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 卵コミュのtamago-nation レポート:2日目(8/20)

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1)fourcolor & tamaru
2日目は杉本佳一君と私のデュオでスタート。
演奏時間30分を2部構成にすることのみ、事前に打合せただけの即興演奏。楽音もグリッチサウンドも情緒と切り離し、配置への立ち会い自体に豊かな音楽的資質を感じさせる点で、やはり杉本君は抜きん出た存在だと思う。彼が提示する硬質美のサウンドスケープに、私は時に調性を、時に無調性を添えつつ、未知の情感を探っていった。PA条件的に大音量というわけにはいかなかったが、なかなか気持ちのよい、きれいな低域を奏でたつもり。

2)青山政史
エレキギターと2台の持参アンプで、会場PAも通さないギターソロイスト。
客席に背を向け、一切の演出と無縁な素朴さで催眠的なミニマルフレーズを紡いでいく姿は求道的ながらも、音のモアレ空間でしばし会場を幻惑したと思いきや唐突に演奏を停止。そしてまた新たなフレーズを紡ぎ始めるといった様子に、このギタリストが、一般的な尺度では測れない独自の感覚を持った音楽家であると再認識。弦を4本しか張っていないギターもしかり、2台のアンプの使い分けについても、本人以外にはわかりにくい基準がある様子。その幻覚的なギターサウンドには中毒性の魅力があり、私はもっともっと聴きたいと思った。演奏後、彼への会場の拍手は非常に大きなものだった。

3)the cozmic urination
角田俊也さん、伊東篤宏さんのサウンドアートの大物2人に、宇波拓さんがギターで参加したトリオ編成。
明滅する蛍光灯楽器「オプトロン」の登場で、会場を消灯して演奏開始。大いに驚かされたのは、その美しい音楽性。角田さんのスチールギターは主にパーカッシブな奏法で発音していたが、気持ちよい倍音の放散で空間を押し拡げ、伊東さんのオプトロンは熟達したコントロールでアンサンブルを支えることに成功していた。宇波さんのギターワークは、2人の特殊楽器と乖離せずに、カラフルで、ひと回り大きな脈動を音楽全体に与えていた。イージーなワンナイトセッションではなく、とても練り上げられた素晴らしいスペース・プログレッシブ・ロック。このバンドは今後もぜひ活動を継続してほしい。必見。

4)浅野達彦
大トリは、キューレーターとして知られる東谷隆司さんをサポートベーシストに迎えた浅野達彦さん。
日頃愛聴している彼のアルバムには、ファンタジックなポップさとストレンジなアート感覚が同居しているが、この日のライブは両方の要素をダイナミックに拡張し、なおかつロックスピリッツも感じさせる、凄みのある演奏だった。イベントの最後を飾るにふさわしい、堂々たる風格。ギターを自らの肉体と一体化させたかのような浅野さんもさることながら、東谷さんのベース演奏の力量には舌を巻いた。訊けばあの「マリア観音」にかつてベーシストとして在籍していたとのこと。納得。

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