映画が好きコミュの「円卓」や「マレフィセント」

一番暑い日に暑さにもめげずまじめに必死に映画鑑賞を･･･直射日光を避けるために地下から地下へとモグラのように移動して　ふたつの小屋を渡り歩いての･･･

「円卓」は阪急電車の横のＴＯＨＯシネマズ梅田で観て　ちょっと地味さも手伝ってかなり観にくい小屋で　観客も４３人と少なく　その後　「マレフィセント」を上映してるＪＲ大阪駅中の大阪ステーションシティシネマまで移動して　これはかなりの人気で　普通の金曜にも拘らず１００人以上の観客が　それもほとんどが若い人らばっかりで　細いおっさんは更に小さくなって鑑賞･･･

「円卓　こっこ、ひと夏のイマジン」はお子ちゃま映画の如き様相を見せながらさにあらず　子供を通じて現代社会を凝縮したような世界観を見せて　今社会に潜むダークな部分をさり気なく見せびらかす曲者的な作品です

小学生３年のこっこは万博近くの団地に住んで　狭い団地には父母と祖父母と三つ子の姉との８人家族で暮らし　食事時には全員が円卓囲んでグルグル回しながら好きなおかずをとって食うというにぎやかな食事風景で　ある日母から突然妊娠発表が有ったことでこっこは機嫌が悪くなって･･･

小さなこっこは先生や大人の云う言葉で解らないことを自由帳に書き記し　その意味を探し求める好奇心旺盛なこっこで　祖父から聞いたイマジン・想像することをモットーに行動するが　何となく孤独を愛し斜めに構えるこっこはいつも汚い大阪弁でまくしたて　うるさい、ボケを筆頭に　それはそれはガラの悪い叫びでもって喋くって･･･

こんなこっこちゃんの夏休み前後の姿を描いて　こっこを演じる芦田愛菜はまさに水を得た魚のように生き生きと楽しげに見せて　彼女が居なかったら成り立たない映画かと思われるぐらい素晴らしく　監督は数々のクセのある作品を発表し続ける行定勲があたり　ちょっとあなどれない映画となっています

「マレフィセント」はおなじみアンジェリーナ・ジョリーの邪悪な妖精のお話で　「眠れる森の美女」の枝を切り取った傍流の作品ながら　邪悪なはずの妖精の意外な一面を見せるほほえましくも怖く楽しい映画となって･･･

彼女は恋した人間の男にだまされ　隣国の国王となったその男は彼女の国の豊かな資源や宝石などを奪うために宣戦布告して戦いを挑み　だが大事な翼をその男によって盗まれた彼女は不利で　その戦いの行方は･･･同時に国王にできた赤子が１６歳になった時に永遠の眠りにつくと魔法をかけたために　３人の妖精の養母に１７歳になるまで預けて　だがその養母はちゃらんぽらんで全く赤子の世話をせず　見かねた彼女が陰ながら何かと面倒見だして　やがてすくすくと美しく成長して　そして１６歳に永遠の眠りにつくのだが　それは愛のキスで目覚めると云われ　果たして･･･