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北京語言大学コミュのエドウィン・ライシャワーとアメリカの対日政策

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第58回北京日本人学術交流会のお知らせ

みなさん
いつもお世話になっています。山口直樹@北京日本人学術交流会です。
第58回北京日本人学術交流会では、北京大学国際関係学院副教授の帰泳濤氏に「エドウィン・ライシャワーとアメリカの対日政策−日米知的対話の意義と限界」という報告をしていただくことになりました。最近、帰泳濤氏は、ライシャワーに関する中国語の著書 を刊行されました。エドウィン・ライシャワーは、日本研究者で駐日大使でもありましたが、日中戦争の始まった1937年に燕京大学(現在、北京大学のあるキャンパスにあったキリスト教系大学)で中国語を学んでいたことが知られています。1985年以降、ハーバード大学日本研究所は、ライシャワーの業績をたたえてハーバード大学ライシャワー日本研究所になっています。ライシャワー日本研究所は、中国研究のハーバード大学フェアバンク研究センターとともにアメリカの東アジア研究の重要な拠点となっているといっていいでしょう。この中国人研究者による「ライシャワーをとおして見た日米関係」についての報告は、興味深い貴重なものになるかと思います。関心のある方は、ご参加いただければ幸いです。参加希望の方は、4月6日(金曜)の深夜までに連絡係の坂本(pngk218523@gmail.com)まで参加希望のメールをお願いいたします。

◎日時:2012年4月8日(日曜)午後3時から90分ほど報告、30分から1時間質疑応答、その後場所を移して懇親会。
◎場所:北京大学の教室あるいは、北京大学付近の料理店(申し込んでいただいた人に詳細を通知)
◎題目:エドウィン・ライシャワーとアメリカの対日政策−日米知的対話の意義と限界
◎報告者:帰泳濤氏(北京大学国際関係学院副教授)
◎言語:日本語参加費:30元(資料代、運営費含む)

◎要旨:エドウィン・ライシャワーは1960年代以降の日米関係に重要な変化を与えたアメリカの日本研究者で且つ駐日大使でもあった。彼の活動については、彼が打ち出した近代化論とともに多様な評価を受けてきている。本研究の意図は、当時の新聞や大衆雑誌、週刊誌に加えてこれまで使用されなかった第一次資料であるPapers of Edwin O. Reischauerを活用し、彼の対話路線の意義と限界を明確に示すことである。大使就任後のライシャワーはまず日本のマスコミや知識人との友好関係構築に力を尽くした。地方を訪問しそこでの対話を行なうことも怠らなかった。対話の相手のなかには総評や全労といった労働組合の地方幹部も含まれていた。社会主義政党にも対話の輪を広げた。彼は対話の中で、日本を非西洋国家で唯一近代化に成功した開発途上国の近代化の模範ケースと位置づけたが、日本の知識人の反応は複雑だった。しかしそうした努力は、日本の現実主義者の賛同を得て、マスコミに乗って広がっていった。1965年以降ヴェトナム戦争が激化する中で日本の反米感情が急速に高まるが、ライシャワーの努力にもかかわらず「対話」路線は成功せず、反米感情の高揚は加速度化された。これまでライシャワーに協力してきた現実主義者たちもヴェトナム戦争をめぐってはアメリカの政策の批判者となっていった。
(以上)

北京日本人学術交流会代表:山口直樹(ngodzilla2185@gmail.com)http://j.people.com.cn/96507/97399/6683166.html

これまでの北京日本人学術交流会の記録http://www.nihonjinkai.org.cn/html/doukoukai/beijingribenrenxue-jiaoliuhui/201105/19-1072.html

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