ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

海洋研究会フリーダイビング部コミュの講座:息を長く止める方法

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
潜水に関連する技術や現象を紹介します。
これらを組み合わせることで長時間息を止めることができます。

■潜水反射
人間には潜水反射と呼ばれる現象があります。
これは、顔を水につけると心拍数が下がり酸素消費量が抑えられるという現象です。
目の下や耳の後ろ等に水を感じる部分があり、ここで水を感じると潜水反射が起きます。
潜水を始めてから30分後くらいがもっとも長く潜っていられると言われています。

■慣れ
選手であってもその日泳ぎ始めていきなり潜れるわけではありません。
体が慣れていないと長い時間潜っていることはできません。
一回目3分、二回目4分、三回目4分30秒・・・というように、慣れることで時間も延びていきます。
ちなみに、適度なインターバルをとった場合、3回目の挑戦が一番長く息を止められるという人が多いようです。

■代謝
潜水中の代謝を下げられれば、潜水時間を伸ばすことができます。
実はスポーツをして筋肉のある人というのは基礎代謝が高く、潜水には向きません。
逆に運動不足な人はちょっとした練習をするだけで、長時間息を止める事ができます。
また、潜る前(5時間程)に食事を取らないことで代謝を抑えるという方法もあります。

■息をできるだけ吸う
フリーダイバーは潜水のとき息を限界まで吸って、基本的には最後まで吐きません。
酸素をできるだけ確保するというのはもちろん、潜るとすぐに水圧で肺が圧縮されるので、あらかじめ肺に空気をたくさん貯めておき水圧に対抗するという意味合いもあるようです。

■セカンドブレス(横隔膜の痙攣)
息を止めた状態で、呼吸をしているかのように横隔膜が動く現象。
これはセカンドブレスと呼ばれ、これにより肺の中の酸素を全て使うことが出来ます。
潜水時間を伸ばす上で重要なテクニックであり、慣れると多少コントロールできるようになります。
傍から見ていると痙攣しているようで異様です。

■カルパ・PACKING・口ポンプ
息を吸った後にさらに口をポンプのように動かして肺に息を押し込む技術です。
これにより肺により多くの酸素を貯めることが出来ますし、大深度での耳抜きも楽になります。
しかしやりすぎると肺を損傷しますし、肺の圧力が高くなり突然BOする危険性がありますので、絶対に安易に行ってはいけません。

■ハイパーベンチレーション
潜る直前に大きく深呼吸を素早く何度もやることで、苦しさを感じにくくさせる技術。
体内の二酸化炭素分圧が下がるので、苦しさを感じるのが遅くなります。
ただ酸素分圧はあまり上がらないので、潜水可能時間が延びるわけではないです。
やりすぎると苦しく感じる前にBOしてしまうこともあります。
やるにしても2回か3回程度にしておきましょう。
危険性のあるテクニックです。

■呼吸法
ゆっくり深い腹式呼吸を行うことが良いとされています。
理由には以下のようなものがあります。
 毛細血管は肺の下部1/3に集中しているが、浅い呼吸だと換気されない。
 速い呼吸だと乱流が生まれて換気効率が悪い。

■水面に出てからの注意点
深い呼吸は肺の動きにより血圧が変動し、サンバの原因にもなります。
顔を上げてすぐに深く吐くのは禁物で、最初は浅く呼吸しましょう。

■体調
体調によって潜れる時間はかなり変わります。
前に潜れたからといって過信せず、決して無理はしないようにしましょう。


当然、潜る前に準備体操をしましょう。
これは事故の防止という観点からも絶対に必要なものです。

またこれらは、一回の潜水に全てをかける!というときの潜り方であり、普段我々が行っているようなスキンダイビングで実践することではありません。
プールで練習するのはともかく、安易に海で実践したりしないでください。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

海洋研究会フリーダイビング部 更新情報

海洋研究会フリーダイビング部のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング