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ICT 感染対策チームコミュの強毒性のクロストリジウム・ディフィシル

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強毒性のクロストリジウム・ディフィシル(CD)が日本でも分離されたようです。

日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070309STXKF007709032007.html

CDと言えば偽膜性大腸炎の原因微生物で有名ですよね。
でもこれは通常のCDより多量の毒素を出すタイプのようで
2002年頃から米国やカナダでは問題となっていて通常のCDより
約7%致死率が高いとのこと。
今後日本でも流行するのか??それとも既に流行しているのか??

CDについては国立感染症研究所のホームページにその概要が
載っています。

http://www.nih.go.jp/niid/bac2/C_difficile/

先日の環境感染学会で国立感染症研究所の先生がCDの講演を
しているのを聴いたのですが、予防策でもっとも重要なのは
抗菌薬の適正使用と言っておりました。2次感染対策は
患者の隔離と接触予防策の実施、環境消毒が重要であり、
また腸に使用する内視鏡の厳密な消毒も重要と言っておりました。

コメント(6)

今まで知られていた毒素とは別の「第3の毒素」と言われる
強い毒性を持つ株みたいですね。
これは過去の感染者からの分離株ですが、
過去にあったということは現在もあるのだろうと思われますよね。
通常のアルコール消毒が無効だからやっかいですね。。。
キノロン系の抗菌薬の適正使用が重要らしいです。
そうですね。第3の毒素と言われているbinary toxinを産生するタイプです。
あと北米で分離された菌ではtoxin Aとtoxin Bの産生を
抑制する遺伝子が欠損しているみたい。
だから通常のCDより多量の毒素を産生するようです。
芽胞形成菌なので環境の消毒は次亜塩素酸ナトリウムですね。
環境感染学会は行かれなかったのですが、長崎の微生物学会でも
加藤はる先生がお話してくださいました。

本当に芽胞はやっかいで、通常の無菌操作で検査をしていたら
コンタミしてしまい(C.Dでは無いですが)、ヒドイ目にあいました。

しかも強毒性ともなると大変です。

当院では迅速キットでtoxin Aしか調べられないので、
全然追いついていない状況です(苦笑)
自分は医療機器業界でCD絡みでICUに営業活動しているのですがスタッフの意識は低いですね。腸炎で下痢便をオムツで処理するなんて感染の面はから考えて欧米では考えられないようです。
最近toxinB測れるイムノクロマトがやっと出たというのに・・・

抗生剤と薬剤耐性といいやはりこの業界、いたちごっごですね。
なかなかやっかいですね(^_^;。

僕も環境感染に行っていました。加藤先生が言っていたのですが、院内でクロストリジウム・ディフィシルの培養をやっている施設というのは結構多いんでしょうか?
いらっしゃったら教えてください

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