裏刑事～URADEKA～コミュの第二話・裏切られた女

脚本・中村勝行監督・長谷部安春
一九九二年四月二一日放映
〔あらすじ〕
　不正融資事件で問題の東西銀行渋谷支店・丸山義雄支店長が轢き逃げされ、続いて部下だった岡島昇も愛人の直美との潜伏中、心中に見せかけて殺された。岩城は、事件の真相と一五〇億の金の流れを探る任務と、アジトの喫茶店『ラビリンス』を与えられる。岩城は、岡島の妻・芳江に接近、秘密を握っていると睨む。一方、直美は金融ブローカー・大西の差し向けた女であることが判明、小夜子が色香で近づくも大西は何者かに殺される。そして芳江もまた、駆けつけた岩城の腕のなかで真相を語って息を引き取る。芳江は、女と逃亡した夫への復讐のために民友党代議士・藤堂健次郎の愛人となり、金の管理を任されていたのだが、秘密保守のため粛清されたのだ。
〔極私的解説〕
　前回、今回、そして前回の一時間前に放映された「俺たちルーキーコップ」第一話は長谷部安春監督の演出だったのだが、何だかヨロシクない（第一話のカケモチは薄味でイカンと思う）。しかし、アクション描写は評判通りで良い。あと、今回は回想シーンが多すぎてとっても見づらい。話がつまらないだけに、瑣末なところに眼が行くのだが、裏刑事って別に改造されたから超人になったという訳じゃないのね……ということに今回初めて気付いた。セラミックの骨も射撃能力（もともと高い）を高めるわけじゃないし、ペースメーカーも能力向上ではなく行動抑制のためだし（今回はその設定を生かそうともしてない）……期待した私が馬鹿だったのね。
〔今週のウラデカ銃〕
ベレッタ・M92SF-B