映画が好きコミュの「マダム・イン・ニューヨーク」と･･･

又しても太陽に攻撃されながら梅田の新シティにあるシネ・リーブル梅田まで･･･

今週は８月１日が金曜の映画日のため　多分１０００円均一で混むであろうと思い　木曜の３１日に鑑賞･･･

「複製された男」はジェイク・ギレンホールが二役ならぬコピー人間としてのそっくりさんを演じて･･･
ビデオで見た映画に自分に似た男がチョイ役で出てるのを発見して　その男に会いに行くのだが　何と生年月日から身長から体重から昔の古傷までが一緒で戸惑ってしまい　やがてふたりは自分の女を交換して各家庭に入り込み　そして起こるべくして起こる悲劇をミステリアスに描いて･･･

これはメッチャややこしくって難解で　幾通りにでも解釈できる深すぎる人間の潜在意識を掘り下げて　時には暗示的なヒントや懐疑的な背景を見せる事で伏線が本線になったりして　蜘蛛のモチーフを使うことで更に男の女性への回帰を見せたりで　あらゆる方向性を含んだ掴みどころのない　噛めば噛むほど味のある作品に･･･

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ナゼなのか　複製された　男です　どっちが本物　誰か決めてよ

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「マダム・イン・ニューヨーク」は全く悪意のない健康優良児のような映画で　インド映画お約束の踊って歌ってはちょっと貧弱ながらも一応見せてくれ　感動のラストもキチンと用意された女性にお薦めの作品かいなと･･･

インドで暮らす平凡な主婦が姪っ子の結婚式のためにＮＹに行くことになり　夫や二人の子供より一足先に行って用意の手伝いをすることに･･･

だが先方で落ち着くも全く英語が話せない彼女はひとり散歩するのも一苦労で　カフェに入っても満足に注文できず店員や並ぶ客からひんひゅくを買い　そこで目に入ったバスの車体に書かれた英会話塾の看板見て即教室に飛び込んで　１週間でマスターできるといううたい文句に釣られた数人の話せない外国人と一緒に習いだして･･･

生徒のひとりであるフランス人に愛の告白を受けたりしながらもいよいよ結婚式が迫り　当日が丁度教室の卒業試験と重なって　そのてんやわんやの中で式は粛々と進行して　やがて感動のラストへと･･･

ひとりの平凡な主婦が女として人間として自信と誇りを取り戻すゆるやかなお話で　話せる事の大事さと　話せずとも真心があれば伝わる事もある人間力を申し述べ　だが相変わらずインド映画の悪いクセで長すぎて　中間地帯で眠気を催す退屈さもあるが　だがだがＮＹのど真ん中で見事成長して輝きを放つ女性像を美しくも感動的に描いて･･･