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プリティー ウーちゃんコミュのハイタワー三世とウトゥンドゥの出会い・・・

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ハイタワー三世が呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」を持ち
帰ったことが原因で恐怖のタワーとなった「ホテル・ハイタワー」。

ここでは、ハイタワー三世がどのようにしてシリキ・ウトゥンドゥ
と出会って持ち帰ったのか、その馴れ初めをご紹介することに
しよう。。。

その前に、呪われた「ホテルハイタワー」について少々ご紹介
するとしよう。
ホテルハイタワーは、大富豪で探検家、そして無類の珍品コレクター
でもあったホテルのオーナー ハリソン・ハイタワー三世が世界中
で略奪した文化的遺産を展示するために建てられたホテル。
自己の偉大さを誇示すべく、1892年、ホテルハイタワーを
オープンさせた。ハイタワー三世自身が出版した冒険雑誌には、
冒険家ハイタワー三世がヒーローとして描かれているが、その姿は
実はデタラメ。実際の冒険家としての彼の姿は卑劣で血なまぐさく、
残酷そのもの。ハイタワー三世は成功者でもヒーローでもなく、
ただの腐った悪党、それが彼の真実の姿なのである。

そんなハイタワー三世がシリキ・ウトゥンドゥと出会ったのは
1899年の夏のことだった。ハイタワー三世はこの呪いの偶像
シリキ・ウトゥンドゥを「略奪した」と思っているのだが、実は
真実は「略奪させられた」のだ。。。さて、その物語を見てみる
ことにしよう。

1899年7月、ハイタワー三世は新たなるコレクションの収集
のためアフリカのコンゴ川の奥地へとカヌーを進めていた。
出発当時30名いた探検隊員は過酷な旅でこの時にはすでに
22名に減っていた。ハイタワー三世たちが目指している場所は
ムトゥンドゥ族の村。ムトゥンドゥ族は黒魔術を使って敵に
呪いをかける・・・ということで、非常に恐れられていた部族だ。
そのムトゥンドゥ族の領土に入る直前、ハイタワー三世一行と
同行していた案内人から「この先は行かないほうがいい・・・」
とムトゥンドゥ族について解説し、引き返すように忠告するが、
ハイタワーはその忠告をくだらないものとして跳ね除けた。
そして、ハイタワー三世一行のカヌーは、ムトゥンドゥ族の
村に辿り着いた。

ムトゥンドゥ族の村に着いたハイタワー三世一行を待ち受けて
いたのは・・・戦いのオーラはなく笑顔で出迎えるムトゥンドゥ族
だった。ムトゥンドゥ族の首長:キジャンジ首長も笑顔で「歓迎する」
という言葉でハイタワー三世一行を歓迎した。

ムトゥンドゥ族は長旅でお腹を減らしたハイタワー三世を料理
の宴でもてなした。その宴の席のすぐ傍に呪いの偶像:シリキ・
ウトゥンドゥを祀る祭壇があった。キジャンジ首長は宴の最中に
このシリキ・ウトゥンドゥについて語り始めた。
「シリキ・ウトゥンドゥ」とは[災いを信じよ]という意味が
あること、この偶像がムトゥンドゥ族の守り神であること、
この偶像の力によってこの村が繁栄したこと・・・。
そして、この崇高なる偶像が外から攻撃してくる者に恐ろしい
呪いをかけてくれることもハイタワー三世に教えた。
しかし、偶像の掟については触れることはなかった。

偶像の掟
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=9948850&comm_id=1265903

しかし、ハイタワー三世はその偶像の呪いについて、くだらない
迷信・・・と笑い飛ばした。そして、葉巻に火を点けようとした
とき、ムトゥンドゥ族は焦り、ハイタワ−三世に急いで火を消す
ように指示を出した。火は偶像を不快にさせるから・・・という
のが理由であった。そこでハイタワー三世は葉巻の火を消し、
他にルールはあるのか・・・と首長に問いかけた。
しかし、首長からの言葉は「ルールは他にもあるが、それはいずれ
分かることだ」と答え、他の掟については話さなかった。

偶像を手に取って見たい・・・ハイタワー三世が首長にその意思を
伝えた。首長は、敬意をもって取り扱うならば・・・ということで
ハイタワー三世のその意思を了承した。
シリキ・ウトゥンドゥを手にした瞬間、ハイタワー三世の悪い
癖が出た。 どうしてもこの偶像が欲しい・・・という欲が。

「この像を交換してくれないか?高価なビーズと。ナイフもつけてやる。」
このハイタワー三世の交渉に対して首長は断りの言葉を出した。
「偶像は幸運をもたらしてくれるが、その偶像は何ももたらさない。
悪いがその偶像を祭壇に戻してくれ」・・・と。
ハイタワー三世は高価な杖を差し出し、再度交渉したが首長は
再度断り、偶像をハイタワー三世の手からひったくり、祭壇に
戻した。

ハイタワー三世はシリキ・ウトゥンドゥを奪うために武力行使に出た。
隊員たちはハイタワー三世の指示により銃を構え、戦闘態勢をとった。
「血を見たくなければじっとしてろ」
ムトゥンドゥ族が静止している間、ハイタワー三世は祭壇から
シリキ・ウトゥンドゥを再び手に取った。
「これは私の物だ。」

偶像を奪い、カヌーに乗り込むハイタワー三世一行。
しかし、ムトゥンドゥ族は誰一人として偶像を奪い返そうと
襲ってこなかった。ハイタワー三世の一行は22名なのに対して
ムトゥンドゥ族の人数は数百人といるのに・・・。
従者はその状況を見て、「何かがおかしい・・・」と感じた。
「守り神を剥奪しているのに、簡単すぎる」・・・と。
ムトゥンドゥ族の人々は、怒りの表情どころか薄笑いの表情を
浮かべている。そんなことを気にもせず、ハイタワー三世はカヌーに
乗り込み、一行はムトゥンドゥ族の村を後にした。
シリキ・ウトゥンドゥと共に・・・。

一行が村から去った後、ムトゥンドゥ族は歓喜の笑い声をあげた。

シリキ・ウトゥンドゥの呪いによってすでに多くの失踪者を出して
いたムトゥンドゥ族は、実は恐怖に怯えきっていた。本当は早く
この呪いの偶像を手放したくて仕方がなかったのだ。
崇拝の掟に触れぬように偶像を手放すには・・・誰かに盗んで
もらうしか方法がなかった。
そこで、ハイタワー三世からの物々交換には応じず、ハイタワー
三世が剥奪するように話の流れを首長が作ったのだ。

「ふふふ・・・安心しろ。私のホテルの一番いい部屋に飾ってやる」
ハイタワー三世はシリキ・ウトゥンドゥに語りかけた。
そしてハイタワー三世は自分がこの呪いの偶像を盗まされたと
いうことに気付かないまま、シリキ・ウトゥンドゥをホテルハイタワー
へと持ち帰ったのだった。。。

コメント(2)

ゆかさん>
コマーシャル、やってますねぇ。
ミステリアスな感じで、あのアトラクションにピッタリな雰囲気
だと思いまっす!

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