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グッドラック感動のお奨め映画コミュの「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

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 大人のファンタジー映画というジャンルが存在するなら、この映画はこれに当たるでしょう。ブラピ主演の「ジョー・ブラックをよろしく」も「ファイト・クラブ」もこれに分類させるでしょう。副題に「数奇な人生」というあるように80歳の老人のような身体で生まれてきて、年を取るごとに若返っていくのですから数奇と言うほかありません。

 小説家F・スコット・フィッツジェラルドが1920年代に著わした短編を基に、「フォレスト・ガンプ 一期一会」の脚本家エリック・ロスが「F・ガンプ」と同じように激動のアメリカ現代史を背景に大河ドラマとして作り上げました。デビット・フィンチャー監督(「セブン」「ファイトクラブ」)は、CG技術を感じさせないで落ち着いた映像で描きます。

 共演のケイト・ブランシェットがとても美しい。モダンバレーのシーンなどは絶品です。(あれもCG技術なのだろうか?)その美しさを際ださせているため、彼女の老いていく姿もしっかりと描くので、後にその美しさがより切なくなってきます。誰もが若い瑞々しい身体のままでいたいのです。「永遠のものなどない」というセリフが切なく胸に迫ってきます。

 邦画の「あ・うん」では戦地に向かう若者が恋を捨てようとします。娘の親もそれを黙認しますが、父親の親友が娘の気持ち、若者の気持ちを察して二人を結びつけます。父親は込み上げてくる切ない涙をこらえながら婚礼を日を迎えるのです。まさに日本人の<あ・うんの呼吸>というべき展開。相手の幸せのために自らの幸せを捨てようとした若者の気持ちに至高の愛を感じます。

「ベンジャミン・バドン 数奇な人生」には愛の切なさや無常が散りばめられています。それらを避けて通る獣のような人生を送りたいとは想いません。喜びや悲しみ、切なさや無常や愛を知ってこそ、人生に価値が見いだせるのではないでしょうか。そう信じています。


ぴかぴか(新しい)グッドラック感動のお奨め度:87点


<ネタバレゴメン!>の詳しい感想はこちらへ
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