サンデーサイレンス革命コミュの【弥生賞】改革ポイントゲームの予想欄

【弥生賞】さあ春本番！２歳王者ジャーニー、満を持して出陣！
昨年の２歳牡馬王者ドリームジャーニーが出陣。前走同様、強烈な決め手を発揮して皐月賞に王手をかける
　後方一気の末脚で朝日杯フューチュリティＳを制したドリームジャーニーが、皐月賞トライアル第一弾・ＧＩＩ弥生賞で今年初戦を迎える。２歳牡馬チャンプの課題は距離延長。これをクリアできれば、皐月賞（４月１５日、中山、ＧＩ、芝・内２０００メートル）がクッキリと視界に入ってくる。

弥生賞出走予定馬へ
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　小さな王者が、いよいよ春本番の舞台に臨む。わずか４１６キロの馬体で朝日杯ＦＳを制したドリームジャーニー。最後方から弾丸のような勢いでゴールを突き抜けた驚異の末脚が、今度は中山芝２０００メートルで炸裂する。

　「大きくなりました。レースには４３０キロぐらいになると思います」と山下調教助手はひとまわり大きくなったジャーニーの成長を頼もしく思っている。さらに、「実際に跨ったときに、小さいことを感じさせないんです。体の大きさで他と比べられるような馬ではありません」と素質の高さを改めて実感。牡馬クラシックの主役を担う器へと変貌を遂げている。

　父のステイゴールドは７歳の引退レース、香港ヴァーズでＧＩ初制覇を達成し、母の父メジロマックイーンは菊花賞や天皇賞・春連覇などじっくりと力をつけた名ステイヤー。その血を受け継ぐジャーニーが２歳のマイルＧＩを制したという事実は、持って生まれた資質の高さを証明したに他ならない。成長力が豊富で、距離が延びてさらにいい血統背景。さらなる躍進を期待して当然だ。

　ただ、意外にも池江泰寿調教師は「クラシックへの課題は距離への対応でしょう」と話す。「朝日杯では最後方で折り合いましたが、これからはもう少し前でも折り合わなければ通用しない。それができれば…」と精神的な成長を望む。距離が４００メートル延びる今回は“折り合い”が最大のテーマ。これさえクリアできれば、不安はなくなる。

　東スポ杯２歳Ｓ（３着）で後塵を拝したライバルのフサイチホウオーは共同通信杯で無傷のＶ４を達成。今回は皐月賞での“打倒ホウオー”へ向けたシミュレーションの意味合いも含まれる。だからこそ、ここで王者の貫禄を改めて示さなければならない。ドリームジャーニーが、この距離でも後方一気を決めることができれば、クラシック制覇が大きく近づいてくる。

■朝日杯ＦＳ馬
　過去１０年で、翌春の復帰初戦を勝利で飾った馬は０３年エイシンチャンプ１頭のみ。しかし、１０頭中４頭（グラスワンダー、アドマイヤコジーン、エイシンプレストン、アドマイヤドン）が３歳以降にＧＩを勝っており、８頭（メジロベイリー、マイネルレコルトを除く）が重賞を制している。以前の２歳牡馬チャンプには早熟なイメージがあったが、近年の優勝馬は確かな能力と将来性を備えている。ドリームジャーニーの今後にも期待が膨らむ。