【高松宮記念】風のプリサイス！名手アンカツが８歳馬導く！
老いてますます盛ん。８歳馬プリサイスマシーンは心強いパートナーを背に頂点を目指す
今週日曜には中京でスプリントＧＩ高松宮記念が行われる。注目は絶好調のベテランと、勢いに乗った天才の真っ向勝負だ。全国リーディング首位を快走の安藤勝己騎手（４６）＝栗・フリー＝は阪急杯を制したプリサイスマシーン、３週連続重賞Ｖの武豊騎手（３８）＝栗・フリー＝は一級品の決め手を持つスズカフェニックスと、ともに有力馬に騎乗。二人の手綱が“桶狭間の戦い”を熱くする。
高松宮記念出走予定馬へ
◇
全国リーディング首位を快走する安藤勝騎手。絶好調のベテランがプリサイスマシーンをＧＩ勝利へと導く
ベテランの勢いは止まらない。安藤勝騎手は先週の土日で７勝の固め打ち。今年の通算勝利を４２とし、２位の岩田康騎手に７勝の差をつけて全国リーディングを独走だ。勝率２８．４％、連対率４５．９％の超ハイアベレージ。重賞もサンライズバッカスで制したＧＩフェブラリーＳを筆頭に４勝を挙げており、中身も濃い。
今週末はプリサイスマシーンで今年のＧＩ２勝目を狙う。松岡騎手の負傷で代打騎乗となった阪神Ｃで０３年１１月のカシオペアＳ１着以来の手綱を握り、クビ差の２着。前走の阪急杯は先に抜け出したエイシンドーバーに粘られながらも地力で１着同着に持ち込み、８歳馬の重賞Ｖを決めた。
「かわすんだろうなという手応えだったけど、相手もしぶとくて」と振り返ったアンカツは「８歳でも衰えなんて全然感じないよ」と笑い「あの感じなら１２００メートルにも対応できる」と確かな手応えをつかんでいる。
プリサイスは１２００メートルで２戦して勝ち鞍はないが、岩田康騎手が手綱を取った昨年の高松宮記念ではオレハマッテルゼからコンマ３秒差４着。「まじめな馬で前に行かそうと思えば行けるスピードはある。でも、阪急杯の感じや昨年のレースを見るとためた方が力を出せそう。脚を多くためられるかがカギだね」と、超ハイペースの電撃戦で瞬発力を生かす競馬をシミュレートしている。
愛知県一宮市出身で、岐阜県の笠松競馬でトップジョッキーとして君臨していたアンカツにとって中京は“地元”といってもいい場所だ。０３年３月にＪＲＡ移籍し、わずか３０日後にビリーヴでＧＩ初制覇を飾ったのも高松宮記念だった。それ以来の高松宮記念参戦に４６歳の名手が燃えないわけがない。渾身のライディングで、８歳の古豪を悲願のＧＩウイナーに導く。
【オッズから】
サンケイスポーツのシミュレーションでは大混戦を象徴するオッズが弾き出された。単勝４．１倍のスズカフェニックスが１番人気。４．９倍の２番人気がプリサイスマシーンで、さらにシーイズトウショウが６．６倍で続く。馬複は１０倍以下がなく、スズカとプリサイスの組み合わせの１２倍が１番人気。馬単はスズカ→プリサイスが１８倍、プリサイス→スズカが１９倍。３連単はスズカ→プリサイス→シーイズで１２１倍と、１番人気でも万馬券だ。
■桶狭間の戦い
１５６０年５月、大軍で尾張に攻め込んできた駿河の大名・今川義元を、約１０分の１の兵しか率いていなかった尾張の織田信長が奇襲戦法で応戦、見事に討ち取った日本の決戦史上に残る大逆転劇。合戦の場と伝えられている「桶狭間古戦場伝説地」は、名鉄・中京競馬場前駅の前にある。
老いてますます盛ん。８歳馬プリサイスマシーンは心強いパートナーを背に頂点を目指す
今週日曜には中京でスプリントＧＩ高松宮記念が行われる。注目は絶好調のベテランと、勢いに乗った天才の真っ向勝負だ。全国リーディング首位を快走の安藤勝己騎手（４６）＝栗・フリー＝は阪急杯を制したプリサイスマシーン、３週連続重賞Ｖの武豊騎手（３８）＝栗・フリー＝は一級品の決め手を持つスズカフェニックスと、ともに有力馬に騎乗。二人の手綱が“桶狭間の戦い”を熱くする。
高松宮記念出走予定馬へ
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全国リーディング首位を快走する安藤勝騎手。絶好調のベテランがプリサイスマシーンをＧＩ勝利へと導く
ベテランの勢いは止まらない。安藤勝騎手は先週の土日で７勝の固め打ち。今年の通算勝利を４２とし、２位の岩田康騎手に７勝の差をつけて全国リーディングを独走だ。勝率２８．４％、連対率４５．９％の超ハイアベレージ。重賞もサンライズバッカスで制したＧＩフェブラリーＳを筆頭に４勝を挙げており、中身も濃い。
今週末はプリサイスマシーンで今年のＧＩ２勝目を狙う。松岡騎手の負傷で代打騎乗となった阪神Ｃで０３年１１月のカシオペアＳ１着以来の手綱を握り、クビ差の２着。前走の阪急杯は先に抜け出したエイシンドーバーに粘られながらも地力で１着同着に持ち込み、８歳馬の重賞Ｖを決めた。
「かわすんだろうなという手応えだったけど、相手もしぶとくて」と振り返ったアンカツは「８歳でも衰えなんて全然感じないよ」と笑い「あの感じなら１２００メートルにも対応できる」と確かな手応えをつかんでいる。
プリサイスは１２００メートルで２戦して勝ち鞍はないが、岩田康騎手が手綱を取った昨年の高松宮記念ではオレハマッテルゼからコンマ３秒差４着。「まじめな馬で前に行かそうと思えば行けるスピードはある。でも、阪急杯の感じや昨年のレースを見るとためた方が力を出せそう。脚を多くためられるかがカギだね」と、超ハイペースの電撃戦で瞬発力を生かす競馬をシミュレートしている。
愛知県一宮市出身で、岐阜県の笠松競馬でトップジョッキーとして君臨していたアンカツにとって中京は“地元”といってもいい場所だ。０３年３月にＪＲＡ移籍し、わずか３０日後にビリーヴでＧＩ初制覇を飾ったのも高松宮記念だった。それ以来の高松宮記念参戦に４６歳の名手が燃えないわけがない。渾身のライディングで、８歳の古豪を悲願のＧＩウイナーに導く。
【オッズから】
サンケイスポーツのシミュレーションでは大混戦を象徴するオッズが弾き出された。単勝４．１倍のスズカフェニックスが１番人気。４．９倍の２番人気がプリサイスマシーンで、さらにシーイズトウショウが６．６倍で続く。馬複は１０倍以下がなく、スズカとプリサイスの組み合わせの１２倍が１番人気。馬単はスズカ→プリサイスが１８倍、プリサイス→スズカが１９倍。３連単はスズカ→プリサイス→シーイズで１２１倍と、１番人気でも万馬券だ。
■桶狭間の戦い
１５６０年５月、大軍で尾張に攻め込んできた駿河の大名・今川義元を、約１０分の１の兵しか率いていなかった尾張の織田信長が奇襲戦法で応戦、見事に討ち取った日本の決戦史上に残る大逆転劇。合戦の場と伝えられている「桶狭間古戦場伝説地」は、名鉄・中京競馬場前駅の前にある。
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コメント(6)
中京開催移設G２→G３降格となったCBC賞を回収し、札幌開催新設戦でチアフルスマイルの相手を務め、返す刀で変則中京開催セントウルステークスをぶっこ抜く、我々の言葉で言うならまぎれも無いタブー馬であるシーイズトウショウ。本来であればおいしい人気馬となるところなのであるけれど、ひょっとしたらG１としては最後の開催になってしまう危うい立場の高松宮記念ということであえて狙ってみます。
ならば相手は、新設戦阪神カップをやはり２着し、前走阪急杯を同着で１着したプリサイスマシーンをとります。と、なれば、決着構造としてはやはり裏ゾロ目の形が望ましく、エムオーウイナーが何らかの形で馬券を構成すると見ます。もう１頭あげるならばやはりゾロ目戦ガーネットSを勝ち上がって重賞戦線に名乗りを上げたスリーアベニューでしょうかねぇ。
ならば相手は、新設戦阪神カップをやはり２着し、前走阪急杯を同着で１着したプリサイスマシーンをとります。と、なれば、決着構造としてはやはり裏ゾロ目の形が望ましく、エムオーウイナーが何らかの形で馬券を構成すると見ます。もう１頭あげるならばやはりゾロ目戦ガーネットSを勝ち上がって重賞戦線に名乗りを上げたスリーアベニューでしょうかねぇ。
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