サンデーサイレンス革命コミュの【関屋記念】新ポイント・ゲームの掲示板

【関屋記念】“再度”祐一＆ワインダー！自慢の切れで連覇決める
週末の新潟の天気は曇り時々晴れ予報。休み明け３戦目のサイドワインダーが、良馬場と前走から１キロ減の５７キロで連覇に挑む
今週の新潟メーン・関屋記念で、関西馬サイドワインダーが連覇に挑む。休み明け後の２戦は（８）着、（４）着と完敗しているが、道悪と５８キロの斤量も影響した。今回は優勝した昨年と同じ５７キロで、週末の予報も曇り時々晴れ。良馬場で本来の切れを発揮できそうだ。コンビを組む福永祐一騎手は先週の小倉記念をスウィフトカレントで優勝。ワインダーを管理する瀬戸口調教師は来春定年だけに、最後の夏で勝利を狙う。

関屋記念出走予定馬へ
◇

切れ味勝負なら負けない。昨年、上がり３ハロン３２秒６という驚異的な末脚を繰り出したサイドワインダーが、梅雨明けの新潟で連覇を狙う。

約７カ月の休養明けから叩き３戦目の今回。ここ２走は（８）（４）着と、追い込んで届かずのレースが続いていた。敗因は明白だ。２戦とも重馬場。切れ味が身上のワインダーにとって、瞬発力が殺がれる馬場は不向き。それでも前走の米子Ｓでは最後方から大外を回ってメンバー中３番目の脚を使い、勝ち馬からコンマ８秒差まで詰めてきた。良馬場なら、着差はさらに詰まったはずだ。

その上、この２戦は斤量が微妙に響いていたようだ。福永騎手は「調教でも以前のような切れは感じなくなっていることは確か。でも、５８キロの斤量もこたえていたからね」と、本来の切れが見られなかった原因を分析している。

前記のマイナス面が解消されるのが今回だ。梅雨明けが宣言され、先週は土日ともに晴天で行われた新潟。週間予報では今週末も雨の心配はない。元々、馬場が悪くなっても時計が遅くなることのない競馬場だけに、良馬場なら存分に切れ味を発揮できる。斤量も前走から１キロ減って昨年勝ったときと同じ５７キロ。好走の条件は揃った。

先週、小倉記念をスウィフトカレントで勝った福永騎手は、来週は世界のトップジョッキーによるチーム別対抗戦「シャーガーカップ」に招待されているためイギリスで騎乗。「同じチームにデットーリやボスがいて、そうそうたるメンバー。ちょっと緊張するけど、どんな馬に乗れるのか楽しみ」と胸を躍らせている。ハーツクライのキングジョージでの３着健闘で、日本馬のレベルの高さを示した近代競馬発祥の国で、今度は日本の騎手のレベルをアピールするためにも、重賞連勝で弾みをつけて臨みたいところだろう。

ワインダーは、ユーイチの師匠の北橋調教師の管理馬で、今春定年後に瀬戸口調教師に引き継がれた。その瀬戸口調教師も来春定年で、今年が最後の夏。恩義のある名将に、ユーイチも連覇で応えたいはずだ。

昨年初の全国リーディングを獲得したトレーナーは、今年もメイショウサムソンが皐月賞＆ダービーの２冠を達成するなど存在感は十分だ。サイドワインダーについても、「変わりなく順調にきているし、昨年勝っているように、直線の長い新潟はこの馬にとっていい舞台」と改めて期待している。


■夏の瀬戸口厩舎
昨年、開業３１年目にして初の全国リーディングトレーナーに輝いた瀬戸口勉調教師（６９）。今年は７月３０日終了現在で２６勝。全国リーディングの５位（関西４位）につけている。昨年の同時期の４位より順位は低いが、勝ち星は同じ２６勝。連続リーディングの可能性は十分だ。その昨年、リーディング奪取への原動力となったのが小倉開催。夏の２開催で１５勝の荒稼ぎをして一気にトップに立った。今週は関屋記念のサイドワインダー以外にも、岩室温泉特別のマルカフレンチと新潟に有力馬が出陣。小倉ではフェニックス賞のシルバーストーン、ホンコンＪＣＴのアンティークコインなどがＶ候補と、勝利を増産するラインナップを揃えている。秋には牡馬３冠を狙うメイショウサムソンが神戸新聞杯で復帰予定。来年２月に定年を迎える瀬戸口師が、最後の夏を迎えて猛スパートの態勢に入った。


★横山典で復活だ…テレグノシス
２年前の毎日王冠を最後に勝ち星から遠ざかっているテレグノシス。３年前のフランス遠征以外、夏場はきっちりと休んできたが、「年齢も年齢（７歳）だしチャンスのあるところを選んで使っていきたい」と杉浦調教師の勝ちに対する姿勢は並々ならぬものがある。安田記念９着後は宮城・山元トレセンに放牧に出されていたが、「放牧先でもずっと乗り込んでいたし、体は十分仕上がっている」と杉浦師が話すように、１週前追い切りでもＷコースで５ハロン６６秒３を馬なりでマーク。仕上がりに不安はなさそうだ。新潟は初めてだが、得意の左回りで直線の長いコースはベスト。１年８カ月ぶりに手綱を取る横山典騎手で復活Ｖとなるか。


★本領発揮の舞台…ダイワレイダース
昨年の新潟記念（８着）以来、１１カ月ぶりにターフに戻ってくるダイワレイダース。「休養が長引いたのは蹄を痛めてしまったため。牧場でも乗り込んでいたし、体も１週前としてはいい頃の体つきに戻ってきている」と松山調教師は復帰する愛馬の馬体に目を細める。１週前はＷコースで５ハロン６３秒４と休み明けを感じさせない動きを披露。「動きもいい頃に近づいている。あとは久々で息ができているかどうかだけ」と松山師はレースに対しては言葉を選んだが、実績ある新潟、３勝を挙げているマイルの舞台なら力は出し切れるはずだ。