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でりばてぃぶの会コミュの★金利の世界に逆張りは禁物★

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ふと10年前に事業債や国債(特に短期債)のディーラーをしていた時のことを思い出しました。以下は昔話です。

ある日の20:00すぎ、残務整理かたがた建値チェックしながらコーヒーを飲んでおりましたら、トレーディングルームの彼方から「カレンパパ(仮名)!まだいる?」と私を呼ぶ大声が・・・。おっ、これは某生保担当のセールスの方ではありませんか。

(私)「ハイっ、いますよ。」

(セールス)「おおっ、よかった、よかった。129回債100(億)売りたい、もしかしたらもっと売りたい。」

(私)「!!!!!!!」

これはただならぬこと。ジャパンプレミアムが吹き荒れて、国債の短期モノの買い手が国内にはいない頃。上司に携帯で電話するのと同時にLTCMの担当セールスにも電話してほぼ即決状態。

ここから夜明けまでLIFFE(ロンドン)と直通回線をつなぎながら、先物を少しずつ売る、キャンターにBIDが入ればかわいくOFFERを出しながらHIT!

そして次の日。プレイヤーが限られている中で、某生保の動きなど狭い世界で知れ渡るのに時間はさしてかかりません。右向け右の国内機関投資家の方々がいっせいに益出し(昔は時価会計ではなかったのでなんでもありだったのですよ)の売りを開始。半日早く察知していた私は愚直にショートポジションを構えて難を逃れましたあせあせ(飛び散る汗)

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そこで、現代に再度、時間を戻してみます。現在は現場を離れて時間がかなり経っていますのですが、なんとなく気配は感じるもの。債券先物の出来高が先週(5月21〜25日)あたりに一日7兆円や8兆円もできて、2003年6月以来の水準になってきております。その2003年6月は長期債が0.43%という記録的な利回りをつけたとき。よく私は「出来高は株価に先行する」という相場格言を使いますが、今回のマーケットでは円債のロングポジションをとっていた米系ファンドのアンワインドという声を耳にします。そうした中での出来高急増。

長期債で1.8%なら生保が買うだろうとか、希望的観測でモノいうヒトもいますが、プレイヤーの限られた金利の世界で安々と逆張りで買い向かうことほど怖いものはありません。

出来高を伴っての動きは決して侮ることなかれ、です。

コメント(11)

すごいお話ですね。
100億で、1社だけにOrderが入ったんですか?
同時にHITしちゃったら値がつきませんよね

いやいや長期金利、確かに地殻変動は感じます
大きな地震が他の市場にも波及するんでしょか?
金利は他の金融商品に影響を及ぼしますからね。信用金利が上がったり、外国為替証拠金取引しかり。日米ともに金融政策の軸足は長期金利の調整にありますから、無担保コールやFFレートではなく視点を広くもったほうがいいのでしょうね。日本はともかく、実力派ポールソン米財務長官やバーナンキFRB議長の発言などには今まで以上に耳を傾ける必要がありそうです。
こんばんはわーい(嬉しい顔)
すいません、当コミュニティの存在を知らず…たらーっ(汗)
大変遅ればせながら、今夜より参加させていただきますウインク
よろしくお願いしますぴかぴか(新しい)

>長期債で1.8%なら生保が買うだろうとか、希望的観測でモノいうヒトもいます
すいません、これボクのことですかね…冷や汗

生保は2010年の保険商品時価会計導入に向けて、デュレーションマッチングのための資産の年限長期化を今後も継続していかなければならないので、今後も長期・超長期債の有力な買い手になります。先日2006年度の決算が公表されましたが、下半期は絶対金利水準の低下もあり(利上げ後、金利は急低下しましたからね…)、思うように長期化できていなかった印象を受けました。そうした中、足許グローバルな金利上昇の流れを背景に10年1.80%、20年2.15%、30年2.40%近辺まで再び調整してきたわけですから、そろそろ円債(といっても長期債・超長期債)への投資を活発化させる頃だと思います。

また、国内ファンダメンタルズを見ても、インフレ圧力は全く高まっていない状況。もし、日銀が今後いわゆる「第二の柱」を重視し、全国コアCPIがゼロ近傍で推移する中、7月or8月に利上げを断行すれば、円金利のイールドカーブはツイストフラットという形で反応する可能性が高いと思っております(わずかなインフレリスクを摘み取るわけですからね)。

よって、先ほど申し上げた水準が必ずしも絶対的なフロアーだとは思わないものの、今後の長期・超長期ゾーンの金利が持続的な上昇に向かう可能性はファンダメンタルズ・金融政策・需給を勘案すると低いと考えられるので、ここは一旦レシーブする局面かなと思っておるわけです。もちろんデルタロングにするわけではなく、あくまで中短期ゾーンのショートと組み合わせるべきだと思ってますけどね。オーソドックスに考えれば、今後早期追加利上げへの警戒感が高まるとともにカーブはフラットニングするはず、ですから。

以上、長文失礼いたしました。。
ちゅらさん、コメントありがとうございます。そうですね、マーケットに生きる者としては株に限らず債券の世界でも、出来高が急増するということはあとから見てターニングポイントになりやすいと感じているということです。特に株と違い個人投資家の方々が毎日国債の売買をするわけではないので、変化(正確には変化の可能性でしょうか)を察するために出来高は見ておいたほうがいいのでは?ということです。出来高が多いということは市場参加者が増えている証です。日米ともに金融当局の共通認識は景気のソフトランティングなので、長期金利の急上昇によるマーケットの混乱だけは避けたいと考えているはずです。そこで足元の金利上昇に対する要人発言はいつも以上に気にしたいと思っています。ちゅらさん、今後ともよろしくお願いします。m(__)m
くわまんさん、さすがマーケットの最前線で戦われている方ならではのコメントありがとうございます!すみません、地味にこんな独り言ブログのようなコミュもってましたあせあせ(飛び散る汗)また1.8%だから・・というくだりは私もかつては相場の説明をしておりまして、生保あたりが買い手としているなぁ〜とは思いながら、おうおうにして相場は行き過ぎることがあると思ってのコメントですたらーっ(汗)でも日銀は展望レポートから見てもCPIに配慮せざるを得ないと思うので、ここからの柁とりが見物です。くわまんさん、これからもマーケットの熱をお伝え下さい、お待ちしております!なにとぞよろしくお願いします。
いやいやいや、エグかったです、今日の下げは…冷や汗
仕事が忙しかったおかげで(exclamation & question)まだレシーブしてませんあせあせ(飛び散る汗)
明日から明後日にかけて仕込み場を探そうとは思ってますが…完全にトレンド出てるんで様子を見ながらちょっとずつやっていこうかなと思ってますたらーっ(汗)
そうですね、確かにトレンド出てますよね。フロントにいらっしゃって大変だと思います。

また邪推ですが、個人向け国債の売れ行きが最近怪しいので10年債を1%台にしたかったのでは?というハナシもちらほら。

くわまんさん、ご健闘をお祈りいたしております手(チョキ)
JGBの先物しか見れませんが
結構な下げっぷりでしたね、、、
米債も売られてますか?

トレンドでてるようです。。。 むむむ
今日の東京時間からロンドン時間にかけての米債の「絶叫の売り(及び払い)」は相当エグかったですねがまん顔恐怖感たっぷり・・・。
くわまんさん、確かに外野から見ていても久しぶりに鳥肌が立ちましたよ。

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