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家族計画が地球を救うコミュの脅かされている生物多様性

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(写真右) 野生において絶滅が確認されたシロオリックス
http://www.iucnredlist.org/info/gallery2004.html


私達人間は動植物の生息地を破壊して、その土地を食料生産のために使ったり
人間自身の住む場所にしたりして、絶滅種を増やしています. 
その結果、温暖化を生み、さらに温暖化を加速させるという悪循環に陥っています.

地球を温暖化にしたのは先進国と言っても過言ではありません.
先進国の過去に増大した人口で、大量消費をし続けたからです.
少子化傾向にある先進国ですが、一人当たりのエネルギーをはじめとする
あらゆるものの消費量は途上国の比ではなく、その消費は拡大しており
温暖化を加速させています.

トピック「世界人口の増加と資源枯渇」の中で取り上げていた
絶滅の危機にある生きものたちについては今後、こちらでコメントを
頂ければと思います.


コメント(52)

カリマンタン島中部のオランウータン、3年以内に絶滅も 保護団体が警告
2008年05月11日 13:19 AFP

インドネシアのオランウータン保護団体は7日、カリマンタン(Kalimantan)島
(ボルネオ(Borneo)島)中部に生息するオランウータンが
◆◆◆森林開発のあおりを受け、3年以内に姿を消す可能性がある◆◆◆
と指摘した。

オランウータン保護団体Centre for Orangutan Protection(COP)によると、
カリマンタン島中部では近年パーム油用ヤシのプランテーションの拡大が進み、
最大規模のオランウータンの生息地が狭められているといい、
抜本的対策が取られない場合、同地域のオランウータンは3年以内に生息できなくなるという。

カリマンタン島内ではインドネシア、マレーシア、ブルネイの3国の国境を接し、
各地でオランウータンが生息するが、インドネシア側の中カリマンタン
(Central Kalimantan)州に同島のオランウータンの半数に当たる3万頭が生息している。


****************


おなじ地球上に生きる他動植物に比べて、限りなく欲深い人間だけが
その数を増やし続けて、人間以外の生息地が壊滅的に失われています.

絶滅寸前にならないと解らないのでしょうね。
理解し難いことに。

れおさんのコメント、もしかしたら真実かもしれないと思わせる記事を
見つけてしまいました・・・

世界の大気中のCO2濃度が過去最高に達しているので
気候変動が暴走するかもしれません・・・
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/may/12/climatechange.carbonemissions

大気中のCO2濃度が現在387ppmで、産業革命以来40%上昇、少なくとも過去65万年間で
最高のレベルに達しているようです.

森林や海洋がCO2を吸収する力量が減少しているので、現在、試算されている
排出量の半減では楽観的過ぎると科学者たちが警告しています.

オランウータンと共に人類も絶滅ですか?


「ホッキョクグマ」絶滅危惧種に正式指定 温暖化の影響、北極海の氷溶け
5月15日9時39分 産経新聞

【ワシントン=渡辺浩生】
米政府は14日、ホッキョクグマを絶滅危惧(きぐ)種に正式に指定した。
主要な生息場所である北極海の海氷が気温上昇で溶解し、絶滅の危険が生じ
ていると判断した。
◆◆◆米国で地球温暖化が絶滅危惧種指定の要因となるのは初めて◆◆◆
ただし、ホッキョクグマの保護が温暖化対策として利用されることには
警戒感も示した。

ケンプソーン内務長官は記者会見で「絶滅危惧種に指定したところで、
地球温暖化や海氷の溶解を止めることにはならない」と述べたうえで、
指定が温室効果ガスの規制など「温暖化対策立案に悪用されてはならない」
とも強調した。◆◆◆生息場所のアラスカ州で原油や天然ガスなどの採掘に
意欲を見せるエネルギー業界などに配慮したとみられる◆◆◆

絶滅危惧種法上の指定は2006年末、内務省魚類・野生生物局が提案。
1年間、科学データを精査して判断するとした。
昨年8月には同省の科学者チームが北極圏のホッキョクグマの3分の2が
2050年までに死滅すると予測。
しかし、内務省は今年1月を過ぎても判断を先送り。
連邦裁判所が命じた期限の1日前に指定を発表した。

北極海の氷は、ホッキョクグマがエサのアザラシを取ったり、子育てしたり
する場所で、夏場に解けてしまうと、陸にあがったクマの体重は減り、
子グマの生存率も低下するなど、生息を大きく脅かす。
内務省によると、1979年から2007年までの海氷の変化を衛星観測
した結果、溶解の進行で海氷は昨年秋に最低水準となり、将来予測では
今世紀半ばに30%、今世紀末までに最悪97%が失われるとしている。



*********************


「絶滅危惧種に正式指定」えっ、今頃 ???という感じがします.

世界一の大量消費国である米国、国民が子育てしたりする場所が最悪97%
失われなければ、米国人の体重が減り、こどもの生存率も低下しなければ、

>絶滅危惧種に指定したところで、地球温暖化や海氷の溶解を
>止めることにはならない。
>(指定が温室効果ガスの規制など)温暖化対策立案に悪用されてはならない。

のような発想にならなくなるのでしょうか ?
すべてが「自分たちさえ良ければいい」からきているとしか思えません.

生物多様性は過去35年で大きく低下、WWF報告書
2008年05月17日 21:25 AFP 

世界自然保護基金(World Wildlife Fund for Nature、WWF)は16日、
世界の生物多様性が1970年代に比べ大きく減少したという報告書を発表した。

WWFが脊椎動物1477種の個体群4000近くを独自に集計した
「生きている地球指数(Living Planet Index、LPI)」によると、
世界の生物多様性を示す数値は1970年から2005年の間に27%も低下した。
◆◆◆乱獲、人口増加、農地や都市の拡大などが原因だという◆◆◆

19日からドイツのボン(Bonn)で開催される国連(UN)の
「生物多様性条約第9回締約国会議」では、2010年までにこれまで続いた
生物多様性低下の流れに歯止めをかけることを目指して協議が行われる。

しかしWWFは、生物多様性減少のペースは鈍化していると見られるものの、
国連がこの目標を達成できるとは考えにくいとの見方を示している。

WWFのジェームズ・リープ(James Leape)事務局長は
「生物多様性の低下は、将来において数百万人もの人々が病害虫に脆弱な
食糧生産や、不十分あるいは不安定な水資源という問題に直面することを
意味する。また新薬開発の停滞や地球温暖化による自然災害被害の拡大など、
生物多様性低下の影響から逃れられる人はいない」と警告する。

WWF英国支部のコリン・バットフィールド(Colin Butfield)氏は
◆◆◆生態系における多様性は、地球の健全性を支え、われわれに直接的な
影響を及ぼす。環境問題への関心が高まっているにもかかわらず
多様性が減少を続けていることに驚くとともに憂慮している◆◆◆と述べた。



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地球の健全性が失われて、われわれに直接的な影響を及ぼすと認識しても、
森林伐採が後を絶たず、海洋でも資源の乱獲が止まりません.

ブラジルでは熱帯雨林の保護に尽力してきた環境大臣が、ブラジル経済の
妨害になるとして、政府幹部や社会からの強まる抵抗によって
辞任に追い込まれました.
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/may/15/forests.brazil

少子化を食い止めようとする大量消費の先進国、人口増加が止まらない
途上国、著しい経済成長の人口大国の新興国.

世界が人口増加に無頓着でいたまま、経済成長を最優先させ
環境問題に無関心であればあるほど、そのツケは
かならず私たち一人一人にまわってくると信じています.

現に温暖化は加速し、災害による経済的損失は増大する一方です.
いずれは世界経済も減速・衰退すると専門家たちが懸念を強めています.

写真(左から)
ヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国)と
コンゴの固有種であるチンパンジーの一種のボノボ

多くの人たちが生活の糧を森林に依存しているために
国立公園の森林が少しずつ姿を消しています.


■人口増加がコンゴの森林を脅かす
http://www.lemonde.fr/sciences-et-environnement/article/2008/05/27/la-pression-demographique-menace-les-forets-du-congo_1050174_3244.html#ens_id=1044356

コンゴ盆地の面積:

200万平方キロメートル(地球上で最後となる手付かずの地域を含む)
カメルーン・ギニア・ガボン・中央アフリカ共和国・コンゴ
(共和国と民主共和国)の六カ国から成る


人口:

6500万人(中央アフリカ全体の3分の2以上が
生活の糧を森林に依存、世界で最も貧しいとされている)


動植物相:

400種の哺乳動物、その中にはコンゴの固有種であるボノボ
(ヒト科チンパンジー属)や、最後の700頭になってしまった
マウンテンゴリラ、1000種以上の鳥類、10,000種の植物のうち
3分の1 はコンゴの固有種で、その多様性は豊かで
森林の約10%が保護区に指定されている



アマゾンに次ぐ第二の「地球の肺」とされている中央アフリカの熱帯雨林は、
南米やアジアのような大規模な森林伐採にはなっていないようですが
◆◆◆人口が6500万人から20年後には1億2500万人になる◆◆◆と
予測されているために、森林の危機が叫ばれています.


村のシンボル「川上犬」、絶滅危機から350頭に回復
6月4日7時51分 産経新聞

山梨と埼玉、群馬の県境にある長野県川上村の村名を冠した「川上犬」という
県天然記念物のイヌがいる。商業目的の売買を認めず、「オオカミの血を引く」
とさえいわれる野性的な姿を守ろうと「川上犬保存会」(会長・藤原忠彦川上村長)
が管理を徹底。甲斐犬や秋田犬などに比べれば、知名度こそ及ばないものの、
希少性は高く、村のシンボルとして扱われている。(比嘉一隆)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080604-00000044-san-l20

「川上犬は村の歴史や伝統を示すシンボル。川上犬が飼えるということは、
それだけ自然環境が豊かな証し」と話している。


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作家の立松和平さんは以前、環境問題について新聞誌上で
「地球にとっては、人間がいようがいまいが関係ない。
地球にやさしくではなく、人間が地球で生きられるようにするしかないのです。」
と発言されていました.

私はそのようには考えたくないと思っています.

人間が生きられるのなら、たとえ地球環境が本来あるべき状態から逸する
ことになっても、関係ないということになるからです.
たとえ絶滅種が増えても、人類が絶滅しなければいいということになります.

人間が生きられるのなら、森林が消滅して大豆やとうもろこし畑になっても、
海洋や山野が発電用の風車に占領されたり、草原が太陽光パネルに覆い尽くされて、
それでエネルギー問題が解決するとしても、本当の地球のあるべき姿とは思えないのです.

人類だけが増え続けて「人間が生きられるのならば、それでいい」
共生・共存を無視した、環境問題の根源を見せつけられているようです.
気候変動、サンゴ礁の魚類に悪影響 豪研究チーム
2008年06月16日 21:33 AFP

オーストラリアの研究チームは16日、気候変動はサンゴ礁に生息する魚の数を壊滅的に
減少させるとともに、水産業を崩壊させる可能性を高めるとの報告書を発表した。

サンゴ礁に生息する魚と気候変動の関連性について報告書を発表したのは、
豪ジェームス・クック大学(James Cook University)のサンゴ礁研究センター
(Centre for Excellence in Coral Reef Studies)。

地球温暖化がサンゴ礁に強い影響を与えることは過去の研究で知られていたが、
今回の報告によって、サンゴ礁に生息する魚もまた大きな危険にさらされることが明らかになった。

地球温暖化による海の水温上昇がサンゴの大量死をもたらすという報告は、
これまでにも多く発表されてきた。しかし、サンゴ礁の壊滅は、サンゴ礁に生息する魚をも
死滅させる危険性がある。

サンゴ礁とその周囲に生息している魚は約4000種。それらの魚は、多くの漁業従事者の生計
の源となり、また全世界で約2億人の栄養源となっている。

サンゴ礁に生息する魚は、卵として海の中を漂い、稚魚になってサンゴ礁に戻ってくる。
しかし、温暖化によってサンゴ礁が壊滅したり、サンゴ礁の構成が変容してしまうと、
稚魚がサンゴ礁に戻ることが困難になってしまう。
さらに、海水の温度上昇と酸性化は、稚魚に影響を及ぼす可能性が高い。

また、サンゴ礁付近の海水温度があまりに上昇すると、温度の低い海域へと魚が移住する
可能性もある。しかし、世界最大のサンゴ礁であるグレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)
の南側は、海底が深く、新たなサンゴ礁が生育する環境はない。

つまり、サンゴ礁に生息する魚の中には、海水温度の上昇を避けて
どんどんと狭い領域に押し込まれる種が出てくる。その結果として、それらの種は、
サンゴ白化現象などの悪条件や、漁業などの人間活動の影響をますます受けやすくなってしまう。

サンゴ礁研究センターの報告書は、学会誌「Fish and Fisheries」に発表された。
7月に開催されるサンゴ礁に関する国際シンポジウムで取り上げられる予定。



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温室効果ガス排出量を「世界で半減」、先進国で80%削減しなければ
気候変動に歯止めがかからなくなると言われています.

日本で削減にかかる費用は、例えば炭素税で賄うとしたら
年間1世帯(4人家族)で最低40万円になるそうです.

それでも少子化対策に巨額の税金を投じ、出生率の向上をはからなければ
ならない、その理由が見えません.

「ニモ」絶滅の危機に=映画人気があだ−英研究者
6月27日7時0分 時事通信

英カンブリア大学のビリー・シンクレア教授はこのほど、ディズニーのアニメ映画
「ファインディング・ニモ」の主役として取り上げられた熱帯魚カクレクマノミが
絶滅の危機にひんしているとの研究報告をまとめた。
 
映画人気によるペット需要の高まりや、地球温暖化に伴うサンゴ礁の白化現象が原因。
海中の生態系を描き、自然の大切さを子供に伝えるはずの映画が
皮肉にも深刻な自然破壊を招いている。

同教授によると、オーストラリアで行われた調査では、1つの群れの平均個体数が
25匹から6匹に激減。繁殖の維持が難しくなっているという。 

生物多様性の保全もG8で合意へ CO2吸収に期待
2008年7月5日9時20分 朝日新聞

北海道洞爺湖サミットで討議される環境問題で、地球温暖化問題とともに
人間の活動で急速に失われている生物多様性の保全も合意文書に盛り込まれる
ことが分かった。例えば森林や湿原などを守れば、多くの生き物を守れる
のと同時に二酸化炭素(CO2)の吸収源としても期待できる。
こうした「コベネフィット(相乗便益)」が認められる活動を
特に進めていくことで合意する見通しだ。

現在◆◆◆森林の農地転換などで毎年4万種にものぼる生物が絶滅している◆◆◆
温暖化が進めばさらに絶滅速度が上がる恐れがある。こうした認識をもとに
「生物多様性が失われる速度を2010年までに顕著に減らす」との世界目標
を再確認し、保全策を進めることをうたう。取り組みの成果は、
10年に名古屋市で開かれる生物多様性条約締約国会議で問われることになる。

合意では、森林保全策も重視する。途上国を中心に毎年730万ヘクタール
もの森林が失われているが、これに伴うCO2排出は世界全体の5分の1
を占めると推計されている。防止のため、人工衛星などを使った
国際的な監視網を強化するなどの取り組みを進める。
また、緊急に違法伐採を抑える必要があるとして、世界規模で持続可能な
森林管理を促すことを盛り込む。

一方、ごみ問題の3R(排出抑制、再使用、再利用)では、より少ない資源で
豊かさを生み出す資源生産性という考え方を強調。生産から廃棄までを考えて、
各国が生産性の目標を立てていく。
さらに有害廃棄物の越境移動を防ぎつつ、国際的な資源循環を促すという。


............................


最初の生命が誕生した38億年前から、長い進化の歴史を経て
地球の生物は今、約3千万種だそうです.

私たちがこうして生きていられるのは、その生物が作り出している
生態系のお陰であるにもかかわらず、私たちは毎日、多くの生物を
絶滅させているのです. 
人間だけが、その数を増やして良いわけがありません.

国連の評価報告書によると、生物の絶滅速度はここ数百年で
1千倍も加速しているそうです.

この状況に歯止めをかけるために「生物多様性条約」が1992年に
ブラジルのリオデジャネイロで開かれた地球サミットで著名が始まり
翌年に発効、日本も加盟しました.

191カ国・地域が条約に加盟していますが
◆◆◆米国はバイオ産業に悪影響があるとして加わっていません◆◆◆

また、遺伝子組み換え生物による悪影響を防ぐため「カルタヘナ議定書」
を設けて、2004年に発効、日本を含む147カ国・地域が参加していますが
◆◆◆米国のほか、カナダも入っていません◆◆◆

温暖化に対する姿勢同様、国益ばかりを優先させている国がある限り
子どもたちの未来は、生き物たちの明日はありません.

霊長類の半分が絶滅危機に、熱帯雨林の破壊などで
2008年8月5日21時02分 読売新聞

世界の霊長類634種のうち約半分の303種が絶滅の危機にあると、国際自然保護連合(IUCN)
や環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル」などが5日、英・エディンバラで
開かれている国際霊長類学会で報告した。

熱帯雨林の破壊や、食料・漢方薬の材料としての狩猟が主な原因。

特に東南アジアでは過去に例がない規模で危機が進行しており、生息する霊長類のうち
◆◆◆カンボジアでは90%、ベトナムでは86%◆◆◆が絶滅の危機にある種に分類された。

またアフリカに生息するオナガザルの仲間のブービー・アカコロブスと
ミスウォルドロン・アカコロブスは、25年以上も目撃情報がなく、すでに絶滅した可能性がある。

一方で2000年以降、53の新種が確認され、うち40種はマダガスカルで発見された。


***********************


また日本では、出会い情報をメール配信して、少子化対策としてサービスを開始、
福岡県子育て支援課は、メールマガジンに多くの人に登録してもらい
◆◆◆出生数を押し上げていきたい◆◆◆としています.

2008年8月7日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20080806-OYT8T00859.htm

地球上で個体数を増やしているのは人類ではないのですか ?
人間だけが死亡率を下げ、出生率を上げていたのでは、自然界は成り立ちません.

増加する人口の抑制を始めなければならない
LE MONDE 2008年08月13日15時17分
http://www.lemonde.fr/sciences-et-environnement/article/2008/08/13/la-sixieme-extinction-des-especes-peut-encore-etre-evitee_1083195_3244.html#ens_id=1080137

人類はその数を67億人以上とし、陸・海洋の生物多様性の存続に
深刻なまでに影響を及ぼして、環境を大きく変えてしまった。

IUCN(国際自然保護連合)の41,415種にわたる調査分析の結果、
(地球上では約175万種の生物が確認されている)
絶滅危惧されている生きものは、16,306種におよぶ。

哺乳類では4分の1が、鳥類では8分の1が、水陸両棲生物では3分の1が
そして全植物の70%が危機にある。

2050年には人口が93億人に増加する危険があるが、生物多様性の保全が可能か ?
カリフォルニア・スタンフォード大学の Paul Ehrlich と Robert Pringle の両氏は、
世界的に徹底的な政策をとれば可能としている。

(中略)

Surconsommation 過剰消費

よって「自然」に対する意識改革が必要で、経済成長は「環境の健康状態」とは別の
ものであって、経済成長し続けられると考えるのは危険な幻想である。

この偏流に対して◆◆◆私たちは増加する人口の抑制を始めなければならない◆◆◆
そして自然資源の過剰消費を減らさなければならない、それは
基本的に必要なものではない消費を減らさなければならない。

(以下省略します)


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今年生まれた赤ちゃんが42歳になる2050年には、地球の温度が3度上昇し
100万種もの生物種が絶滅すると言われています.

当コミュでは「耳タコ」で、皆さまには何度も繰り返しになり
申し訳ないと思いますが、温暖化や環境劣化の諸悪の根源は
「200年足らずで10倍に増えた人口」なのです.

一人一人が必要最低限の消費をする努力を試みても、人口が増え続ければ
環境に与える影響は減少しません.

当たり前でわかりきったことなのに、なぜ、世界の人々はそれを受け入れようと
しないのでしょうか ? 現実と向き合おうとしないのでしょうか ?

「人口抑制」その言葉さえ口に出すことが「何か不謹慎」と感じていては
私たちの将来や子どもたちの未来が「幻想」になってしまう危険があるのです.

地球上で人間だけが特別な存在、つまりは人間至上主義がまかり通っていては
問題の根っこの部分は何一つ解決しません.

「人口抑制・少なく産む家族計画」
それを言葉にできない、まわりに伝えられない、見ない振りをして知らん顔をする
そのような社会風潮が、私たちの将来や子どもたちの未来を
「幻想」にしてしまうかもしれないのです.
世界自然保護会議、バルセロナで5日開幕 種の多様性の危機を協議
2008年10月03日 20:01 AFP

地球上から動植物の種の多様性が急速に姿を消しつつあると科学者らが警告するなか、
スペインのバルセロナ(Barcelona)で5日、世界自然保護会議
(World Conservation Congress)が開幕する。国連や各国政府、NGOの関係者や科学者、
企業トップら約8000人が集まり、14日までの10日間、種の多様性の問題について話し合う。

これまで多くの科学者が、現在の地球は6500万年来で最悪の生物種絶滅の危機に瀕して
いると警告。その原因は、生息地不足、環境汚染、過度の狩猟、
地球温暖化の間接的な影響など◆◆◆明らかに人的要因によるものだ◆◆◆

4年ごとに開催される世界自然保護会議では、毎回、絶滅の危機にある動植物を記した
「レッドリスト」を公表しており、今回の「レッドリスト」は6日に発表される予定だ。
今回は、世界初となる哺乳類5000種の生存状況に関する包括的な調査結果も明らかにされる。

会議を主催する国際自然保護連合
(International Union for Conservation of Nature、IUCN)の
ジュリア・マートン・ルフェーブル(Julia Marton-Lefevre)事務局長は、
「種の多様性が失われる速度は加速しており、生物種を絶滅の危機から救うための
行動が直ちに必要だ」と語った。



************************


種の多様性が失われること、それは生態系の破壊であって
人類の存続に大きく関わっていることなのに、世界はまるで人口問題を避けて
いるかのように、タブー視するかのように静観していて、生態系破壊に責任重大な
先進国は、特に日本は「子ども手当の増額」で少子化に歯止めをかけようとしています.

2008年10月06日 22:51 AFP

世界のほ乳類の半分の種で個体数が減少している上、三分の一以上の種は
絶滅の危機にも瀕している。
スペインのバルセロナ(Barcelona)で開催中の世界自然保護会議
(World Conservation Congress)で6日発表された、絶滅危ぐ種を示す
「レッドリスト(Red List)」の今年度版で、このような調査結果が明らかになった。

国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature、IUCN)
が毎年発表する同リストは生物保護の指標とされ、
動植物4万4000種以上をカバーしているが今回、データが確認されている
ほ乳類5487種のうち実に四分の一に明白な絶滅の危機が迫っていることが示された。

しかし、存在は知られているもののデータがない836種のほ乳類については
危機レベルを分類できないことから、実際の状況はさらに深刻だろうと
科学者らは懸念している。

ほ乳類についての調査の主執筆者であるIUCNの研究員ジャン・シッパー
(Jan Schipper)氏は、米科学誌『サイエンス(Science)』に「実際には危機にある
ほ乳類は36%程度に上るだろう」と語った。
報告書によれば最も絶滅の危険高いほ乳類は霊長類と、クジラやイルカ、
ネズミイルカなどの海洋ほ乳類だという。
 
専門家たちの多くは最新のレッドリストについて、地球が65万年前の恐竜の絶滅以後
としては最大規模の絶滅の波に直面している証拠だと評した。
過去5億年の間に大量絶滅が起こった時期はわずか5回とされている。

生物種の絶滅を加速させる要素は数多くあるが、どれも直接的にせよ間接的にせよ
◆◆◆人間の活動に起因しているという◆◆◆
特に、人間による捕獲と公害汚染による生物たちの生息環境の損失は著しく
大きな脅威となっている。また、気候変動の脅威も大きくなりつつある。


********************


その気候変動でさえも、人間の活動が要因の一つです.
シロクマ:温暖化で激減 写真家、丹葉さんが見た絶滅の危機
http://mainichi.jp/life/ecology/graph/2008sirokuma/


人間がやってきたことで人間が絶滅するのは因果応報ですから納得できますが、罪のない動物たちを巻き込むことに人間として良心がとがめませんか ?
(写真)
絶滅危惧種の雪ヒョウ


メコン川の淡水イルカ、水質汚染で絶滅寸前 WWF
2009年06月18日 13:59 AFP

世界自然保護基金(World Wide Fund For Nature、WWF)は18日、カンボジアからラオスにかけてのメコン川(Mekong River)に生息する淡水イルカ、カワゴンドウ(イラワジイルカ)の個体数が、川の汚染で減り、絶滅の瀬戸際にあるとの報告書を発表した。

報告書によると、2003年以降に回収された50体以上のカワゴンドウの死体から、殺虫剤や水銀などの有毒化学物質が検出された。現在の個体数は64-76頭と推定されるという。

WWFは、こうした物質がどのようにしてメコン川に混入したのかを調査中という。メコン川は中国雲南(Yunnan)省、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジアを経て、ベトナムに抜ける大河。

メコン川の淡水イルカは、カンボジアからラオスまでの190キロの流域に生息し、2004年に絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。


*******************************


地球上では、増え続ける人間の活動が原因で、絶滅していく生きものたちが後を絶たないにもかかわらず、「世界の環境破壊は人口が増えたからではありません」と平気でのたまう人がいるから、問題が解決するわけがありません.

「自分さえ幸せならば良い」が根底にあるから、「自国さえ豊かであれば良い」になって、「人間さえ生きられれば良い」となる、そのことが子供たちの将来を不幸にすることに早く気づくべきでしょう.
オーストラリア固有の動物、ディンゴ
2009年06月30日20時57分 AFP

オーストラリア・ビクトリア(Victoria)州メルボルン(Melbourne)郊外Toolern Valeにある、オーストラリア固有の野生動物ディンゴの保護施設では、絶滅の危機にあるディンゴを守り、ディンゴに対する誤解を解くことを目的として、国外の動物園に向けたディンゴの輸送を始めている。

保護施設「ディンゴ・ディスカバリー・リサーチ・センター(Dingo Discovery and Research Centre)」を運営するリン・ワトソン(Lyn Watson)さんは、20年以上にわたってディンゴの保護活動をしている。ディンゴの純血種は、野生犬との混血が進んだことや◆◆◆人間が生息地に侵入したことなどから、その姿を消しつつある◆◆◆

保護施設には、5000年ほど前にアジアからオーストラリアに到着した最初のディンゴ直系の子孫であることが遺伝子検査で確認された30匹のディンゴがいる。

近年までオーストラリアでは有害動物と考えられていたディンゴだが、リンさんによると、前年、ディンゴがオーストラリア各地で絶滅の危機にあると正式に認められたことにより、ディンゴを獲得しようと国外の動物園からの引き合いが急増しているという。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2616834/4321349


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日本のトキなどもそうですが、人間の都合で絶滅してしまった動植物のことを、多くの人たちがもっと認識すべきで、種が絶滅の危機にあって初めて保護しようとするのでは、あまりにも遅過ぎて、それが植物園・水族館・動物園などの環境で生かされることが「本当のあるべき姿」とは到底思えません.

私たち人間が彼らの生きる場所を奪い続けているのです.
無事に誕生すれば世界記録、12人の赤ちゃんを妊娠した女性に警告も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=933899&media_id=84&m=1&ref=news%3Aright%3Apickup

母子共の安全を考えたら、着床させる卵子数を制限する必要があるのに、何が何でも、例え死のうとも世界新記録を打ち立ててやる ! と思っているのでしょうか ??? …生息地を人間に奪われて絶滅していくライオンや虎やパンダやゴリラなど、大型哺乳類に限らず、人間のせいで絶滅の危機にある動植物のことを考えてほしいものです↓

ケニアのライオンが20年で絶滅の恐れ、毎年100頭減少(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-11066520090818


絶滅の要因が気候変動や人口増加と言われおり、いずれにしても原因を作っているのが、まぎれもない私たち人類であって、しかも一番環境に負荷をしている先進国が、税金を使って出生数を増やそうとしているのですから、無責任で身勝手と言わずして何と言うのでしょうか.

おい民主党、デンマークの23倍の人口数を誇る日本人は絶滅危惧種ではありませんよぉ〜〜 !
登山客らでにぎわう岐阜・乗鞍岳のバスターミナルに大型連休初日の19日、ツキノワグマが現れて9人が重軽傷となり、クマは猟友会の人に射殺されました.

私たち人間がクマの生きる場所を奪い、食べるものがない森にしたからクマは降りてくるのです、そして射殺され、絶滅に追いやられていることを忘れてはいけないと思います.

人間に生まれさえすれば、どんなに極悪非道なことをしても、寿命を全うできる世の中になっていくようですが、人間のせいで殺され絶滅していく動物たちを見ていられません.

(写真は朝日新聞より、ツキノワグマが人を襲っています)
「レッドリスト」絶滅危惧種、1万7291種に
2009年11月3日20時27分 読売新聞

日本など各国政府や環境保護団体が加盟する「国際自然保護連合(IUCN)」は3日、絶滅の恐れのある生物をまとめた「レッドリスト」の2009年版を公表した。

絶滅危惧(きぐ)種は、昨年より363種増えて1万7291種となり、評価の対象となった動植物4万7677種の約36%を占めた。タンザニアに生息していたキハンシヒキガエルなど新たに6種の絶滅が確認され、絶滅種は875種となった。

来年名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議では、生物多様性の損失をはっきりと減らすことを目指した「2010年目標」の最終評価を行うが、IUCNによると、この目標は達成されない見通し。

絶滅危惧種の増加が止まらないのは、森林伐採やダム建設による生息地の破壊、過剰捕獲、人間が持ち込んだ外来種による生態系のかく乱などが原因とみられている。


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絶滅危惧種の増加が止まらないのは、産業革命以来の「人口増加による」と言わないところに、人間至上主義、人間原理主義、人間根本主義の印象を強く受けます.

でなければ、生物多様性の恩恵を受けて、私たち人間が生かされているにもかかわらず、税金を使って出生数を増やそうとしている国が存在するわけがありません.
コアラやペンギンも絶滅の危機に、COP15で報告
2009年12月22日 12:27 AFP

前週閉幕した国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第15回締約国会議(COP15)で、コウテイペンギンやオーストラリアのコアラなど、数十種類の動生物が気候変動によって絶滅の危機に瀕すると指摘した報告書が発表された。

国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature、IUCN)によると、すでに生息環境の汚染や縮小などの危機に直面している動生物に、さらに海面上昇や海水の酸性化、極氷の溶解などが追い打ちをかけている。

報告書では、特にオサガメ、シロイルカ、カクレクマノミ、コウテイペンギン、サケを取り上げ、気候変動により生存の危機にさらされている詳細を明らかにした。

コアラなどユーカリを主食とする動物については、大気中の二酸化炭素の増加に伴いユーカリの栄養成分が減少するため、栄養不足や飢餓に直面すると警告した。

南極の過酷な自然環境に適応しているコウテイペンギンも、直面する問題は同様だ。氷冠の融解によって、ペンギンたちは繁殖の場を失い、主食とするオキアミなどの生物も劇減するという。

サケについては、すでに個体数が減少しているが、これは乱獲に加えて、海水温の上昇で海中の酸素量の低下したためにサケの病気発生率が高まり、繁殖の妨げとなっていることも一因だと指摘した。


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「生きる権利」それは何も人間だけに与えられているものではありません.

ましてや何一つ罪を犯していない多様な生きものたちが、世界人口の増加が起因して、生きる場所を奪われ絶滅していくのを、心を痛めない、罪の意識すら持たない人間がいるから、環境劣化が一向に改善されません.

(写真)
ガラパゴス諸島の固有種で、絶滅したと見られるヒトデ
(コンサベーション・インターナショナル提供)



腕24本のヒトデ・スズメダイ…ガラパゴスで9種絶滅か
2010年1月3日12時0分 朝日新聞

独自の生態系を持つ南米ガラパゴス諸島で、一般的な種類は5本だが24本もの腕を持つヒトデを始め、海の動植物9種が絶滅したらしいことが、環境団体などの調査でわかった。地球温暖化や乱獲の影響と見られる。12月、コンサベーション・インターナショナル(本部・米国)や世界自然保護基金(WWF)などの研究グループが米専門誌に発表した。

発表によると、絶滅したと見られるのは、ヒトデとスズメダイの一種。低水温域に生息する藻類など7種の植物も、約20年にわたって確認できず、絶滅した可能性がある。

さらに、ダーウィンの「進化論」で有名な小鳥・マングローブフィンチは約200羽に激減、固有種のガラパゴスペンギンなど、ほかの36種も絶滅のおそれがあるとされた。研究に当たった米国の海洋専門家シルビア・アールさんは「固有の野生生物が変化の先端にいるガラパゴスは、温暖化と乱獲の影響が最も表れている」と指摘している。

名古屋市で2010年に開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、こうした生き物の減少を食い止めることなどが議論される。(高山裕喜)


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地球を温暖化にしたのが人間ならば、乱獲するのも人間で、多様な生きものたちの生きる場所が、人間によって奪われています.

その人間はと言えば、毎日毎日、21万人以上増え続けていて、さらには温暖化に責任がある先進国が、少子化に歯止めをかけようとしているのです.
スマトラトラに里親制度、絶滅救う試み インドネシア
2010年01月21日 21:29 AFP

インドネシア政府は、同国の絶滅危惧種スマトラトラを救おうと、保護施設で生まれた子トラを人間がペットのように育てる「里親制度」を検討している。

野生で残っているスマトラトラは現在わずか200頭程度。2匹ずつのペアで、飼育希望者は10億ルピア(約990万円)を自然保護のための「保証金」として政府に納める。インドネシア林業省によると早ければ年内にも実施する。
 
一方で、環境保護活動家などは「スマトラトラの生息環境の保護に努力を集中すべきだ」と主張し、中止を求めている。
 
これに対し、同省の保護プロジェクト主任はAFPの取材で「われわれがやろうとしていることは、トラを売ったり、貸し出したりすることではない。認可によって人びとにトラの世話を見てもらうのだ。飼う人には一定の条件を守ってもらうし、トラはあくまで国が所有するものだ」と答えた。

トラ2頭を飼育するためには、最低でも60平方メートルの広さが必要で、理想的な広さはサッカー・グラウンド3面分だという。

飼われるスマトラトラの健康状態は、政府の専門家が管理する。またトラを虐待した場合には、罰金か禁固刑を科される。

プロジェクト主任は「トラたちの住む新しい『ホーム』に必要な条件は、小さな動物園のようなものと考えてほしい」と述べた。


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人間が動植物の生息地を奪っていること、なぜスマトラトラの生息地がなくなり絶滅していくのかを考えるべきで、私たちが今住んでいる場所でさえ、かつては多くの生きものが棲んでいたことを忘れてはならないはずです.

私たちの命や経済は、生物多様性から成る生態系によって支えられていて、生物多様性と気候変動は密接に繋がっています.

しかも、その生物多様性が取り返しのつかない、人間の努力では後戻りできない状態になりつつあるそうです↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8461727.stm 


【図解】絶滅が危惧されるメコン川流域のインドシナトラ
2010年01月27日16:35 AFP

世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)は26日、東南アジアのメコン(Mekong)川流域に生息するインドシナトラを絶滅から救うには、各国政府が断固たる行動を起こさねばならないと発表した。図は、メコン川流域に生息するインドシナトラについてまとめたもの。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2687598/5243187

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個体数は1998年の1200頭から7割が減少(350頭に)、人口が減少に転じている日本でさえも、開発によって野鳥をはじめ多種の動植物が姿を消しています.
2010 国際ジュゴン年スタート!
2010年02月01日 WWF ジャパン

沖縄島の東部沿岸、辺野古・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していない絶滅危惧種ジュゴンの、最後の生息海域です。WWFジャパンを含めた日本の複数の自然保護団体は、2006年から共同で「2010年を国際ジュゴン年にしよう」と呼びかけ、ジュゴンとその生息環境の保全を求めるキャンペーンを展開してきました。いよいよ2010年、「国際ジュゴン年」が始まりました。


豊かな自然生態系が残る沖縄島の東部沿岸、辺野古(へのこ)・大浦湾周辺は、絶滅が心配される海の哺乳類ジュゴンの、日本国内最後の生息地です。

この地域は、世界のジュゴンの北限の生息地でもあり、近年はアオサンゴの大群集や、40種近いエビ・カニ類の新種が発見されるなど、貴重な生物の生息地としても知られており、また、生物多様性についての十分な調査もなされていません。

しかし、現在ここは、米軍の普天間飛行場の代替施設を建設する候補地の一つとなっており、実際に建設のための埋め立てが行なわれれば、貴重な生態系が広く破壊される事態は避けられないと見られています。

海とジュゴンの保護を訴える声が高まる中、2008年に開かれたIUCN(国際自然保護連合)の総会「第4回世界自然保護会議」で、3度目となる「ジュゴン保護決議」が採択され、日米両政府は、沖縄島の東部沿岸に生息する日本のジュゴンの保護に努力するよう、国際社会から求められることになりました。

辺野古崎周辺の海と、この海岸に置かれた米軍基地キャンプ・シュワブ。普天間基地の移設先候補となっている。

http://www.wwf.or.jp/activities/2010/02/781501.html



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先日の名護市の市長選では反対派が勝利しましたが、鳩山政権は5月までに結論を出すと言っていますけれど、どのような結果になるのでしょう.

WWF、ソチ冬季五輪の環境対策に懸念表明 協力中止も示唆
2010年02月17日 09:57 AFP

国際環境保護団体の世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)は16日、2014年にロシア南部ソチ(Sochi)で開かれるソチ冬季五輪について、ロシア政府が自然環境を無視して準備を進めているとの懸念を表明し、抗議のために協力を中止する可能性も示唆した。

WWFのロシア支部は、「五輪準備は暴走状態で、建設の質は低く、環境に大きなダメージを与えている」と指摘し、ロシア政府がソチのインフラ整備を急ピッチで進めて行く上で、自然環境に「多大な負担」を強いていると非難した。

WWFによると、数万ヘクタールの自然保護区内で建設が進められているほか、未開発の森林も十分な補償措置がなされないまま、道路が造られているという。

WWFは、グリーンピース(Greenpeace)などの環境保護団体とともに、この問題についてロシア政府当局とくり返し協議を行って提案を行ってきたが、提案がことごとく無視されている以上、協力を続けることは「疑問だ」としている。

一方、五輪施設建設を統括する国営企業「オリンプストロイ(Olimpstroi)」は、環境への懸念を無視してはいないとしている。さらに、政権与党「統一ロシア(United Russia)」幹部も、「バンクーバー冬季五輪の時期に声明を発表して、わが国での冬季五輪に悪い印象を与えようとしている」として、WWFは愛国的ではないと批判した。

2007年にロシア初の冬季五輪開催地に選ばれて以来、ソチはインフラ整備の遅れや環境への懸念などの問題が指摘されている。


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連日、バンクーバーからオリンピックの感動的なニュースが飛び込んで来ます.

多種多様な生きものの生息地を奪わなければ、人間は感動を得られないのかと思う反面、オリンピックに反対するグループが、バンクーバーで暴徒化したニュースを見て、とても恥ずかしい行為だなぁ〜、これでは逆効果ではないかと考えてしまうのです.
コンゴ盆地のゴリラ、10年以内に絶滅の危機
2010年03月30日17:27 AFP

国連環境計画(United Nations Environment Programme、UNEP)と国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は24日、アフリカのコンゴ盆地に生息するゴリラが、違法な伐採、鉱山開発、ブッシュミート(野生動物肉)のための密猟などにより、絶滅の危機に瀕しているとする報告書を発表した。

報告書によると、密猟や生息域の破壊が加速されていることから、コンゴ盆地のゴリラは10〜15年以内に絶滅する可能性があるという。

エボラ出血熱の大流行が、個体数の減少に拍車をかけている。また、密猟が増加する背景には、コンゴ民主共和国の東部地域で暗躍する民兵組織の存在があるという。


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ゴリラだけにとどまらず、「密猟や生息域の破壊が加速されている」ことで絶滅の危機に瀕している動植物は数知れず、その一方で原因を作っている世界人口は、1時間に約8800人増えているにもかかわらず、環境負荷が最も大きい先進国が税金を投じて少子化に歯止めをかけようとしています.
生物多様性の損失止まらず
2010年5月10日22:35 産経新聞

名古屋市で10月に開かれる国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で主要議題になる世界の生態系の現状について、条約事務局は10日、1970(昭和45)年から野生の脊椎(せきつい)動物が3分の1失われたなどとする報告書を発表した。報告書はこうした現状をふまえ、「今年(2010年)までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」とした02年設定の国際目標は達成できなかったとしている。

アフリカ・ナイロビで、同日始まったCOP10の会合に合わせて日本を含め世界12カ国で発表された。

報告書は世界各国からの報告に基づきまとめた「地球規模生物多様性概況」第3版。それによると、1970年から36年の間に野生の脊椎動物(魚類、両生類、爬虫(はちゆう)類、鳥類、哺乳(ほにゆう)類)の数が平均約3分の1減り、その傾向は継続していると指摘。特に森林伐採や開発などの影響で熱帯地域では59%、淡水域では41%減少するなど状況は深刻という。

さらに、評価が終了した4万7677種のうち2%の875種が絶滅、1万7291種(36%)が絶滅の恐れにあるとしている。特にサンゴや両生類は絶滅の危機に直面しており、両生類は42%の種で、鳥類は40%の種で個体数が減少。植物の種の23%が絶滅に瀕(ひん)しているという。

生態系の評価のために設定した21の指標のうち「生物多様性にとって重要な地域の保護」など一部で改善した項目はあったが、世界的に達成された項目はゼロだった。報告書は、生物多様性の恩恵を将来にわたって受けるには今後10〜20年の取り組みにかかっているとしている。

10月のCOP10ではこの報告書の評価に基づき、2010年以降の目標を決める。


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1時間に約8,800人が増加している世界人口、その一人一人が生態系に依存し、多くの人たちがより良い生活を目指し消費を増やしている以上、生物多様性の損失の要因の一つが、世界人口の増加であることは動かぬ現実なのです.
世界の広い地域でヘビが激減、気候変動が原因か
2010年06月10日13:13 AFP

世界の3つの大陸で過去10年の間にヘビの生息数が激減していることが確認され、共通して気候変動が大きな要因であることが、9日発表された研究で示された。

観察された8種類のヘビは、生息する地域が異なるにもかかわらず共通して、元に生息していた数の3分の1にまで減るという激減傾向を示していた。

原因としては生息地の減少や環境汚染、病気、えさ不足、食用にするためなどの乱獲などが挙げられる。しかし、地球上の異なる地域で同じ短期間のうちに一様に減少しているとことから、報告は「根本には共通原因として、ひとつの広範な現象があると思われる」と気候温暖化の影響を指摘している。
 
英国王立協会(British Royal Society)の専門誌「バイオロジー・レターズ(Biology Letters)」に掲載された同報告によると、英国、フランス、イタリア、ナイジェリア、オーストラリアの17種類のヘビのうち11種類の生息数が、1990年代後半からの4年間で3分の1に激減し、それ以後10年近くが経過した後もいっこうに生息数が回復する兆しがないという。

は虫類の中でもヘビは生態系の上位に位置する生物であるため、ヘビの激減は生態系のさまざまな部分に深刻な影響を及ぼしかねない。

これ以前の研究では、特に地中海沿岸など一部の地域で、一定の種類のヘビが減少していることが明らかにはなっていた。しかし今回の研究では初めて熱帯地域のヘビも危機にさらされていることが示された。


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日本では「待ったなしの少子化対策」と言われていますけれど、人類の糧である生物多様性の危機のほうが「待ったなし」なのであります.
全世界の国・個人で生物守れ、市民組織が提言案
2010年7月10日21時08分 読売新聞

名古屋市で10月に開かれる生物多様性条約第10回締約国会議まであと100日に迫った10日、国内181の個人・団体で作る市民共同組織「生物多様性条約市民ネットワーク」が東京都内でシンポジウムを開き、すべての国や団体、個人が生物多様性保全の取り組みを加速させることなどを求める提言案を公表した。

意見を募り、今秋までに最終提言をまとめ、議長国・日本の市民側のメッセージとして、名古屋会議に参加する各国政府代表などに普及させる。

条約事務局は5月、「生態系の喪失や生物種の絶滅は続いており、同条約の『生物多様性の損失速度を著しく減少させる』との現行目標は達成できなかった」と結論付けた。

シンポジウムで市民ネットの武者小路公秀顧問は「生物多様性が失われる根本原因を解決するには、各国政府だけでなく、企業や市民も必死になって関与しなければならない」と述べ、名古屋会議への幅広い層の参加を訴えた。


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「生物多様性が失われる根本原因を解決するには、各国政府だけでなく、企業や市民も必死になって関与しなければならない」

日本は食糧を含む多くの資源を海外に依存している、世界ランキング第7位の人口過剰国だそうです↓
http://www.optimumpopulation.org/overpopulationindex.pdf (文字の大きさを100%にすると見やすいかもしれません)

地球の資源を大量に消費して、環境破壊や生物多様性の損失に加担している先進国が、税金を使って少子化に歯止めをかけようとすることこそが、生物多様性が失われる根本原因の解決に逆行しているように思われてなりません.
地中海の生物多様性、世界で最も危機的な状況に 国際調査
2010年08月04日10:48 AFP

世界の海洋生物の多様性や個体数に関する国際調査プロジェクト、「海洋生物センサス(Census of Marine Life、CoML)」の報告によると、世界の海の中で動植物の生存が最も脅威にさらされているのは地中海であることが分かった。2日の米科学誌プロスワン(Public Library of Science、PLoS ONE)にセンサスの結果について10本を超える論文が発表された。

約1万7000種の海洋生物が生息する地中海は、日本とオーストラリアの近海に次いで、生物の多様性に最も富む海として世界で上位5位に入る。

■数千年におよぶ人間の活動の影響

しかし同時に人口が密集する陸地に取り囲まれ、年間2億人の観光客が訪れる地中海は、数千年前から人間による開発のあおりを受け、その資源は搾取されてきた。

沿岸部の徹底的な開発に伴う汚染により、海草やサンゴといった海洋生物の多様性にとって極めて重要な生物の生息環境は著しく失われた。地中海の中でも陸地に挟まれた最も奥にあるアドリア海(Adriatic Sea)などでは、大規模農業や工場排水のせいで酸素不足に陥り、赤潮として知られるプランクトンの異常発生で多くの生物が死に絶えた海もある。

地中海の生態系を脅かすもう1つの大きな問題は乱獲だ。地中海で繁殖する大西洋クロマグロが乱獲で過去30年で資源量が激減したのはその一例にすぎない。マグロなどの食物連鎖の上位に位置する捕食生物の減少でクラゲが爆発的に増殖し、漁業だけでなく観光にも打撃を与えている。

■世界一の外来種の侵入、進む水温上昇

地中海では世界のほかの海域に比べ外来種の侵入も際立っており、現在生息する生物の4%を外来種が占めていることが分かった。
 
外来種についてはすべてが有害というわけではなく、有力な水産品となっているものもある。しかし微妙なバランスで成り立っている生態系に対する影響は控えめに言っても「予測不可能」で、大きな影響がでる恐れもあると専門家は一様に指摘する。

■海洋環境保全のモデルに

地中海を脅かしている最大の問題は、地球温暖化による水温の上昇と、海水の酸性化だ。

その影では、冷水性生物や深海に住む生物の生息環境が縮小している。「(北側は陸で阻まれているため)そのような生物は北上できず激減や絶滅の危機にさらされる」とカナダ・ダルハウジー大学(Dalhousie University)のマルタ・コル(Marta Coll)教授のチームは警鐘を鳴らす。

地中海に住む深海生物の4分の3は未発見だと考えられており、発見される前に絶滅してしまう生物もいるだろうと科学者たちは懸念している。

一方でこの数十年来、外来種の温水性の生物が、スエズ運河(Suez Canal)を通って紅海から地中海に流入している。この現象は「熱帯化」と呼ばれている。

報告書は「地中海の生物多様性を保全するためには、環境の保護と管理の計画に関する包括的な分析が必要」と忠告し、環境保全の取り組みにおいて、地中海は世界の海のモデルとなりうると締めくくっている。
■「生物多様性」ってなあに ?

* みんなが、つながりあって生きている !

この地球上には、人間だけではなく、動物や植物などいろいろな種類の生きものがいっしょに暮らしています。たとえば、公園にさく草花や、そこに集まる虫、そしてその虫を食べる鳥たち。
このように、たくさんの生きものがつながりあって生きていることを「生物多様性」というのです。

* 生活になくてはならないもの !

わたしたちの暮らしは、さまざまな生きもののめぐみに支えられて生きています。
たとえば、食べもの、木材、服や医薬品。さらに、わたしたちが生きるために必要な酸素は植物などがつくってくれており、汚れた水も微生物(びせいぶつ)などがきれいにしてくれています。
生物多様性は、わたしたちの生活になくてはならないものなのです。

* みんなで守っていこう !

しかし今、たくさんの生きものが生きていくことができなくなっています。人間が木を切りすぎたり、魚をとりすぎたり、別の国の生きものを持ち込んだりしたことが原因です。また、地球温暖化も生きものに影響を与えています。
人間をふくむすべての生きものが共に生きていけるように、生物多様性を守っていきましょう。


■ COP10とは ?

生物多様性を守るため、世界中の国(約190カ国)が集まって会議が行われています。この会議が「COP(こっぷ)」と呼ばれ、2010年に行われる10回目の会議「COP10(こっぷてん)」が、わたしたちの住む日本の愛知県名古屋市で開かれます。
2010年は国連が定めた「国際生物多様性年」でもあり、注目すべき会議です。
この会議では、生きものたちが、つながり支えあい生きていけるように、みんなで自然や生物を守っていこう、そのためにどうしていこうか、という話し合いを行います。みなさんもCOP10が成功するように、応援(おうえん)してくださいね。


■わたしたちには何ができる ?

地球に住む生きものと仲良く生きるため、私たちひとりひとりにできることがたくさんあります。大切なのは「みんな生きている」「みんなつながっている」ということ。みんなはたくさんの生きものからのめぐみを受けて生きています。
たとえば、毎日食べている食事を思いうかべてください。ごはん・野菜・お肉、すべて生きものの恵みですよね。ゴハンをいただくときに食べものに感謝をこめ「いただきます」をする、そして身近な生きものを大切にすることから始めましょう。

http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/biodiversity/kids/index.html



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今日 10月11日から名古屋国際会議場で開幕したCOP10「生物多様性条約第10回締約国会議(国連地球生きもの会議)」、子供向けの解説が上記のように分かりやすく書かれていますが、親や教師だけでなく政府や国際社会までもが、生物多様性の損失の要因である人口と消費の増加に関して、狸寝入りを決め込むというか、広報しないことが問題の根っこのように思えてなりません.

食料をはじめ多くの資源を海外に依存している、しかも一人当たりの消費量が多い日本のような先進国が、税金を投じて少子化に歯止めをかけようとしているくらいですから.
■コアラ、豪東部で絶滅の危機 「危急種」指定

オーストラリア連邦政府は30日、豪東部に生息するコアラを、絶滅が危ぶまれる豪連邦環境法に基づく「危急種」に初めて指定すると発表した。豪州の象徴といえるコアラだが、生息地での住宅開発や交通事故などで、豪東部の個体数は2010年までの20年間で推定42%減った。今後は生息地の開発規制を強化する。

対象は東部クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、首都特別地域。南部ビクトリア州や南オーストラリア州では個体数が増えており、危急種指定を見送った。

コアラの生息数ははっきりわかっていない。政府系機関は豪全土で40万7500匹と推定するが、保護団体は4万3000〜8万4000匹程度に減ったとみており、見方が割れている。 【日本経済新聞】
ニホンカワウソ:絶滅…昭和まで生息の哺乳類で初 環境省
2012年8月28日 毎日新聞

環境省は28日、絶滅のおそれのある野生生物を列挙した「第4次レッドリスト」を公表した。国の特別天然記念物で「絶滅危惧種」に指定されていたニホンカワウソが、30年以上生息が確認されていないとして「絶滅種」に指定された。

既に指定されている絶滅種の哺乳類は▽オキナワオオコウモリ▽オガサワラアブラコウモリ▽エゾオオカミ▽ニホンオオカミの4種。いずれも明治時代までしか生息が確認されておらず、昭和まで生息していた哺乳類が絶滅種に指定されるのは初めて。

ニホンカワウソは体長110センチ程度のイタチ科の哺乳類で、かつては全国の川辺に生息していた。しかし、毛皮を目的とした乱獲や開発による環境の悪化などで激減。正式な確認は1979年、高知県須崎市の川で見られたのが最後だ。飼育下では旧・愛媛県立道後動物園で56〜69年の飼育記録がある。

環境省は過去の調査や目撃情報を総合し、北海道では50年代、本州以南では90年代に絶滅したと結論づけた。
ニホンウナギ、絶滅危惧種…環境省レッドリスト
2013年2月1日 読売新聞

環境省は1日、国内の河川や湖沼に生息する絶滅の恐れのある魚類の「レッドリスト」改訂版をまとめ、記録的な不漁が続くニホンウナギを、アマミノクロウサギやライチョウなどと同じ絶滅危惧1B類(近い将来に絶滅する危険性が高い)に指定した。

日本の食文化に欠かせないウナギを守るため、より厳しい漁獲管理などの資源保護が急務となる。

評価対象の約400種のうち絶滅危惧種は167種に上り、汽水・淡水魚の4割が危機に直面していることが明らかになった。

新たに危惧種となったニホンウナギは、世界で19種知られているウナギ類の1種で、国内では北海道中部以南に分布する。成魚も養殖用の稚魚も、最近の年間漁獲量は1960年代のピーク時の5%程度に激減。乱獲や開発による生息域の減少、海流変化などが原因とされるが、生態に謎が多く、6年前の前回改訂では「情報不足」とされていた。

近年の生態研究や漁獲量をもとに、改めて生息数を評価した結果、最近3世代の減少率は7〜9割に上ることから、絶滅危惧種の3ランクの中間にあたる「1B類」に分類した。

日本は、世界で生産されるウナギ類の約7割を消費する。リストには強制力がなく、漁業が直ちに規制されるわけではないが、水産庁は今後、漁獲制限の強化などで資源回復を目指す。中国や台湾からの輸入量が多く、この中にニホンウナギが含まれているため、同庁は、中国や台湾の水産当局との間で、乱獲を防ぐ協議も活発化させる方針だ。

アフリカ大陸のゾウ個体数、今後10年以内に20%減少の可能性
2013年12月3日 AFP

ボツワナで各国政府による密猟対策についての協議が行われる中、複数の環境保護団体は2日、アフリカのゾウの個体数が今後10年以内に20%減少する可能性があると警鐘を鳴らした。

ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species、CITES)、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)などがまとめた報告書によると、アフリカ大陸では昨年、推定2万2000頭のゾウが違法に殺され、密猟件数は「容認しがたいほど高いレベル」に達しているという。

報告書は、「もし密猟の割合が現在のレベルのまま続くと、アフリカは今後10年以内にゾウの個体数の5分の1(20%)を失う可能性がある」と指摘している。

この報告書は、ボツワナの首都ハボローネ(Gaborone)で専門家や各国閣僚らがゾウの大量虐殺を根絶するための方策を協議するのに合わせて発表された。ゾウの大量虐殺の件数は、アジアにおける象牙の需要の高まりを受けて増加している。

現在アフリカにいるゾウは、およそ50万頭。1980年には120万頭、1900年には1000万頭だった。

研究チームは、ゾウの生息地があるアフリカの国々における貧困と、政府の統治能力の低さが、密猟増加の背後で原動力になっているのではないかと指摘している。
動画:街中に野生のゾウ出現、市民ら騒然 インド

https://www.afpbb.com/articles/-/3223594?cx_part=top_category&cx_position=2


インドではこのところ、都市部の拡大が進み、ゾウやヒョウなどの野生動物が市街地に入り込む危険な出来事が増えている。グワハティに出現したゾウは、付近の野生動物保護区から市内の幹線道路へと迷い込んだ。


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