日本のピンク映画が低迷する中で、今でも年間4〜5本もの作品を送り出している監督がいらっしゃいます。「池島ゆたか」さんです。国際的な映画祭にて、クエンティン・タランティーノ、ロジャー・コーマン等と共に、 International Lifetime Achievement Awards(国際特別功労賞)を受賞している方です。2009年に、山口玲子出演「淫乱なる一族:絶倫の果てに」(英題:The Japanese Wife Next Door)が、ニューヨーク・アジア映画祭にて上映。 その後発売された同タイトルのDVDが、米国Amazon.comの邦画セールス・ランクで、アカデミー賞受賞作「おくりびと」(滝田洋二郎監督)を超えて1位となっているんですね。あまり日本では知られていない事実ですよね。私は監督に一度、高円寺GOODMANにてお会いした事ありますが、存在感があり、迫力ある方でエネルギーの強さを感じました。
★池島ゆたか…東京都生まれ。早稲田大学文学部中退。天井桟敷などの劇団で芝居活動を経て、1981年に映画デビュー。主にピンク映画を中心に、中村幻児や滝田洋二郎、細山智明、実相寺昭雄などの監督作品で活躍。その出演作は500本を越える。 その後AV男優、監督活動を経由して、1991年にはピンク映画『ザ・ONANIEレズ』で待望の監督デビュー。代表作は『月光の食卓』『小鳥の水浴』『next』(いずれも脚本タイトル)など。その監督本数は20年で120本を越える。 1998年に「ピンク大賞」監督賞・作品賞、2006年に「ピンク大賞」監督賞、2008年に「ピンク大賞」監督賞・作品賞・特別賞を受賞。 2009年に、山口玲子出演「淫乱なる一族:絶倫の果てに」(英題:The Japanese Wife Next Door)が、ニューヨーク・アジア映画祭にて上映。 その後発売された同タイトルのDVDが、米国Amazon.comの邦画セールス・ランクで、アカデミー賞受賞作「おくりびと」(滝田洋二郎監督)を超えて1位となる。 2010年には、同作の続編となる「淫乱なる一族:背徳セレブ妻」が、やはりニューヨーク・アジア映画祭にて上映され、絶賛される。 その流れを受け、同年9月、ロスアンゼルスで開催されたBOOBS & BLOOD INTERNATIONAL FILM FESTIVAL(「おっぱいと血の国際映画祭」)にて、上記作品が一挙に上映された他、98年制作の代表作『月光の食卓』(英題:Twilight Dinner)も上映。主演女優の山口玲子、吉行由実と共に参加。また、同映画祭にて、クエンティン・タランティーノ、ロジャー・コーマン等と共に、 International Lifetime Achievement Awards(国際特別功労賞)を受賞した。(ウィキペディアより転載。)