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楠勝平コミュの教えてください

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 教えて下さい。
?楠勝平の生年は1944年でいいのですか?
?ガロに二回に分けて描いた「茎」ですが、初出はいつですか?

 本日の私の日記に「『茎』を読む」を載せました。拙い文ですが、お読みになってコメントなど戴けると幸いです。

コメント(6)

 あと、?白土三平の弟子、という認識でいいのですか?
「茎」について、ぼくの疑問を以下に書きますが、けっして感動されてる方にケチをつけるつもりではありませんので、よろしくお願いします。

それは、なぜ楠勝平はこの漫画を描かなければいけなかったのだろうか?ということです。楠作品の多くが、病と死のテーマに貫かれているなかで、作者が女性の社会進出の問題をとりあげる必然が感じられないんです。

ストーリーの構成がテーマを説明するためだけで終始しているから、展開に意外性がなく、このテーマなら必ず描かれるであろうシーンが順を追って出てくる。いかにもそうでしょうといった逸話ばかり。
これは作者にこのテーマに対する必然性が薄く、プロの書き手としてのみ能力を発揮するとそうなる気がする。例えばなにか流行りの社会問題があって、これをテーマに2時間ドラマを1本書けと言われれば、プロの構成作家はやすやすとこなすでしょうが、その種の仕事といった感じがするんですね。
だからほんとに描く側に女性問題に対する切迫した意識があれば、もっと描くことはあったし、当事者の女性から見れば、この作品内で扱われていることは表面的で、しょせん男の知識の範囲内だと思いますよ。なぜ主人公のつむぎチャンがそれほど仕事にこだわることになったのか、描いといてほしかった。

これが例えば「大部屋」「参加」「臨時ニュース」など、作者がどうしても描いてしまう作品世界だと、こちらの予想するようなスートーリー展開以外の部分がどんどん増えてくる。なにが描かれているのか簡単には解らないが、読んでる時はすごく面白い。というのが、ほんとにその描き手の本質が出ている作品で貴重なものだと思います。まあ、そんなものばかりでなくてもいいっちゃ、いいんですが、「茎」に関してはそんな印象を持ってしまいます。

以上、草場さんの日記を読んで思いましたが、草場さんとは面識もないし、コミュニティに書いてみました。
 まどのさん、感想をありがとうございます。

 いろいろ考えさせられます。

 私が思うのは、1967年という年です。うまく説明できないのですが、要するに40年前です。そのときに、読んだ私にはとてもショックでした。なぜなら、こうした視点で物事を見ていなかったからです。私も男性ですので、目を開かされる思いがしました。もちろん真の女性の思いとは異なる、思い込みでしかなかった危険性はあるのですが。
 作品の舞台は江戸時代ですが、もちろん問題は(当時の)現代の問題です。ところが、話の中身は(当時の)現代と、少しも違いがないと感じました。つまり、心は江戸時代だったわけです。
 今では平板なテーマなのかもしれませんが、そしてそれは喜ぶべきことなのですが、このような発想で当時マンガを描いた人はいなかったのです。私は、彼の深い洞察と表現力に感心しました。ところが、当時の周りの男性は「作品の意味が分からない」といいました。それも私が感想を求めたから言ったのであって、何も感じないで読み流すのが普通だったようです。「どこが面白いの」とも言われました。一方当時の女性は、感じるところが多かったようです。(今ではどうでしょう)
 私は、これだけの作品なのに、どうして誰も理解されないのかと、本当に口惜しく思いました。

 しかし、こうしてみると時代の変遷に耐える作品ではなかったのかも、知れません。作者にとってそれは喜ばしいことなのかも知れませんし、生きていたらまた別の視点から書いたのかもしれません。

 ともあれ私は、多くの人に私の感じた「よさ」を知って欲しくて、1978年に青林堂から出た『おせん』のなかから『茎』を、長井勝一さんに許諾を取って1985年にコピー印刷し、何年か読書会を続けました。少なくとも当時の若い母親達は、感銘を受けたようです。
 それがうまく伝わらなければ、私の日記の筆力が不足していたのだと思います。
 エロ満賀道雄さん、データをありがとうございます。日記を編集して初出年を入れようと思います。
 今後ともよろしく。
草場さんの日記に書かれたことは充分伝わっております。すみません、ボクの個人的な作品観を付け加えただけでした。
確かに67年ということを考えれば「茎」は先進的な内容だったかも知れません。楠は自身の境遇のこともあって、社会的弱者(マイノリティ)の立場がわかる人だったのでしょう。だからこのテーマ(女性の社会進出)を選んだのかもしれません。ボクもそこまでは考えずに書き込んでしまいました。

それにしても85年以降、楠作品を読書会していたとはすばらしいですね。少数ながらもこんなコミュニティがあることも、やはり楠作品に力があるためだと思います。
楠勝平は昔ながらの貸本漫画とつげ義春が切り開いた表現の過渡期にあるような漫画家ですね。絵とデフォルメは全くオーソドックスながら、ストーリー構成に驚く作品があります(つげ義春の後に続いた人達が多く私小説的であるのと違った可能性を感じます)。
ボクも拙い漫画を描いているのですが、水木しげるの初期短編と楠作品の後をつげたらなあと夢見ております。

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