イチゴＦＣコミュの国際化

昨日、バイトで駐車場の管理してたんです。そしたら駐車場を管理する人用の小屋が建っている真裏にマンションが建っているんですな。いつもそこの３階は窓が開いていて大音量で恋のマイヤヒとかが流れているんです。バイトの先輩がいうにはそこにはフィリピン人が住んでるんだそうで･･･。

んで、そこの窓からひょっこり顔を出して電話をしだしたフィリピン人（女）なにやらあちらの言葉でぺちゃくちゃしゃべっていました。昨日は先輩と一緒に管理していたのでうるさいなーとか思うくらいで特に気にもとめませんでした。そもそも平日の駐車場は混まないので特にやることも無くぼーっとしていると、僕らの前にひょっこり電話していたはずのフィリピン人のねーちゃんが登場しました。小柄な体格にかわいい小顔、格好は白のキャミソールに白のホットパンツ、黒のミュール、髪は上げており、乳もそこそこといった感じで、とても挑発的な格好をしてました。

そのねーちゃんがキャンユースピークインジュリッシュ？という言葉を口にしてから約３０分間の戦いが始まったのでした。何でも彼女は実はタイ人。（フィリピン人は我々の勝手な思い込み）職業はダンスをやってるそうで、昨日日本に着いた友達を迎えに練馬区から中野まで車で迎えに行きたいんだけど日本の道が分からない。来日したばかりで日本語は読めないし全然話せない。かといって英語も片言しか話せない。一緒に住んでいる友達は今日はいない。とのことでした。というわけで

タイ語マスター、英語片言、日本語ほぼしゃべれずVS日本語マスター、英語片言、タイ語無理×２

の無制限一本勝負が始まったのでした。最初、とにかく地図がないと始まらないのでロードマップはお持ちでしょうか？と伝えると持っていないとのこと。そんで練馬から中野までの地図を書いてあげようと思ったけど難しくて書けず。中野って結構裏道っぽいやん？そこで彼女が一回家に戻りもって来たのがタイ語と日本語の辞書とタイ語と日本語が書かれた勉強用の参考書と全地下鉄が載ってる地図みたいなやつ。これじゃ説明できないと説明して私が思いついたのが「おまわりさんなら何とかしてくれる！」という考え。我がバイト先の向かいには交番があるのでそこに連れて行くことに。

あそこに行こう。といって彼女を誘導するも彼女の足取りは重い。「おいおい、不法入国者じゃないだろうね？」とか思っちゃったりしたんだけど彼女の話ではおまわりさんは既に行ったけどやつらは英語が話せねーんだよとのことでした。その後、何で日本人は英語が話せないんですか？と聞かれ答えに困りました。確かにみんな中高と英語を６年も勉強しているのに話せないね。ねーちゃんは時々「ニホンゴムズカシイネ」と言ってました。あと「タイハイイトコロ」とも言ってました。

んで、とりあえず小屋に戻って困っていると先輩がお店の方に消えていきました。俺とこのタイ人ネーちゃんを二人にさせて何か発展させたいのか？彼女と結婚して海老養殖でもするのかなんて思ってると社員さん登場。社員さんが中野のどこに行きたいのよ？っていうので、俺はてっきり駅に行きたいんだと思ってたんで片言の英語で聞いたみたらステーションとのこと。と言うわけで駅でした。

彼が自分のスープラに走っていって地図を貸してくれました。「これがあれば説明できるよね」と言い残しお店に消えて行く彼。めんどくさがりと噂だったけど本当にめんどくさがりだな。と思いました。とはいえ地図があれば説明できるじゃないか！今いる位置からいけばまっすぐ行って左に曲がって右に曲がれば到着する距離。でも日本語が読めない彼女のためにローマ字で簡単な地図を書いてあげることに。それを彼女に手渡し必死に説明。今思えばかなり貧弱な地図を書いたものだなと。もっと色々書いてあげればよかったなって思いました。これが午後８時くらい。

その後、彼女に名前を名前を聞かれ僕はファーストネーム、先輩はセカンドネームを教え彼女は自分を「A」と名乗りました。そして彼女は旅立ったのでした。我がバイト先は午後１２時に終了するのですが、１２時になっても彼女の部屋の明かりがつくことはありませんでした。今でもとても心配してます。もし、これを読む機会があれば無事に帰れたかだけでも教えて欲しいと思います。明日は僕はバイトですので･･･
この場を借りてお詫び申し上げます。もうちょっと気の利いた地図を書いてあげればよかったですね。ごめんなさい。