ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

グッドラック感動のお奨め映画コミュの「ソーシャル・ネットワーク」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 アカデミー賞の大本命とも評されるデビット・フィンチャー監督作品「ソーシャル・ネットワーク」。鑑賞後、予想を超える出来に拍手したい気持ちになった。ダークなタッチと独特の世界観が持ち味のD・フィンチャー監督、1962年生まれなので今年49歳になる。「セブン」を撮った時は弱冠33歳。彼の作品は総べて見ているが、この「ソーシャル・ネットワーク」は「ベンジャミン・バトンの奇妙な人生」のような奇を衒った脚本ではなく、若い起業家たちの群像劇を第一級のサスペンス映画に仕上げたところが私にはドンデンだった。超スピーディーな編集は緊迫感を高め、上映時間120分の映画がまるでノンストップアクション映画のようだった。息もつかせぬ機関銃のようなセリフ(脚本)が、天才たちが集まるハーバード大学の学生たちの優秀さを感じさせることにも成功していた。D・フィンチャー監督の力量に拍手を贈りたい。

 冒頭、主人公のハーバード大学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)が、コロンビア大?の女子大学生を口説いているシーンがある。この会話がいい。まるで機関銃のようにしゃべりまくるマーク。彼女も突っ込みながら応えるが、自尊心を逆なでする言葉にイライラが爆発していく。しかし、マークはそのことに気づかない。難しい数学や物理の問題は解けても、他人の心の動きは読めない。自らの想いも伝えられない。頭がいいことがいつのまにか傲慢な性格を作り上げてしまったことに気づかない。何故、自分の想いが伝わらないのか、マークはもどかしくて仕方がない。この冒頭のシーンこそ、映画の主題のような気がする。

短く主題をまとめると
「どんな難問にも答えられるが、自らの想いは伝えられない、そんな不幸な天才の物語」

 振られたマークはその腹いせに復讐を考える。これが「ソーシャルネット・ワーク」“facebook”になるのだが、企業創業に集まる若者たちの群像劇が活き活きと描かれている。今年のアカデミー賞、大本命という予想は的確な表現だと思う。

カチンコグッドラック感動のお奨め度:(85点)
電球重要(メッセージ性)・感動面積<90>

1)オリジナルティーあふれるストーリーと意外な展開は説得力があり、
  しかも様々な愛と哀愁・切なさが含まれている。(20点満点−18)

2)考え抜かれた自然なセリフ(脚本)に何度も胸を打つ(10点満点−9)

3)今までにない主演者の演技とストーリー展開での登場人物の成長・変貌
  ・怒り・悲しみに胸を打つ(10点満点−8)

4)助演者・脇役らに存在感があり、各シーンに溶け込み表情
  ・セリフを自分ものにしている(10点満点−8)

5)動と静の音楽が各シーンの感動を増幅させて、メインテーマは心に残る(10点満点−7)

6)撮影が新鮮で記憶に残るシーンが随所にある(10点満点−8)

7)テンポのいい編集は心地よい緊張と緩和を生み、
  感動のラストシーンへ導いていく(10点満点−10)

8)違和感のない特殊効果は映画の質を落とさずリアリティーを感じる or
  凝った美術・衣装・時代考証は違和感がなく自然で美しい (10点満点−8)

9)総合点:この映画・DVD・ビデオを見てもがっかりしない、満足度、お奨め度(10点満点−9)

 

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

グッドラック感動のお奨め映画 更新情報

グッドラック感動のお奨め映画のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング