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ベテラン歯科衛生士への道コミュの禁煙サポート

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本日は,mixiニュースから引用します.

<禁煙治療>半年続いたのは3割 厚労省調査
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=196322&media_id=2

今でこそ周知の喫煙と歯周病の因果関係.
しかし,10年前では禁煙の重要さと口腔の健康を説いても,
患者さんに受け入れてもらうことはなかなか困難であった.

”30歳以上の80%以上は歯周病に罹患している”というデータをもとに,
約10年前に始めた「35歳時歯周病検診(当時は健診の字を用いていない)」を5年間続けてみた.ここでは詳細なデータを示すことは避けるが,
CPIコード2,3の中程度の歯周疾患が多かった当社の職員.喫煙者も多かった.

歯科診療所の取り組みとして,「喫煙と歯周病」をテーマに,当時,社内でもプレゼンをし,管理職の方々に不思議な顔をされたのを今でも覚えている.
neneの職場は職域の診療所であるから,当然,医科も保健師も薬剤師も居る.
しかし,当時,保健師や看護師も禁煙に関して,さほど重きを置いていなかったことは驚きだ.一説によると,その激務さから看護師や医師,歯科医師も?の喫煙率は高いと聞く.
「何で歯科衛生士が喫煙のことを声だかに言うの?」って感じだった.


あれからの月日,保健指導やメインテナンスの度に喫煙者には,禁煙の必要性を説いている.初めは聞く耳を持たなかった患者さんも数回来られるうちに「何度も言われるので禁煙しました」との朗報も多く,歯科衛生士の醍醐味を味わう.
当社は,歯科から禁煙サポートが始まったと言っても過言ではない.

世の潮流として,禁煙モードが高まり,当社も分煙環境が整備された.
ニコチンパッチも医科で処方されることになり,
歯科が中心となって礎を築いて来た禁煙サポートも,看護師,薬剤師らに取って代わることとなった.歯科医師はニコチンパッチを処方してないけないので,連携を果たしている.

そして,昨年,ニコチンパッチが保険適用になったが,
当社も他聞にもれず”成果はイマイチ”のようである.
喫煙者にとって喫煙の害を聞かされることは,慢性化しているのだろうか・・・.

保健指導の際に「タバコは止められましたか?」と質問すると,
きまって答えは「え〜,本数はだいぶ減ったのですよ^^;」と返ってくる.

禁煙できないのは意志が弱いからではなく,一種の病気.依存症,中毒症である.
ニコチンが切れるのが50分.だから1時間に1本は吸いたくなる.
吸える状況にないと,ニコチンを深く吸い込む.彼等も必死だ.
そして,喫煙者は味覚が鈍感になる.味蕾が麻痺する.
唾液が減少するので口腔内が乾燥し,これを満たすため,より強い刺激を求める.
ゆえに缶コーヒー(砂糖,ミルク入り)を好み,歯周病ばかりでなくう蝕も多発してしまうという構図である.

話が脱線したが,医療従事者として,喫煙者に禁煙を勧めないのは,罪であるらしい.
もっともなことである.

コメント(12)

 幼児、小学生で歯肉や粘膜が黒ずんでいる子がいます。
 たしかめるとみんな保護者が喫煙者です。

 保護者の喫煙後も呼気によって子供たちが受動喫煙し、影響を受けているのですね。
>マキさん

喫煙者は恐らく「喫煙するのは個人の責任」と思っている方が多いでしょうが,
副流煙の害は侮れませんよね!
喫煙者の傍らに居る人は大迷惑です.

歯肉の色ばかりでなく,中耳炎とかにもなるって聞いたことがあります.
禁煙のみならず、習慣を変える難しさは脳の構造にもあるようです。
例えば「タバコは体によくないからやめなければいけない」と理性的に考えても、すぐに無意識的(快楽的)に吸ってしまいます。

この葛藤は理性と感情が一致していない事から起こります。
それは理性と感情を働かせる脳の場所が異なっています。

理性的、合理的に考えるのは大脳皮質の前方野で、前頭連合野と言われるところ。

それに対して、感情は古、旧皮質である大脳辺縁系と呼ばれる深い脳

タバコをやめ難くするのは、「やめなきゃ」(理性脳)と「ホッとする」(感情、情動脳)の連携が難しいから。

連携を困難にしてるのは脳の進化の歴史が異なるから、ストレストなります。
新皮質が出来るまで進化の中では何万年のタイムラグがあります。(確かな数を忘れました。)
えら呼吸から、肺呼吸になるまでも相当長い間水際で何万年も。。。進化途中の先祖達は考えた。(スイマセン脱線)

だから、頭でやめようと簡単に決めても、習慣化された快感である一服の感情は中々やめれないのです。

では、どうすれば?ですが、一つの頭の脳内で、大脳辺縁系の欲求を聞いてあげて、それを理性的に解消する事が早道だそうです。

「本当にやめたいの?なんでホッとするの?何が快感なの?」と情に訴え、理性的判断を託す。
チェアーサイドでこんな会話ありですね。
そして、専門的知識の中から歯科衛生士らしく、歯周疾患予防についての衛生指導を理性的にアプローチ。

余談ですが、咬合理論にも上記は通ずるところがあるそうですよ。
>Himmelさま

まいど!コメントありがとございました.


>では、どうすれば?ですが、一つの頭の脳内で、大脳辺縁系の欲求を聞いてあげて、それを理性的に解消する事が早道だそうです。

喫煙の代替療法の1つに,脳の仕組みを科学することも重要なのですね〜.
なるほど論理的!

悪い姿勢も習慣のなせる技.足を組んだり,頬杖を付いたりするのも,
この方が圧倒的に体が楽だから.

人間正しく生きるのは辛いのだ!

>余談ですが、咬合理論にも上記は通ずるところがあるそうですよ。

こちらの話も興味ありますね.今度,コメントしてくださいm(_ _)m
>余談ですが、咬合理論にも上記は通ずるところがあるそうですよ
>こちらの話も興味ありますね

ハイ!少々複雑ですが、時間を作ってコメントさせて頂きますね〜

今日も恩師に「目からウロコ」の情報を頂きましたから。
私たちができること

喫煙の患者さんにはとうぜん歯周病の促進,骨吸収のお話もします
生活習慣を止めさせるのはなかなか至難の業です
それによりストレスで胃潰瘍になった方もいます
患者さんも体によくないことは重々わかっていますがやめられないようです。

私の患者さんの中には1日、20本から5本に減らしてくれた方も数多くいます
わたしは喫煙の患者さんには必ず言うことはすったら早めにお口をゆすぐことを奨めます
それから歯肉のマッサージをお教えし歯肉の新陳代謝を促し,毒素を排出させるようにします
かなり効果が出てきます,時間はかかりますが
それだけでもまったくやらないよりはやったほうがいいですね。

ニコチンやタバコ焼けにより歯肉の状態が非常にデリケートですぐ傷つきやすい表皮になっていますのではじめから長い時間はマッサージはさけ徐々に歯肉を丈夫にします
磨き方によってもヤニのつき方を軽減させることができます

細やかなアドバイスにより信頼関係が又深まり徐々にタバコの本数を減らす事もできるのです
北風と太陽です

私たちになにができるかです
>うめさま
こんばんは、はじめまして。
勉強不足のために少々疑問点があります。
以下ご教示お願いいたします。

>わたしは喫煙の患者さんには必ず言うことはすったら早めにお口をゆすぐことを奨めます

日々の生活習慣行動の中で喫煙後、早めにうがいというアプローチをなさった時の患者さんのコンセンサスはどのように取られているのでしょうか?

勿論、情報提示する側と患者さんとの信頼関係やそれまでの経緯等色々あるでしょうが、受け取る側はどんな反応でしょうか?

※上記について、「情報提示」と表現しているのは、私自身は患者さんには「指導」というスタンスで日々口腔衛生指導を行なっていないからです。
最大の知識の中から、患者さんにとって有益であろう情報提示をして→選択決定は患者自身にあると思っているから、このような表現になってしまいます。

>それから歯肉のマッサージをお教えし歯肉の新陳代謝を促し,毒素を排出させるようにします

毒素を排出?メカニズムを教えて頂けませんか?

このコミュは先輩歯科衛生士さんに教えて頂ける良き場でありますので、お教えくださいませ。
>ともっぺさん

お久しぶりです.熱いコメントありがとう^^

なるほど喫煙経験者であった歯科衛生士の禁煙指導は,さぞ効果があるでしょう.
挫折談も成功談も親身になって語りかけられますものね.

喫煙者の深層心理は「本当は禁煙したい!」だそうです.
この気持ちを如何にくすぶらせるか,歯科衛生士の手腕にかかってきますね.
Himmelさん
はじめまして
私は大脳生理学などまったくわかりません
しかし喫煙の患者さんにはできるかぎりの指導をさせていただいています
それは衛生士として当然の使命と思っているからです
やめられない患者さんのために私が長年行ってきた事です
まずご質問の洗口のことです
喫煙するか禁煙するかはその方の意思です
辞めるそのときが来るとすぐ辞められるのです
ただ本人が辞めたくないだけなのです。

私たちは健康の被害や口腔内の害をお伝えするだけで止めろとは誰も言えなし,あくまでも自己責任で行っている事なのですから

本人達も体によくないと分かっています。
当然いろんな所でも言われつづけていることと思います

ですからもに可能なら時々ゆすがれるといいですね
わずかでも違いますから、といいますと大抵の方はアーそうですね
といわれます
実行される方も多いです
わずかでも歯肉に付着するのを防げるわけですからなにもしないよりはいいのはわかっていますし,ゆすぐと聞いてほとんどの方はすぐ納得されます。
煙を吸っている方たちですから分かるんでしょうね

それから,毒素を排出のメカニズムという質問ですが

これはあくまでも私の長年の経験上から得た私の考えです
上顎の前歯部のむくんでいる方に独自のマッサージを行なうとよく変な味と臭いがじわーっとしてくるとよく言われます
そしてむくみがそれによって改善されると殆ど口臭が消えていきます 私にとっては長年行なっていますのであたりまえのことです
考えればわかる事です
毒素が外に排出されたからと私は思っています
新陳代謝がおこなわれればおのずと歯肉が健康になっていきます

まあメカニズムといわれれば私も生化学を研究してるものじゃないんで詳しくは分かりませんが歯肉に上皮を透して入り込んだ内毒素や有害物質が滲質液と共に押し出されるといったらいいんでしょうか
それで患者さんを回復させていますから、まあそんなところですね
これらはすべて患者さんの口腔内から学んで独自で考え生まれてきた方法です。30年間約4万人の患者さんの歯肉を見つづけ生まれたものです。
あくまでも経験上から得たもので普遍性や一般性が在るものではありません
>うめさま

ご回答熟読させていただきました。ありがとうございます。
しかし、何だか分かったようで?分からんようで?

’トピ’トップにあるように
歯科衛生士のスキルの一つに「禁煙サポート」を行なえる引き出しを持つ必要性がある事だけは理解出来ます。

客観的、理論的に知識を整理し、これからのコミュニケーションツールの1つにしたいものです!

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