映画が好きコミュの「渇き。」と・・・

先週の金曜にははじめての映画小屋でまだまだ新しい「ＴＯＨＯシネマズくずはモール」へ･･･
京阪電車の楠葉駅前にあるモール街の中の映画小屋で　今までにない巨大な１０スクリーンがあり　音響効果も最新式で　だがここは駅前故に駐車料金が要り　チケットを買うと３時間は無料だが　これは何本見ても３時間しか止められず　後は３０分ごとに３００円追加料金が･･･だがモール街で食事や買物をして２０００円以上は２時間サービスとなり　それでも映画２本観て食事すると５時間ではおさまらず　ケチなおっさんは何とか無料であげようと　一本観た後すぐに一旦車を駐車場から無料で出して　新たに入れてチケットを買うと又３時間が無料に･･･とセコイことをして無料を勝ち取ったのであります

で　肝心の映画は　絶対に人様にはお薦めできない「渇き。」なる過激で刺激的な暴力と血しぶきの作品で　行方不明になった娘を探す元刑事が知ることは　頭脳明晰で容姿端麗な高校生の娘がヤクに溺れ売春に手を染め　幼児売春の斡旋をしてヤクザに利用されと　そんな悪魔の様な娘を知ることで絶望の淵に追いつめられる父親像を描いて･･･

目をそむけたくなるような残虐なシーンの連続で　毎度強烈な画像を提供する中島哲也監督が　とっておきの劇薬を観客に向かって振りかける極めて危険な映画で　「下妻物語」から「嫌われ松子の一生」に「告白」と　常に人間の心の闇に潜む残虐性を掘り起こして見せるおなじみの作品でも･･･

こんな作品にもかかわらずキャストが素早しく　汚いオヤジに役所広司が　その後輩の舐めた刑事に妻夫木聡が　悪徳警官にオダギリジョーが　娘の友達に橋本愛と二階堂ふみが　担任に中谷美紀と　各自凄い役を凄味を持って演じて･･･

そして更なる一本はアカデミー賞受賞監督ポール・ハギスが見せるちょっとややこしい「サード・パーソン」なる作品で　ピューリッツアー賞受賞の作家がパリのホテルにこもって新作を書くのだがなかなかはかどらず　愛人で作家希望の雑誌記者が自らの作品を持って情事も兼ねて訪れて　そしてこの話と同時並行に進むのはローマにブランド物のデザインを盗むために来た米国人男で　更にもう一つの話はＮＹのホテルで客室係をしながら別れた夫と親権争い真っ最中の元女優の女で　何ら関係のない３っの話がやがて密接な関係性を見せだして　ラストにコレって有り？的な締め括りを用意するちょっとズルイ映画でも･･･