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グッドラック感動のお奨め映画コミュの「HERO」

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昨夜仕事帰りに見て参りました。
昨年、自宅近隣にムービックスができて以来、
ナイトショーによく行くようになりました。
「アンフェア」、「王の男」、「デス・ノート」、
「レミーのおいしいレストラン」など、
今までは映画館では見なかった映画を見るようになりました。

さて、「HERO」ですが、見終わって車を走らせながら
10分以内で自宅に着く間、最初に何を思ったか?
「昔はこんな物語ばかりだった…」

「弁護士ペリー・メイスン」
「部長刑事」
脳外科医「ベン・ケーシー」

幼い頃上記のようなテレビを見ながら
法廷で論理的でしかも感動的な演説によって
無実を証明していく身だしなみのいい弁護士もの。

様々な難事件を部長刑事が7人の刑事を引き連れて
解決していく警察もの。

毎回、緊急でしかも困難な患者に冷静な姿勢でメスを入れ
大切な命を救う人間味豊かな医者もの。

幼い頃、私たちは彼らのようになりたいと思ったものです。

「HERO」を見て今の小学生や中学生はどのように思うのでしょうか?

下記はあるサイトのこの映画の批評の一部、
・「赤坂から三軒茶屋を246を走ると、
  少なくとも2箇所のNシステムを通過しなくてはなりません。
  写ってますよね…確実に。」

このように詳細な情報が蔓延しているために
ストーリーが現実的ではないと評価を半減させる人が
私が幼い頃より多いように思います。

「ラストシーンが最高でした」と満点をつける人
こんな人は昔より少ないように思います。

高校時代に麻雀の天才S君から「青ざめた馬を見よ」を
薦められて五木文学に惹かれていきました。
しかし、私の文学の原点は吉川英治の「宮本武蔵」であり、
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」です。
そしてこの流れは米国のアーサー・ヘイリーへと続きます。
五木寛之氏はこの世界に<情>を織り込んでいったような気がします。

さて、現在のようなネット社会に移行して行く中で
ほとんどの知識を、危ない情報までも指一本で
幼い連中が自宅の密室で得られる状況は本当にいいものだろうか?
この問題について以前から疑問に思っていました。

吉川英治氏や司馬遼太郎氏が描いてきた様々な主人公が
心の根底に存在している私のようなある意味古い人達と
ゲームやアニメ(手塚・宮崎以外?)の暴力的シーンが
売り物の画像で育った人達の違いは、
善悪の分別力、したい事とすべき事の判断力、
先生と呼ばれる人への尊敬心、親への尊敬心は
前者の方が大切にする傾向がある。

反対に後者は前者より計算高く、物事を合理的に、
且つ平等を基準に判断する傾向がある。
1,000万部以上を売った「デス・ノート」の主人公の生き様に
心惹かれた若い人はまさしく後者の範疇に当てはまる。
己の目的のためには自分の恋人や父まで殺めようとする夜神月、
まるで自分が神にでもなったような言動は、
家族や恋人への愛がまるで低俗なものと蔑むように思える。

まだ幼くて、様々な生き方や思いや考え方の相違に気づかない人達に、
主人公夜神月がどう映るのだろうか?

それに比べて今回の邦画公開映画館数最高の「HERO」の久利生公平は、
幼い人が見ても安心できる主人公と云える。

巨悪を成敗するより命の尊さを訴える一検事の姿は
体制にいつも反発するキムタクのイメージに当てはまる。

キムタクと松たか子との会話は、
男女7人のさんまと大竹しのぶを彷彿させるくらいに良くできている。
「アンフェア」のような仲間を裏切るストーリーが全盛の現代映画の中で、
こんなストーリーはかえって輝いて見えるのは
いつまで立っても幼い自分から抜け出そうとしない私だけだろうか?

ラストシーンは「卒業」の逆、つまりキムタクの当惑した苦笑い、
たか子の満面の笑みで終わって欲しかったな。

きっと、こんなふうに思うのは歳を取ったせいかもしれませんが…。

「感動したお奨め映画度 80点」


コメント(1)

 初日に見てきました
キムタク 段々上手くなったのかな
あきらめないで 立ち向かう
証拠探しも その一つ
周りも しっかりフォロ〜してるし
安心して 見れます

上げ足をとれば どんな作品でもあるんだけど
落ちが見えていて 楽しめるのは良い作品なのでしょう
それぞれの楽しみができる これは幸いなのです

 ラストシーンですが
雨宮がベンチで寝てしまうシーン
意外でした 
ホットしたときの安堵感みたいな・・ 両人の背中が見えて
素敵な演出だったと思いますが 如何でしょう

 グッドラックさんが おっしゃるとおり
裏切りシーンが 多く展開が早いのも一つの趣ですが
安心してみられたので 高得点

「感動したお奨め映画度 66点 ラストに もう10点」


PS きっと、こんなふうに思うのは歳を取ったせいかもしれませんが…。  ← 年ではなく感性が 進化したのでは

 いろいろな楽しみができる 映画ですから 楽しめれば幸い
スクリーンを 通して勉強できる 考えさせる
これからも 楽しませて頂きましょう (゜)(。。)ペコッ

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