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THE 救急コミュの刺創外傷について

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質問があるのですが、刺創外傷の時にはバックボード固定は必要ですか?

これは、某MCの事後検証で指摘されたもので、別の救急隊の活動です。
体幹を刃物で刺された傷病者には高エネルギー外傷の無いJCS1の状態です。
ショック状態がありL&Gとして活動されていました。
処置には問題は無いと感じました。(私個人としては)
BB固定はせずに搬送した事に対して、「L&G適応ならBB固定して搬送して下さい、JPTECは知らないんですか」と記載されてました。

高エネルギーではないので不要と考えていますが、どうなのでしょうか?
皆さんの意見等を聞かせて下さい。

コメント(23)

当然場合によりけりだと思いますが。
基本的に刺創の場合は、刃物の固定が必要であり、また不用意な体幹移動も危険です。ボード固定が有利です。
背部、側腹部など、ボード固定には困難を感じるものは側臥位、腹臥位のボード固定を考慮はしますが、ボードを使用しない選択もありでしょう。
L&Gなら即ボード固定ではないですね。
ただし受傷機転が明らかではないなら(刺されて卒倒、頭部打撲もあり得る)ボードが原則だとは思っています。
ご意見ありがとうございました。
私が出動した症例ではないので、詳しい現場状況は分からないのですが、傷病者は屋内で刺された後に外に膝を着いていたとの事で、高エネルギーは無い状況です。ちなみに、既に刃物は抜かれていたみたいです。
確かにテキストにはL&GはBB固定すると記載されていました。
ま、私もケースバイケースで良いとは思いますが、L&GならばBB固定をしなさいと一辺倒に指摘するのは如何なものかなと感じました。

ありがとうございました。
丁寧なご意見ありがとうございました。

今後は、極力BB固定を考慮し活動にあたりたいと思います。
トピを拝見しますと、刺されていた部位、刺創の数、現場の救急隊がBB固定しなかった理由等、書かれておりませんので、なんとも言えません。

また、フィードバックしてくれた先生が、単に「L&G症例にはBB固定」とテキストに書かれているからという理由からのコメントだったのか、もしくは現場の状況を勘案した上でのコメントだったのかも、トピからは見えてきません。

確かに、『外傷病院前救護ガイドライン』p148の表2には全脊柱固定の適応が書かれており、その 1)にはロード&ゴー症例と明記されています。


・・・が、BB固定の目的は、何といっても頚椎・脊椎の保護。
これも、同ページには記載されています。


さらに、次のページ(p149)には全脊柱固定の合併症も記されており、傷病者の受ける不快感や固定に要する時間なども指摘されています。


患者の体幹の動揺を防ぐと言う目的であれば、BBを使用せずとも、ストレッチャーでも可能であり、また、患者の一番楽な姿勢で痛みの軽減を図ることも搬送途上は必要。

もしかしたら、患者さんは下肢屈曲位が楽かも知れませんし、ショック状態ということで、ショック体位が必要かもしれません。

これらのことを考慮すると、必ずしもBBが万能であるとは言い切れない気がします。


ただ、BBは患者を乗せたまま、CTもX線も撮影可能な優れもの。

ということは、検査の際の患者移動時に無駄な動揺を与えないで済むというメリットもあることは理解しておく必要があるでしょう。

JPTEC JATECを学習し、その概念を十分に理解した上で、どの処置が患者さんにとってメリットが高いのかを判断し、活動していくことが必要ですし、場合によっては、BB固定しなかった現場の判断を申し添えて医師に引き継ぐことも必要だったのかも知れません。


最後に、

先生のフィードバックがすべて正解とは言い切れないのも事実。

ボクの地元の二次医療機関に勤務する検証医の先生から、「心静止でも3回は除細動してみるべき」というフィードバックをいただいたことがあります。

これは少なくとも間違いであることは誰でもわかります。

いずれにしても、フィードバックについて納得のいかないことがあった場合、事例検討会や勉強会を通じて話し合っていくことが、今後につながると思いますヨ。

そうすることによって、自分の勉強にもなりますし、地域にとっても、そして何より患者さんにとってプラスになるでしょう。
皆さん誤解してもらいたくない事は、
JPTECの記載は「法律の条文」ではないという事です。

JPTECのテキストに記載されていることが全てであり、
そこから逸脱した考え・手法は誤りであるという考えは間違いです。

そもそもJPTECの基本って何でしょうか。

ネックカラーとヘッドイモビを装着して、
傷病者をバックボードにパッケージングすることですか?


違いますよね。


適切な現場活動、病院選定を通じて、PTDや重度の後遺症を回避することですね。


そこの所を混同されると、
テキストにはこう書いてあったから、
こうなんじゃないか等というコメントになってなってしまうんですね。

JPTECプロバイダーコースでは、
限られた時間の中で伝えたい事がたくさんありますが、
なかなか私達インストラクターの質の問題もあり、
うまく伝わらない部分が出ていると思います。

(余談として・・・
18年度末でインストラクターは4025人、
プレインストラクターは2862人、合計6887人います。
全国で年間約300コース開催しているという事実を踏まえると、
人が余っている現状が想像できると思います。
人が余っているという事は、
何回もコースに出て指導スキルを向上させている人もいれば、
1年に1回する程度しかコースに出ない人もいて、
その結果
インストラクター間で指導スキルレベルや内容に差が生じるという問題があります。)

そういう「歪み」が
<JPTECの記載内容>を絶対的なものとして
受け止める捕らえ方となって表れているんだと私は思います。

さまざまな大きさ・形・状況が異なる人間が
さまざまな規模・部位・種類による外傷を受けた観察・処置というのは、
極論を言うと、無限にあると私は思います。
その中で、ある程度の道しるべとしてJPTECがあるという認識でいいのかな、と思います。

よって、意図があってBBに固定する事も、
意図があってBBに固定しない事も、両方正解だと思います。
ただ、少し欲を言えばDrに言われてすぐその方向になびくのではなく、
私達はこういう限られた状況・情報の中で観察した結果、
こういう搬送をしたという事を自信を持って言って欲しいと思います。
また、そういうお互いの意見を言い合える関係が大事だと思います。

やっちぃさんのコメント9は
>皆さん誤解してもらいたくない事は、
>JPTECの記載は「法律の条文」ではないという事です。

という書き出しで始まっていますが、
この『皆さん・・・』とは、どの皆さんを指しての事だったのでしょうか?

少なくとも、このトピに対する書き込みをした『皆さん』は、やっちぃさんの書かれたコメント内容ついては理解している書き込みのようにボクには読めました。

ボクも含め、テキストの引用はしていますが、それが「法律の条文」であるかの様な使い方はしていないはずです。


もし、『誤解』しているとすれば、トピ中の救急隊に「JPTECを知らないんですか」とフィードバックした医師では無いかと思います。


ただ、もしかすると、この医師にこう書かせた、他の理由があるかも知れません。


ですから、このトピの内容だけでは、なんとも言いようが無いということになりますね。
多くの方からの御意見をいただき感謝しています。

まず、当該傷病者は病院着後に残念ながら出血性ショックになり亡くなられたそうです。

先のコメントにも載せましたが、私が出場した症例ではないので、詳しい状況は判らないです。


確かに、JPTECは救急医療に携わる人の共通語として広まり、手技の向上と意識の標準化に役に立つっていると感じています。
ただ、これは「幹」の部分を確実に広めると言う考え方で、枝葉の部分に関しては、症例・傷病者によって自分で考えて最善を考慮する(もちろん医師に指示を仰ぐ事も含む)と聞いた事があります。

検証票等に記載するにあたり、文字のみで考えや行為を伝えるのは困難であるがために起こった事だと思いました。

自分も、上手く伝わるように文章を書かなくてはいけないと感じました。

皆さんの熱い意見を参考にして、現場で頑張りたいです。
トピ主さんがまとめた後で非常に心苦しいのですが…

nabeさんへ
「皆さん」というのは、ここのトピックに書き込みしている方だけではなく、
ここの1500人以上参加しているコミュニティ参加者に対しても投げかけています。

なぜなら、現在のJPTEC全体における問題で多くの人に関連するため。
加えて、トピックを読んでも書き込まない人が多くいるため。

誤解なきようお願いします。
残念な症例でしたね。
患者さんのご冥福をお祈りいたします。

ただ、この不幸な結果が、BB固定しなかったことによるものなのかは疑問です。

走行中の救急車は揺れるもの。

この揺れは、防振架台などによってある程度緩和することができます。
・・が、それはあくまで「ある程度」です。

BBのような硬い板よりは、いくらかでもマットのあるストレッチャー上の方が、振動を吸収できるような気がします。

体幹の保持は、ストレッチャーでも十分可能。
(脊柱固定という意味では、BBにかないませんが・・)

結果、命を救うことは出来ませんでしたが、搬送途上の患者さんの環境は、BB固定されずに搬送されていて、良かったのかも知れませんね。

・・というより、そうだった可能性も否定できません。


ただ、
前にも書きましたが、BBは優れもの。

そのままCTも撮れますし、X線もOK。

病院についてからも、患者さんの体幹の動揺を抑えたいと判断したら、積極的にBBの使用を考慮しても良いでしょうね。


BBはJPTECで推奨される、全脊柱固定の道具ですが、その構造上、いろいろな使い道があるのも事実。

内因性の疾患であっても、たとえば2階から搬送する際などに便利ですし、ボクはCPAの症例では、BBを積極的に使用しています。

硬い板がゆえに、CPRには最適で、また患者さんの体幹をしっかりと保持できることから、人手があれば徒手搬送時でも胸骨圧迫の継続が可能。

ん〜〜すばらしい〜〜(^^♪


現場の状況、患者さんの状況から判断し、積極的にこの優れものを活用すると良いかもしれませんネ。
ベース医者さん(^^♪
そこなんですよね。
実は、どっちが良いかはわからないですよね。

ボクが思ったのは、
ヒトの背面は少なくとも平ではないので、BB面にはベターっと背中一面が接触するわけではなく、ケツ&背中の一部で乗っていると思います。

それに、ストレッチャーのマットの上にBBを乗せるわけですから、その面積全体をマットで支えることになり、振動を吸収しきれないような気もします。

それよりは、体の形にへこんでくれるマットの方が、背中からケツにかけて満遍なく支えてくれますし、その両脇から毛布のようなもので支えれば、ある意味固定も出来ます。

この方が衝撃の吸収という意味において有効なのではと考えます。

つまり、全体をある程度柔らかいものでくるんだ方が、衝撃の吸収になるのでは・・・という意見でした。


ただ、何の研究発表もありませんし、いわゆるエビデンスのない話。

それに、そういう可能性もあるのでは・・・・・という意味で書かせていただきました。


JPTECの、あのロード&ゴーの症例は全脊柱固定の適応という記述ですが、あのページは、あくまで全脊柱固定の項目であり、BB自体を全脊柱固定のための道具とみているフシがあり、あの項目の大前提には、高エネルギー外傷があるように思います。


ベース医者さんが、前に書かれた「刺創もある意味、超高エネルギー外傷」とは、少しニュアンスの違うもののように感じました。

BB・・・・寝て固定されると、決して気分の良いものじゃないですよね"^_^"
要は
長時間BBに固定されるっていうのが、どんな感じなのかでしょね。

今度、引き揚げ途上にでも、BB固定されてみます。
30分ガマンできるか自信はありませんが・・・

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