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英語発音矯正クリニックコミュの#4:強勢の練習

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今回は、先日の「強強勢+弱強勢」が作るリズムの練習方法について書きます...

まず歌詞を紙に書くか、又はプリントアウトします.次にこの歌詞の「リズム・スタディ」をします.つまり、「強強勢」部分に大きい丸「○」、「弱強勢」の部分に小さい丸に「。」を書いていきます.

たとえば、ジャズスタンダードの「枯葉」の冒頭なら、The falling leaves、drift by the window./The autumn leaves of red and white → 「。○。○、○。。○。/。○。○、 。○。○」となります.そしてこれを「ダー」と「ダ」で読むのがいいでしょう.すると、前半は「ダダーダー、ダーダダダーダ」、後半は「ダダーダダー、ダダーダダー」となります.

ただ、このとき、日本語を読むように「長さ」だけで違いを出しては、英語の感じが出ません.というのも、日本語は「長さ」をベースにした「タイムベースト言語」ですが、英語は「ストレス」をベースにした「ストレスベースト言語」だからです.そして、このリズムは「強勢」の項で書いたように、

    強さ、 息の量、 息の速度、音の長さ、音の大きさ、音の高さ
 ○:  強い  多い   速い   長い    大きい   高い
 。:  弱い  少ない  遅い   短い    小さい   低い

を使ったシンコペーションですね.そして重要なのが「出す息の量」と「その息の速度」ですね.英語のメリハリはここから来るのですが、日本人はなかなかこの息/音の「量」と「速度」を得ることが出来ません.

たとえば、ヤンキースに移籍したマツイ選手のバッティングを考えてみてください.彼は太くて強く、しなやかな筋肉を使って、ボールをミートした後、力強くとても早い速度でボールを打ち切り、それをスタンドに運ぶのですね.いわば、このバットを振る強さ(息の量)とバットを振る速度(息の速度)が、私達日本人には不足しているのです.

それに私達はいくら英語らしい音を出そうとしても、母国語である日本語の持っている性質に影響をされてしまって、なかなか英語らしい英語になってくれません.私達の身体には「○」を小さく、弱く、短く、「。」を大きく、強く、長くして、日本語のリズムに戻そうとする力というか、習慣が染み付いています.例えば「form」を発音するとき、「フーォーームッ」と強く、長く、「ため」を持って言うのはむつかしいのですね.やっぱり慣れ親しんだ「フォーム」になってしまう.また、「Japan」も「ジュァぺェーーン」でなく、とてもおとなしい「ジャパーン」ぐらいになってしまいます.

でも、(これが重要なのですが)「たとえ「長さの違い」を達成しても、「強さ」と「速さ」の違いはなかなか達成できません.というのも、それが私達にはちゃんと聞こえてこないのですね.


ジャズのエラフィッツジェラルドを聴いても、ローリングストーンズのミックジャガーを聞いても、、彼らはやはり圧倒的な息の速さと量の違いで、「強勢の違い/強弱の違い」を出しています.そのことで英語の、ひいては歌のメリハリを出しているのですね.

では、ただ「リズム・スタディー」をして、ダーダ、ダーダと言っているだけでいいかというと、やはり、だめなわけで、練習時には、体、腹筋を使って、ダーダを言い、クァーフィー、ジュァペェーン、などの練習を繰り返すし、そして歌詞を何度もメリハリが出るまで、読む必要があります.その後に、歌に入ったほうがいいと思います.いきなり歌に入ると、強勢の違いがわかり難いからです.

ところで、歌は話すときのリズムで歌えない部分があるんですが、そういう部分は「弱くて短い部分が」長くなったりするのですが、普通それは長くなるだけで、強勢を取ることはあまりありません.だから、それを「強い」と勘違いしてはいけません.あくまでも「長さ」と「強さ」というのは、ハッキリ分ける必要があります.

というわけで、色々工夫をして、英語的にするためのメリハリを付ける練習を毎日してみてください.

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