親方の独り言コミュの水道管

仕事と言うものは頑張れば頑張るほどとんでもないことが起こります･･･。

祇園のお茶屋さんの改修工事での出来事でした。
改修工事ということで、畳や襖などの建物関係はそのままで工事が始まりました。

まずは解体作業から始まります。

土間の一箇所に穴を開けてそこから回りを少しづつ壊していくようにと指示されました。

｢どこかに水道管があるはずだから気をつけろよ！」
「はいっ、わかりました！」

バール(先のとがった鉄の棒、かなり重く破壊力がある！）を持ち上げ振り下ろす！

｢ドシュッ」
『ブッシュゥ！』

一月の底冷えする京都祇園の朝に悲鳴にも似た声が響き渡る。

「うわっ！何すんねんっ！」（怒）
「すっすみません」

あわてて水が噴出すところを押さえる。
が止まらない・・・（あたりまえだ！）

すごい勢いで水が噴水のように飛び出してくる。扉や襖畳まで濡れてしまっている。

「止水栓を止めろっ！」
その場で見ていた職人達が探し始める。

見つからない！どこにあるのか？
その間もどんどん水は噴出し体をぬらす。

やっとみつかった止水栓は昔の専用工具がないと止まらないタイプ・・・

水道屋が来るまでにパンツまで濡れていました。

素手で押さえて入る様子を見て水道屋が言った・・・
「タオルか何かかぶせて置けばよかったのに・・・」

あの日は寒かった。
体もそして心も・・・

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 03月11日 08:18

５ヶ月ぶりの更新、おめでとうございます。
えらいまた、朝早くからの書き込みですね？
夜更かしなのか？はたまた早起きなのか？難しいところです。＾＾；

これは、随分若い時ですか？聞き始めです。電線や，屋根の伝説は山ほどあったと思いますが、水道は初めてです。＾＾；
あまり，間を空けずまたお話お願いしますね。＾＾

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