ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

日本の政治を考える会コミュのナベツネの大連立は詭道(だまし)なり

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
臨時国会が閉幕し、来年度予算を審議する年明け通常国会開幕に向け政局が一挙に流動化し始めている。政権与党や野党、メディアの重鎮達が頻繁に接触しているが、彼らに共通しているのは「閉塞した現在の政治状況を打破しなければならない」という思いであろう。

しかしその為の手段については様々であり、まさに同床異夢の状況だ。この政局の中心にいる小沢一郎は、かつての自社さ政権の悪夢を繰り返さないよう、なんとか挙党体制によって民主党政権を維持しようと考えているようだが、菅・仙谷政権は小沢派を取り込む挙党体制には消極的だ。

このような菅・仙谷政権の足元を見て政界再編を望む森喜朗やナベツネ、さらには自民党を離脱し政界孤児となった鳩山邦夫、桝添などが民主党の分断工作に走り出している。いまや菅・仙谷政権は小沢や鳩山由紀夫が望む挙党体制を組むか、それとも小沢を切って野党との大連立に走るかの選択に迫られているように見える。

しかし魑魅魍魎の政治の世界で大連立を実現するには相当な政治力がないと実現は難しい。谷垣が「小沢を切らない民主党とは組まない」と言っているが、もし菅・仙谷が自民党との連立を望み小沢派を切り捨てれば、自民党は大連立の約束を反故にし一気に解散総選挙へ追い込み、政権奪還に動く可能性は高い。

どうやら大連立の狙いは未熟な菅・仙谷を罠に陥れる森喜朗やナベツネの策略であるかもしれない。いまや彼らの謀略によって民主党政権の瓦解と自民党の政権奪還が目前に迫りつつあるようだ。ベテランの小沢はこのような自民党サイドの策略を読んで新人議員たちに「解散総選挙は近い」と檄を飛ばしたのだろう。

こういった状況の中で、小沢一郎が「疾きこと風の如く」激しく動き出した。小沢の狙いは、かねてから言われていたように自民党の分断である。そして菅・仙谷が自民党サイドの謀略に嵌り民主党が分裂しても、自民党の古賀誠や自民党OBの与謝野、桝添などと組んで政権奪取を目指すのだろう。

まさに小沢家康と菅秀頼・仙谷淀君による平成の関が原の戦いが始まろうとしているのかもしれない。ところで関が原の戦いの帰趨を決めたのは、豊臣陣営と思われていた小早川秀秋の家康陣営への寝返りにあったことは有名な話だ。そこで大胆な推理であるが森、ナベツネが小早川である可能性もある。

彼らは元々、小沢に近く小沢が離党すれば頼りない菅・仙谷を見捨て小沢に付く可能性は否定できない。また大政治家である小沢もそれくらいの裏工作はやっていると考えるべきかもしれない。ところで優れた政局感を持つ小泉純一郎は面白いことに森、ナベツネの大連立構想に反対している。

次期総理に前原を担ぎ、前原・中川連合を結成したい小泉にとって、この大連立は自らが描く政界再編にとって障害にこそなれプラスになるとは思っていないのだろう。政界の一寸先は闇と言われるように、年末から来年3月までの政局動向は全く予測ができないが、恐らく小沢は「侵掠すること火の如く」苛烈な政界再編を仕掛けてくるのだろう。

コメント(1)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

日本の政治を考える会 更新情報

日本の政治を考える会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング