの演奏技術のタマモノ意外の他ならない。
(彼の技術はRICK ASTLEY/It would take〜のMATT‘S JAZZY 
GUITAR MIXが一番発揮しているが。)

さらに、このMIXの魅力はソングの2コーラス目からパラパラという破線的で綺麗なシンセが入ってくる。この技術はABC/When smoky sings(MIAMI MIX)でも使われている手法。

話はサンプリングに戻るが、Philの「ムチ音」や「ウーハー」といったサンプリングは果たして何処から発祥したのか。
Phil単独による87年以降にはよく使われていたサンプリングではあるが、実はこの曲以前にもあったのだ。それは、1986年のDEAD OR ALIVEのアルバムであるMAD BAD & DANGEROUS TO KNOWに収録されている
SON OF A GUNという曲で使用している。そして「ムチ音」は
MEL&KIM/Showing outでも既に使われている。
このサンプリングがPhil独自により発明されたものかどうかは別にしても、少なくともSAWでのワーキングのなかで生まれたことだけは事実である。
なので、SAWなしには生まれなかったということだ。

このPWLによるMIAMIサウンドは、SAWではこの一曲でしかリリースしていないが、
(MICHAEL DAVIDSONもMIAMI風ではあるが。)Phil Harding単独による作品は他にも以下の傑作があります。

ABC--When Smokey Sings(miami mix)
EXPOSE--Point Of No Return(UK remix)
PET SHOP BOYS--Always On My Mind(remix)
SHANICE WILSON--I'll Bet She's Got A boyfriend(miami mix)※
BROTHER BEYOND--Can You Keep A Secret(miami mix)

※ご存知「I love your smile」のあのSHANICEのデビュー当時作品。

Philの方はPWLが契約終了したあとにも、COMPANY B/Fascinatedを
LISA Bというアーティストでカバーしている。(オリジナルの出来がいいので、
仕上がりがいいのは当然といえば当然だが。)

このPWL−MIAMIは、メインであるキーボードの涼しい音色と、サンバ調な
熱いリズム、そしてPWLならではの激しいサンプリングが入り乱れるのが特徴であり、アメリカで流行したジャンルをフィーチャーしたマニア向けな最高のサウンドではないだろうか。

コメント(5)

縦ノリと横ノリのMIAMIがありますね。
EXPOSE--Point Of No Return(UK remix)
これもってないわ。うらやましい。
エルトンジョンも持っておられるし
すごいなあ。
ゆうすけさん>
そうですね。縦ノリ→BANANARAMA
横→BROTHER BEYONDですね!
「横ノリ」っていうのも、当時のジャンルの幅広さがあってのサウンドですよね。
今こういったノリの音楽ないですね。

レコードは手に入れる執念があれば、必ず手に入ります!
EXPOSEだったら、今でもNETで手に入りますよ。
>執念があれば、必ず手に入ります!
そのとおりですが、妻子もちの安サラリーマン
では、なかなか執念を費やすことが出来ないのが現状。

今は本代とPC部品代で精一杯です。

80年代〜90年代は、お金があるのに何でPWLが
見つからないんだーってレコード屋で苦しんだのに。
ゆうすけさん>
私も決して金持ちではありませんが、レコードを手に入れる際は多少高額であっても
レアモノについては射止めを惜しまなかった。

色々な人の話を聞くなかでは、当時の流通事情からすると、日本ではやはり東京が
一番レコードが溢れていたようですね。
こればかりはどうしようもないですけど...。
でも通販は以前からありましたよね。ただ現物が確認できないのはとても不安
ですけど、そこは割り切りたいですね。

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