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誇り高き 迷馬の館コミュのアノ夏に輝いた大バカ野郎

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   ★  TV馬 見参! 威風堂々捨身の大逃げ  ★


君は、ツインターボを 知ってるか!あんなに痛快なヤツは他には居ないさ

逃げ馬の概念ってモノを根底から 覆してしまったのだから、愉快痛快奇々怪々

その昔、敵わぬまでも一矢報いよとばかりに 捨身の逃げを繰り出す戦法を
TV(テレビ)馬と言って、茶化したモノでした…
テレビやターフビジョンにはアップで映り続け、アナウンサーには注目されるし
馬主さんは大喜び! 馬券に絡まなければファンも喜ぶ!

ただ、レースその物をブチ壊す危険もはらむので 純粋に勝負を見守る者や
しこたま馬券で勝負している連中は、苦虫を噛み潰した様な顔で毒づいてたな

まあァ・・・捨て鉢な逃げと言っても、そこはそれ 少しは色気も持っている
馬主の顔色を窺いながらの 中途半端なTV馬をやってしまうと結果は散々だ
本来競走ってモノは先頭に行ってナンボのモンだろ、追い差しなんて戦法は
楽して最期に相手の隙を付く・・・言い換えれば姑息な手段なのである
合理的と言えば 聞こえも良いし、胸のすく差し切りは見ていても鮮やかで
芸術とさへ表現しても過言では無い。

しか〜し!  ニッポンのお父さん達は、どこかシックリこないのであ〜る
大和民族の悲しい定めなのか・・・この玉砕覚悟 捨身の大逃げが大好きなのだ

事実、ツインターボが全快の大逃げを打つと…「ィヶ、ィヶ、ィケ、いけぇ!」
と、ブツブツ言い始める訳で、お父さん 何だか顔がニヤけるんですけど・・・
そう、アイツが走ると お客さんは皆一様にニヤケルるんです
確かにお笑いの要素を持ち合わせていた様に思う、ゲートが開くと一気に加速
一馬身、二馬身、三馬身と、みるみる引き離し「いったァ〜!」 なんて声が
方々で聴こえた頃には、大逃げ体制完了4コーナーまでは一人旅アナウンサーも
言いたい放題!失速すれば ムチャクチャな事を言ってるしネェ〜

追い込み馬の華麗な差し脚が決った頃には・・・直線あるいて・・・るんです。

おい!ギャロップかよ? いや可笑しいでしょ…それって 歩いてない?
そうなんです 初めの勢いも何のその、ダラリと舌を出してヨレヨレに為って
歩いてる訳ですよ、跨ってる騎手もコレは辛いよネ・・・
しかしテレビには絶対映らないし、ファンもあんたの事なんか忘れているから
ダイジョー?

では、なぜツインターボは大逃げを打つのか?・・・オレも聴きたいよ!
まあァ…しいて挙げれば410キロ台の小柄な体躯だった事と臆病だったのかな
500キロ台の古馬と比べたら怪獣とヤギ位の違いだ、馬群に囲まれたら戦意喪失
それもしかたの無い事なのかもしれません…
それに類まれ為るスピードと有る程度のスタミナを有していた事も事実なのです

ツインターボの父ライラリッジはノーザンダンサー系譜の当時最強と謳われていた
ダンシングブレーブのリファール系から抜擢された期待種牡馬でした
ツインターボは、その初年度産駒にあたり新馬、500万を連勝続く重賞などを
控える競馬を教えようとして・・・失敗!
結局行くだけイってナンボの馬となり、当時残念ダービーなどと呼ばれていた
G?ラジオたんぱ賞を快勝してしまったのが 悪かった!

がぜん陣営も色気を持ってしまったので在る・・・

このTV馬にだよ!大逃げしてナンボの バカ馬に  しかしこのバカ馬がまた
頑張るわけです、中距離路線に定めてセントライト、福島記念とG?を連続2着し
なんと有馬記念にまで駒を進めてしまったのでした・・・バカ馬なのに
このレース観てましたよ、マックイーンがダイユウサクにかまされたレースで
ナイスネイチャ、フジヤマケンザン等と共に選ばれて…人気だけは有りましたネ

まあァ…レースの方はマックとかが相手じゃ大逃げなんて玉砕戦法が通じる訳も
無く、しかも一歳上の 凶獣ダイタクヘリオスなんかが一緒では…ロバですよ
借りてきたロバ状態であっけなく終ってしまいましたが、ここまでの成績は
なかなかどおして立派じゃァないですか…もしかして凄い馬なんじゃ?

しかし無理使いがたたり1年余りを棒に振る、復帰は明け5歳近くに為ったが
未だ、そのTV馬ブリに陰りは無く 我々ファンに久々胸のすく大逃げを披露
してくれました
もう、どうでも良いのです勝とうが負けようが…ターボのいない競馬なんて
ツマラナイ…な〜んて、思ってしまうくらいのアイドル馬に為っていましたよ

しかし、ツインターボが一生の内で一番輝いた夏が もうそこまで来ていました
福島開催 夏競馬七夕賞で爆発です、アイルトンシンボリやダイワジェームスを
全く寄せ付けず4馬身差での大逃げ完成形での圧勝劇でした!
仲舘騎手との新コンビも息が合っていたのかも知れません、感動のひと言デス

いよいよ中央場所開催、まってました秋競馬ターボの次なる戦場はオールカマー
今度の敵はG?ホース、ライスシャワーやシスタートウショウだ おまけに
ホワイトストーンやムービースターもいる サスガ天皇賞戦線だ役者が違う
しかし、蓋を開けてみれば5馬身差の圧勝劇を再び演じていた・・・
らしく無いぞ…らしく、余にも鮮やか過ぎる!強い!  本格化したな…

誰の目にもそう映ったに違い在りません バカ馬ター坊は 大逃げ免許皆伝
したのです、続く天皇賞(秋)では なんと3人気では有りませんか
いくらテイオーやマック、ブルボンが居ないと言っても3人気は出来すぎ
この頃クラシック戦線では、平成の3強BNWが火花を散らし新種牡馬時代の
到来をつげていましたが、古馬戦線はいたって地味な血統の集まりでした
BNWが出ていたら勿論1、2、3位独占でしたでしょう・・・

結果はボロボロでブービーゴール、この後2度と再び華麗なる大逃げを
目する事は叶いませんでした、一夏に煌めいた夢幻の如き感動の大逃げを
有難う・・・君の熱い大逃げを決して忘れない・・・

アノ夏の感動に もう一度逢いたい。








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