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【バトン小説】コミュの第5話 【言葉は無粋】  byトッパ君

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 「期間が今週いっぱいなんだよね。今日は水曜日だろ。
  木金土日、あと4日で会えるわけないし…」
 ・・・って、その通りだよな。
 木金は練習で、土日は応援で忙しいし・・・
 団長に談判できるわけないし・・・。
 忘れよう。

 木曜日・・・
 夏なのに、千秋なのかって思うぐらい、
 一日が長い。「フレーフレーナンコウ!!」
 
 金曜日・・・
 昨日は練習に身が入らなかった。
 「フレーフレーサイコウ!! 」

 土曜日・・・
 世界高校サッカー大会予選。
 「フレーフレーケンコウ!!」
 2−0でナンコウ(南野高校)が快勝した。
 俺の心のわだかまりは解消しないまま。
 団旗などの後片付けは、一年生の仕事。
 試合が終わっても、
 先輩達のように早くは帰ることができない。
 一年は僕だけ。一人サッカー場をでようとした時に
 夕日を背に一人の男がたっていた。

 「ちょっとまてーい!!」

 団長だ・・・どうしたんだろう?
 ボカッいきなり、グーで殴ってきた。

 喧嘩に上も下もない。

 「かかって、こいーや!!」の団長の言葉に俺は、切れた!!

 ボカドカ!バキッボキッ!ドコボコ!
 ちゃぷちゃぷ!じゃぶじゃぶ!らんらんらん!
 ドカーン!!ボカーン!!オカーン!!

 バタッ!!

 幽霊のように顔の腫れた学ラン姿の2人が
 夕焼けと血で赤く染まって倒れている。

 団長が鉄の味のする口を不器用に動かす。
 「恋愛というのは男女の心と心の付き合いだ。
 それによって、人間としての幅が出てきて、
 人の気持ちがよくわかるようになる。
 応援は根性だ。しかし、その中に、ものの哀れさとか、
 大切さとかというものをもって、挑まないと、長持ちしない。
 一瞬の輝きの為に、お前のすることは、なんだ?
 潔(いさぎよ)くあれ!!」

 言い終わると、俺に帽子をかぶせて、
 「明日は、お前にしかできない練習をしろ!!」
 と言い残し、団長は去っていった。

 風呂場で顔を洗うと、傷がしみる。
 日に焼けた肌と心もしみる。
 布団に入っても眠れない。

 俺にしかできない練習??・・・何だろう?

 雨が降ってきた。窓の外が滲む。
 あの雨の夜のようだ・・・
 寝付けない・・・あのコンビニ行けば、
 彼女に会えるような気がした。
 チケットを持って、僕はバイクを走らせる。
 コンビニにつくと、いつもの店員がいる。
 深津?だったかな・・・
 何故かその日は僕に何か言いたそうな瞳で
 こっちを見ていた。
 
 【選択】

 ?
 店員の深津は広末から受け取った手紙を渡す。
 ?
 雨宿りにまた、あの女性が・・・僕は決心して・・・
 ?
 結局、何も起こらなかった。
 でも、明日は富士百貨店に行くことにした。
 ?
 急にまばゆい光が・・・僕は宇宙人に捕まった!!
 その宇宙人が・・・

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