“2006年以来、SCE(Supply Chain Execution :サプライチェーン実行)市場は8%近くの年平均成長率(CAGR)で伸びてきた。その伸びは極めて大きなものであったが、グローバル不況が2008年に影響を与え始め、多くのサプライヤは2009年には大きな打撃を受けた。ARCはSCE市場を、WMSとTMS(Warehouse and Transportation Management Systems:倉庫および輸送管理システム)、および、CPM-PとCPM-D(プロセスおよびディスクリート産業向けCollaborative Production Management System:協働型生産管理)で構成されるものと定義している。マーケットシェアと市場予測はそれぞれの個別調査によるデータを組み合わせたものから作成した。
「物流と生産管理の調査の著者はいずれも、不況の結果今までの予測を低く修正したが、それに伴って、SCE市場の予測も2年前のものに比べ低いものとなっている。しかしながら、うれしいことに、不況は収束しつつあって多くの成長の牽引因子は健在であり、ARCの予測ではこれらの牽引因子を反映している。」とARCの「サプライチェーン実行の世界市場動向調査(Supply Chain Execution Worldwide Outlook: Market Analysis and Forecast through 2014)」の元となった2つの調査報告書の著者であるサプライチェーン管理担当役員のSteve Bankerは語っている。”
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[梅澤からのお詫び]
7月23日に開催されたARC forum Japanは200名余の参加を得て盛況裡に終了いたしましたが、私梅澤は当日早朝の茨城県域地震によるJR常磐線の運行停止(人身事故も重なったようですが)の影響を受けて参加することができませんでした。会場でお会いするのを楽しみしていた方々も何名かおられたのですが、同日午後は柏での別件を外すことができず、大変失礼致しました。本記事余白をお借りしてお詫び申しあげます。m(_ _;m
報告書の総目次を見ると、open化したmixiと提携して急成長しているsocial game providerのRekoo Japanなども取り上げられているようです。報告書本体は見ておりませんが、“僕(小野)の予想では日本国内だけでも2、3年の間にソーシャルゲームの会社がいくつか、下手したらSNSの会社を超えるような時価総額をつけて上場することも十分にあり得ると思います”[小野裕史同社代表のcnetのinterview記事より]…(梅澤補足)