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理科教育コミュの簡易放射線測定器を持っている、すべての理科教師のみなさんへ(改訂版)

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しんちゃんと申します。 きじばとさん、Yossyさんから、マイクロシーベルト毎時への数値の変換ミスを指摘していただきました。改めて、書きます。

 昨日、福島第一原発 第1号機、第3号機が水素爆発しました。

 福島第一原発 第2号機も水素爆発する可能性があります。

 来年度、中学校の学習指導要領の全面実施で、教科書が変わります。中3で放射能を教えることになります。さいたま市の全中学校には、これに伴い、簡易放射線測定器が配布されています。

 「政府や原子力安全・保安院の言うことはうそだらけ」「これは自分で調べるしかない」と思い立ち、このラデックスを使ってみました。 

 2011年3月14日 ホワイト・デー 

 さいたま市が全中学校に配布した、「携帯型デジタル放射線測定器 ラデックス」を使用 
 単位はマイクロシーベルト(毎時)

10:00    0.16 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)     さいたま市内中学校理科室ベランダ
13:00    0.12 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)     さいたま市内中学校理科室ベランダ
16:51    0.16 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)     さいたま市浦和区 自家用車内
20:03    0.15 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)     川口市自宅ベランダ

 「まぁ、こんなもんだろう」と思っていました。文科省の「簡易放射能測定器 はかるくん」の取扱説明書を改めて、読んでびっくり。

 この0.12〜0.16マイクロシーベルト毎時って、通常の4倍の値なんです。埼玉県の平均値は 0.035 マイクロシーベルト毎時。東京都でも 0.036 マイクロシーベルト毎時。文科省が「はかるくん」を貸し出しした、平成2年〜10年度の平均値だそうです。僕の学校や自宅では、0.12〜0.16  マイクロシーベルト毎時。これは明らかに大きすぎます。

 写真1 「簡易放射線測定器 ラディックス」 川口市の自宅にて 0.15マイクロシーベルト毎時
 写真2 文科省 はかるくんの取扱説明書 P.33  より 平成2〜10年の各都道府県の平均値
 写真3 広瀬隆さんらが測っている、福島第一原発の正門での放射線量

 現在、福島第一原発の正門まで、広瀬隆さんらが放射線量を測定しています。あの3月12日に第1号機のベント作業により、内部の水蒸気の圧力が下がった直後、400マイクロシーベルト毎時に跳ね上がっていることがわかります。
 
 1〜2シーベルト毎時(1,000,000〜2,00,.000マイクロシーベルト毎時)の被曝では大部分の人が回復しますが、3シーベルト(3,000,000マイクロシーベルト毎時)の放射線量を短時間に全身被曝すると約半数の人が数ヶ月以内に死亡すると言われています。

 この400マイクロシーベルト毎時って、一体???

 昨日、2011年3月14日 夜19:30〜 からユーストリームで「第4回 原子力情報資料室の記者会見」が見られました。まだ、録画がUPされていないようです。第1回〜第3回までは録画で見られます。

 是非、全国で簡易放射線測定器をお持ちの理科教師のみなさん、放射線量を測り、交流しませんか?政府だけに任しておくには、現実はあまりに深刻です。子どもたちの命がかかっています。
                                              2011年3月16日6:47AM改訂
                                                       しんちゃん


原子力資料情報室記者会見 録画

第3回(2011/3/13 19:30~)※日本外国特派員協会にて
videonews.com
http://www.ustream.tv/recorded/13295291

第2回(2011/3/13 17:00~)
videonews.com
http://www.ustream.tv/recorded/13293527

第1回(2011/3/12)
videonews.com
http://www.ustream.tv/recorded/13269582

>きじばとさんから
あと、μ=10のー6乗ですので
後半のSv⇒μSv換算の0が2つずつ少ないと思います。
1Sv⇒1000000μSv

>Yossyさんから
>1〜2シーベルト毎時(10000〜20000マイクロシーベルト毎時) …… しんちゃんの書いた間違い
正しくは、1000000μSv〜2000000μSv

コメント(59)

>らーきーさん

 コメントありがとうございます。

>現状、大したリスクはないでしょうが次はないと思いますよ。

 僕は、原子力資料情報室のニュースやユーストリームを毎日見ています。東芝の原子力発電の格納容器の元設計者の後藤政志さんが今回の事故の分析をしていますが、非常によく分かります。逆に、テレビのニュースや解説者がいかにいいかげんな情報を垂れ流しているか、と見て、怒りを覚えます。

 後藤さんはすでに原子炉の格納容器が破損して、燃料が漏れている可能性も指摘しています。メルトダウンの可能性もある、と言っています。

 なぜ、「次はない」と言えるのでしょうか。らーきーさんは、何か理由となる根拠をお持ちですか?

3月18日(金)自宅および、中学校の理科室ベランダで計測した 『簡易放射線測定器ラデックス』測定値 単位はμSv/h(マイクロシーベルト毎時)
2011年3月18日(金)
時刻 放射線量  観測場所             風向・風速     
6:46 0.22 μSv/h 川口市西川口 自宅ベランダ    北北西 2m/s    
7:17 0.15 μSv/h 川口市西川口 自宅ベランダ    北北西 2m/s    
7:24 0.09 μSv/h 自家用車内  西川口駐車場     北北西 2m/s     
0.11 μSv/h 自家用車内  西川口陸橋      北北西 2m/s     
0.14 μSv/h 自家用車内  芝中田        北北西 2m/s     
0.11 μSv/h 自家用車内  芝宮根        北北西 2m/s     
0.12 μSv/h 自家用車内  伊刈消防署      北北西 2m/s     
0.15 μSv/h 自家用車内  東浦和一丁目     北北西 2m/s     
7:56 0.16 μSv/h 自家用車内 さいたま市内中学校   北北西 2m/s     
8:15 0.11 μSv/h さいたま市内中学校職員室      北西  4m/s     
8:30 0.10 μSv/h さいたま市内中学校職員室     北西  4m/s     
8:55 0.17 μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  北西  4m/s     
9:55 0.16 μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  北西  6m/s     
10:55 0.10  μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  北北西 3m/s     
11:55 0.12  μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  北西  3m/s     
12:55 0.17  μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  南   4m/s     
13:30 0.18  μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  南   4m/s     
14:40 0.14  μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  西   1m/s     
15:40 0.17  μSv/h さいたま市内中学校理科室ベランダ  南南東 4m/s     
16:45 0.10  μSv/h さいたま市内中学校 職員室     南   4m/s     
17:45 0.13  μSv/h さいたま市内中学校 職員室     南   3m/s     
19:00 0.14  μSv/h さいたま市内中学校 職員室     南南東 3m/s     
20:20 0.13  μSv/h さいたま市内中学校 職員室     南南東 3m/s     
20:30 0.11  μSv/h 自家用車内  さいたま市内中学校  南南東 3m/s     
0.10  μSv/h 自家用車内  東浦和一丁目     南南東 3m/s     
 0.13  μSv/h 自家用車内  伊刈消防署     南南東 3m/s     
0.11  μSv/h 自家用車内  芝宮根        南南東 3m/s     
0.11  μSv/h 自家用車内  芝中田        南南東 3m/s     
0.14  μSv/h 自家用車内  西川口陸橋     南南東 3m/s     
20:55 0.17  μSv/h 自家用車内  西川口       南   2m/s     
21:30 0.18  μSv/h 川口市自宅ベランダ         南   2m/s     
※ さいたま市が全中学校に配布した、「携帯型デジタル放射線測定器ラデックス」を使用 単位はマイクロシーベルト(毎時)
[コメント]18日から、定点観測を意識して、測定時刻もほぼ1時間間隔になるように測定した。今までとは違い、ほぼ、17日と同じ値が出た。福島第一原子力発電からの放射能が影響していない、つまり、風向の関係で運ばれていないことを示すと思われる。1日を通して、1.1〜1.8μSv/h(マイクロシーベルト毎時)。午前中は北西の風、午後は南または南南東の風であった。風向については、すべて、さいたま市のアメダス実況をつかったので、川口市の風向は記載されていない。 
>しんちゃんさん
すみません、表現が悪かっです。
次の爆発は最悪の事態で、そのときは大規模な広域避難を考える必要があるという意味です。「次はない」というのは大げさに言えば「次は破滅だ」というような意味です。過激すぎるし、憶測で物を言ってはいけないし、根拠はありませんから、「次の爆発は破滅だ」とは言えないのかもしれませんが、そういう意味での「次はない」ですから誤解の無いよう。そういう意味でもう一度読み直して下さい。誤解のある表現で申し訳ありませんでした。
物を伝える者として恥ずかしい。これ以後のコメントは遠慮します。
学校でのモニタリングは継続します。失礼しました。
>らーきーさん

 コメント、ありがとうございます。いえいえ、誰にでも、いい間違えはあります。僕だって、冒頭のトピックに記載したとおり、ケタを間違えたのですから。科学を語るものとして恥ずかしいのはこちらの方です。

 これ以降のコメントは遠慮しますなどといわず、是非、ご参加ください。

 高エネルギー加速器研究機構(KEK)のつくばにおける線量率の時間変化を教えてくださった方がいます。これは知りませんでした。
http://rcwww.kek.jp/norm/

 新宿区百人町での観測データ、も教えていただきました。しかし、これはありえないと思います。
http://113.35.73.180/report/report_table.do

 データのケタが違いすぎます。今日、午後、市民科学講座に原子力資料情報室の中に事務所を構えている、高木学校の方が参加されていました。彼は、僕のラデックスのデータでほぼ間違いない、と言っていました。最新の観測機器の方が、昔のガイガーカウンターよりもβ線とγ線を同時に測定できるため、数値が高くなる、とのことでした。

 新宿百人町のガイガー・カウンターの製造年度と精度を調べる必要がある、と思います。

 本日は非常に放射線量は低い値でした。ここ6日間の中で一番低い値かもしれません。0.08〜0.12μSv/h。しかし、非常にわずかですが、数値が急に変動するのが気になります。

 今日わかったことは、2つ。やはり、北風が吹くときに、埼玉県、東京都では、放射線量が飛び上がること。そして、現在では、どこでも、屋外より室内のほうが、地上よりも地下鉄のホームの方が、数値が低いことです。ただし、その数値の低さは0.02μSv/h程度です。つまり、原爆症とも言われる被曝線量のレベルではこれは、大差ありません。30km県内の屋内避難の指示を政府が出しましたが、完全に室内と外部との空気の出入りを遮断しなければ、一切、意味をなさない、ということです。政府が言っ
ていることは、本当に役に立ちません。
>その数値の低さは0.02μSv/h程度です。つまり、原爆症とも言われる被曝線量のレベルではこれは、大差ありません。

この場合、減少比率で考えないといけませんね。単なる差をとっても意味が無い。
文科省のトップページに全国の測定データが出ていますね。

しんちゃんさんは
>新宿区百人町での観測データ、も教えていただきました。しかし、これはありえないと思います。(中略)
>データのケタが違いすぎます。(中略)
>新宿百人町のガイガー・カウンターの製造年度と精度を調べる必要がある、と思います。

と書かれていますが、特にズレた値が出ているようには私には思えません。

本来、データと理論・仮説が乖離したときは、まず理論・仮説(このばあい「東京ではもっと高い値が出るはず」)を疑うというのがあるべき姿です。
また、「データがズレ過ぎている」と言うには、本来その測定データがどの範囲に収まっているべきなのかという根拠も必要です。

どうもそのへん、論証が甘い気がするのですけれど。


>Yossyさん

 ご指摘ありがとうございます。この「減少比率」について、もう少し解説してただけると助かります。よろしくお願いします。

 ただ、原子力安全・保安院の資料、福島県のホーム・ページを見ても、「屋内退避の方法について」は一切書かれていません。「室内にいれば安全」という広報内容になっていると思います。これでは、まったくおかしい、と思います。
>Yossyさん

 コメント、ありがとうございます。いつも、専門的な観点からご指摘してくださるので、本当に感謝しています。私のようなシロウトがこのようなことを書くときに、その問題点をこうしてていねいに指摘していただくことで、一般の方にもわかるものになっていくのではないでしょうか。

 Yossyさんの言われた、「特にズレた値が出ているようには思わない」というのが、よくわかりません。この東京都新宿区百人町のガイガー・カウンターでは、3月20日も0.0459〜0.0520 μSv/h です。しかし、僕が文京区千駄木に13:30〜17:30の間、屋内で観測した結果は、0.09〜0.17 μSv/h です。

>本来、データと理論・仮説が乖離したときは、まず理論・仮説(このばあい「東京ではもっと高い値が
>出るはず」)を疑うというのがあるべき姿です。
>また、「データがズレ過ぎている」と言うには、本来その測定データがどの範囲に収まっているべきな
>のかという根拠も必要です。

>どうもそのへん、論証が甘い気がするのですけれど。

 そうですね。論証が甘いのです。しかし、観測機器の相互の比較検証をやった研究機関はあるのでしょうか。あれば、教えていただきたいと思います。

 放射線量が、1 μSv/h よりも小さいときは、ラデックスの数値が、一般に公表されている数値よりも高くなるのはなぜか、ずっと、疑問に思っています。その1つの仮説が、簡易測定器であるラデックスの方がβ線、γ線をしっかり測ることができ、従来のガイガー・カウンターよりも優れているのではないか、ということです。


3月19日(土)自宅および、川口市、東京都内で計測した 『簡易放射線測定器ラデックス』測定値

 本日は非常に放射線量は低い値でした。ここ6日間の中で一番低い値かもしれません。0.08〜0.12μSv/h。しかし、非常にわずかですが、数値が急に変動するのが気になります。
 今日わかったことは、2つ。やはり、北風が吹くときに、埼玉県、東京都では、放射線量が飛び上がること。そして、現在では、どこでも、屋外より室内のほうが、地上よりも地下鉄のホームの方が、数値が低いことです。ただし、その数値の低さは0.02μSv/h程度です。つまり、原爆症とも言われる被曝線量のレベルではこれは、大差ありません。30km県内の屋内避難の指示を政府が出しましたが、完全に室内と外部との空気の出入りを遮断しなければ、一切、意味をなさない、ということです。政府が言っていることは、まったく不十分です。
***************************************
3月19日(土)自宅および、川口市、東京都内で計測した 『簡易放射線測定器ラデックス』測定値 単位はμSv/h(マイクロシーベルト毎時)
2011年3月19日(土)
時刻  放射線量    観測場所          風向・風速   
5:00 0.14  μSv/h  川口市西川口 自宅ベランダ    南東  1m/s  
8:20 0.14  μSv/h  川口市西川口 自宅ベランダ    西北西 2m/s  
8:35 0.10  μSv/h  自家用車内  西川口駐車場    西北西 2m/s  
8:40 0.08  μSv/h  自家用車内  17号を南下     西北西 2m/s  
8:55 0.10  μSv/h  自家用車内  川岸三丁目      北北西 1m/s  
9:55 0.11  μSv/h  自家用車内  蓮根3-4        東南東 1m/s  
11:55 0.15  μSv/h 川口市自宅ベランダ         南南東 3m/s   
12:22 0.15  μSv/h 川口市自宅ベランダ         南南東 3m/s   
12:44 0.13  μSv/h JR西川口駅ホーム          南南東 3m/s   
13:50 0.15  μSv/h 市民科学研究室(東京都文京区千駄木)南   5m/s   
14:55 0.08  μSv/h 市民科学研究室(東京都文京区千駄木)南   6m/s   
15:55 0.09  μSv/h 市民科学研究室(東京都文京区千駄木)南南西 4m/s   
17:00 0.15  μSv/h 市民科学研究室(東京都文京区千駄木)南   4m/s   
17:03 0.10  μSv/h 千代田線 千駄木駅         南   4m/s   
17:06 0.14  μSv/h 車内(千駄木→西日暮里)      南   2m/s   
17:30 0.11  μSv/h JR西川口駅ホーム          南   2m/s   
18:00 0.10  μSv/h  自家リビング            南   1m/s   
18:57 0.14  μSv/h JR西川口駅ホーム          北西  4m/s  
20:00 0.13  μSv/h 川口駅 Docomoショップホーム     北西  4m/s  
22:20 0.14  μSv/h 川口駅 あぐら亭           北北西 3m/s   
23:00 0.13  μSv/h JR西川口駅ホーム          北北西 2m/s   
  
    
※ さいたま市が全中学校に配布した、「携帯型デジタル放射線測定器ラデックス」を使用。単位はマイクロシーベルト(毎時)。風向・風速は気象庁アメダスの、さいたま(さいたま市桜区大字宿)、東京(千代田区大手町 東京管区気象台)のものを利用しました。5:00〜12:44と17:30〜23:00はさいたま、13:50〜17:06は東京のものを利用しています。                              
>ご指摘ありがとうございます。この「減少比率」について、もう少し解説してただけると助かります。よろしくお願いします。

「家屋等の内部に対比すること」というのは、一種のフィルター効果を期待してのものと考えられます。家中目張りをしてしまうのでない限り(それはそれで、長期的には窒息の危険性を考慮しないといけません)、一定の割合で外気と交換されている以上、空気中に放射性の核種が存在すれば、どうしてもある程度は屋内にも入ってくると予想されます。
ですから、「外部の核種の何割が、内部にも入ってくるのか」ということを考慮すべきです。また、この場合は「自然な状態で、どの程度の吸収放射線量があるのか」ということも考慮し、その分は減算しないといけません。たとえ屋内とは言え、放射線量は0になることはありませんから。

ちなみに、「積極的な換気は控えるように」との話は既にあったように思いましたが・・・

>この東京都新宿区百人町のガイガー・カウンターでは、3月20日も0.0459〜0.0520 μSv/h です。しかし、僕が文京区千駄木に13:30〜17:30の間、屋内で観測した結果は、0.09〜0.17 μSv/h です。

>本来その測定データがどの範囲に収まっているべきなのかという根拠も必要です。
と指摘していますが、要は「どの程度のズレならば許容範囲なのか」という根拠が必要ということです。
たとえば、花崗岩と斑レイ岩では自然放射線量は最大で5倍近く違います。世界の中には、ラムサールのように自然放射線量が年間10mSvを越えるとこともあります。土壌や地盤からの自然放射線量が異なるからです。
しんちゃんさんがおっしゃるように「異常なズレとなっている」と言うためには、平常時のデータを比較したときに、ほぼ同程度の数値になっているとか、長期的に取ったデータを統計的に比較して、有意に「ズレている」と確認する必要があります。

>しかし、観測機器の相互の比較検証をやった研究機関はあるのでしょうか。

仰る意味が良くわかりません。「観測機器の相互の比較検証」とはどのようなことを意図されているのでしょうか?

>放射線量が、1 μSv/h よりも小さいときは、ラデックスの数値が、一般に公表されている数値よりも高くなるのはなぜか、ずっと、疑問に思っています。

こういうのは、メーカーに問い合わせるのが常道かと思います。
ただ、まずはしっかりデータを処理して、本当に「1μSv/h よりも小さいときは、ラデックスの数値が、一般に公表されている数値よりも高くなる」のかどうかを検証されることをお勧めします。
事象の性質上、統計的に見たとき「単なる測定のブレ」でおさまるものである可能性もあるように思います。
余談ですが、東京大学 大学院理学系研究科の早野龍五先生が、twitterで面白い試みをされています。

学生向けですが、こうした問題を語る上で、理科教員であれば即答できるべき問題も含まれているように思いましたので(少なくとも、「理系学生」を対象にしたレベルは即答できるべきだと、私は思います)こちらにまとめリンクを紹介します。

http://togetter.com/li/113575
 2011年3月21日 7:57AM記載

 茨城県の常陸那珂市を中心に放射線量が3月21日(月)今朝急激に上昇しています。
何かが起きている可能性があります。
行徳地震前兆観測PJ Nai 空間線量率情報
   ↓
http://eq.nazarite.jp/atom.php

 埼玉県・東京都・神奈川で雨が降っています。ピンポイント天気予報では、さいたま市では今日(3月21日)の午後3時、北の風速3m/sです。川口市は午前6時北の風速5m/sです。神奈川県川崎市は午前9時北の風速5m/sです。

 福島第一原発事故後、最初の雨となりました。

 私の簡易放射線測定器の計測では北の風のときに放射線量の数値が上がっています。茨城県、千葉県、 埼玉県、東京都、神奈川等々の方々は、十分、注意して下さい。できれば、インターネットで自分の今いる場所と福島第一原発との位置関係を確認して、ピンポイント天気予報で風向をご確認下さい。さいたま市、川口市では、北風にのって放射性物質が福島第一から来ていると思われます。

 ただし、この茨城県常陸那珂市の放射線量の増加は、東海村JCOの可能性もあります。そうであるながら、東海村JCOで何かが起きているかもしれません。 

 屋内に避難して下さい。雨にあたらないように気をつけて下さい。
 
 今後は、テレビ等のニュースで福島第一原発、東海村JCO等の情報を常に入れられるような工夫をして下さい。

写真1 茨城県 常陸那珂市(ひたちなかし)での放射線量 データ 文科省
友人がドイツのシュピーゲル紙の放射能飛散予測を紹介してくれた。日本政府もこれくらいのことをしてくれないと困る。

シュピーゲル紙 福島第一原発からの放射性物質の飛散シュミレーション
   ↓
http://www.spiegel.de/panorama/bild-751072-192707.html
>何かが起きている可能性があります。

これは、「雨がふりだした」ということじゃないでしょうかね。念のため、ピンポイントの天候を確認すると、案の定、ひたちなか市では今朝6時より雨が降りだしています。

「雨が降ると、空中の放射性核種が雨滴に凝集して落ちてくるので、検出放射線量は一時的に増える」というのは、こうした測定では当然踏まえておくべき知識だと思います。

>屋内に避難して下さい。雨にあたらないように気をつけて下さい。

この警告については特に間違いではありませんが、

雨に濡れた場合、
・体を水道水で洗ってタオル等で体を拭く。
・使用したタオルや雨にぬれた服や靴はビニール袋に入れて、密封して屋外に保管する。・使用した雨がっぱや傘は繰り返し使用できるので、ビニール袋に入れ、屋外に保管する・ここまでやれば、多少雨に濡れても、外部被曝は最小限でおさまる

という対処法も併せて告知しておくほうが親切ではないでしょうか。
「携帯型デジタル放射線測定器 ラデックス」を使用した雨の放射線量の測定 3月21日(月)
単位は μSv/h (マイクロシーベルト毎時)

※ 注意 私は環境放射線量測定の技術も知識も持ち合わせていません。その上で、この情報から得られることがあれば、と思います。室外および室内の空気中の放射線量を測ることは容易です。しかし、環境の中にある、水だけの放射線量はそう簡単に測ることはできません。深刻な放射線量は今のところ出ていない、という結果だと思います。
※ 注意 微量の放射線量でも、ヨウ素131などの放射性核種は人体にとって有害です。甲状腺がんを引き起こす原因となります。どのレベルでがんになる、と断定することはできません。今のところ、低い値ではありますが、やはり、この雨には当たらない方がよいと思います。
※ これまでの観測結果から、室内の方が放射線量が低いので、外部の放射線量が高いことを前提としている。もし、急激に室内の放射線量が上がった場合は、?の方法で測ることができるのは、室内での放射線量である。
※ 雨が10 〜 150 cm3 程度で有意な放射線量の測定ができるのか。疑問である。


放射能を含む雨かどうか、どのようにして確かめたらいいのか、はっきりとは分かりません。当面、以下のような方法で観測しています。

 ? 室内で放射線量を1時間置きに測定 (写真1)
 ? 自宅ベランダ 西南西 の 小さなバケツで雨を回収(写真2)。
 ? 1時間ごとにバケツに捕集できた雨を紙コップに入れ、その近くにラデックスを置き、放射線量を測定(写真3)。

 研究者の方々のアドバイスをお願いします。

これまでの観測結果
          雨(西南西においたバケツ)    雨量       室内の放射線量
7:00〜 9:00 0.10 μSv/h            140 cm3     0.14〜0.12 μSv/h
9:00〜10:00 0.13 μSv/h            150 cm3     0.12〜0.13 μSv/h
10:00〜11:00 0.13 μSv/h             65 cm3     0.13〜0.16 μSv/h
11:00〜12:00 0.14 μSv/h             20 cm3     0.16〜0.17 μSv/h
12:00〜13:00 0.15 μSv/h              9 cm3     0.17〜0.14 μSv/h
13:00〜14:00 0.11 μSv/h             10 cm3     0.14〜0.11 μSv/h

一方、東北東のベランダに置いたビーカー(水50cm3を入れてある)、ただし、これはほとんど雨が当たらない。
        ビーカー(50?3)    水       室内の放射線量
9:00 0.15 μSv/h        50 cm3  0.12  μSv/h
10:00 0.15 μSv/h        50 cm3  0.13  μSv/h
11:00 0.17 μSv/h        50 cm3  0.16  μSv/h
12:00 0.17 μSv/h        50 cm3  0.17  μSv/h
13:00 0.16 μSv/h        50 cm3  0.14  μSv/h
14:00 0.18 μSv/h        50 cm3  0.11  μSv/h
[コメント] 果たして、雨の放射線量を測っていることになっているのか、不明です。ただし、非常に雨が非常に強い放射線量を持っている場合、その数値は跳ね上がると思います。その意味で、ただいまのところ、雨が多くの放射性物質を含んでいるとは言えないと思います。

 しかし、問題なのは、放射性核種といわれる、放射能をもった物質の種類です。特にヨウ素131は、人体に有害です。体内に吸収されると甲状腺に留まり、半減期が8日と短いので、強い放射線を内部で出し、甲状腺がんを引き起こします。チェルノブイリでは、「1986〜2006年の20年間で小児甲状腺がんがチェルノブイリ周辺地域で激増しました。特に事故当時の年齢が15歳未満の児童に集中し、この20年間でこのグループの手術症例が5000例近くにのぼり、現在では20歳以降の青年層にそのピークが移行しつつあります。これら小児甲状腺がんの増加は、事故直後の短半減期放射性ヨウ素の体内摂取による甲状腺への過剰被ばくが要因であり、当時の慢性的なヨウ素欠乏が被害を増大させた可能性があります。」と長崎大学医学部教授 山下俊一氏は述べています。

高エネルギー加速器研究機構(KEK)による放射性核種の調査結果(写真1)

第4表 第4回採取試料の検出核種及び濃度(Bq/cm3※1)
採取期間:2011 年3 月16 日17:21―3 月17 日9:21
採取空気量:576 立米

核種 濃度(Bq/cm3※1)
ヨウ素―131     2.7×10-7
テルル―132     7.8×10-9
セシウム―134 2.9×10-9
セシウム―136 3.9×10-8
セシウム―137 2.1×10-9
テルル―129m 検出せず
ヨウ素―133 6.5×10-9
テクネチウム―99m 9.9×10-9

※1 1Bq/cm3(1立方cmあたり1ベクレル):1ベクレルは1秒間に1回の割合で放射性崩壊がおこることを意味する。
こんにちは。
私は教員ではないのですが、民間企業で働いていて、将来的に教員になりたいと思っている者です!物理は詳しくないのですが、放射能、わからないことが多すぎて気になって見ていましたexclamation ×2


新宿百人町での計測値は、昨日22時頃から徐々にあがっているようですね。今朝5時頃まで風向きを気にしていたのですが、携帯電話の天気では常に北西〜北北西の風が2〜3mでした。また、値が上昇しはじめた時は雨は降っていないようでした。

茨城県の放射能も福島県により近い北茨城よりも水戸の方が数値があがっていたのが気になりました。なんなんでしょうねダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)

あとちょっと前に書いていらしたことについてですが、測定器による測定値の差は、機器が最新か最新じゃないかですべての放射線が測れているかどうかといった問題もあるとは思いますが、検出感度とかも関係するのではないでしょうか??
私もよくわからなくて調べてみたのですが、ラデックスは0.05〜9.99マイクロシーベルト/hの測定ができるそうなので、それ以下の微量な放射線を計りたいときには値はぶれてしまうのではないでしょうか??
>*みky*さん

 コメントありがとうございます。

 ラデックスは0.05〜9.99μSv/h (マイクロシーベルト毎時)の測定しかできません。お尋ねのそれ以下の微量な放射線量について測ることについてですが、文科省が発表している10年前の平均値では、埼玉県の平均値は 0.035 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)、東京都の平均値は 0.036 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)です。
「はかるくんを活用するために 副読本」のP.33に出ています。
http://hakarukun.go.jp/pdf/text01.pdf

 ところが、3月14日からこのラデックスで測定していますが、最低の放射線量は0.07 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)です。環境中には、もはや、0.05 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)以下になることはないのではないでしょうか。

 常に自然放射線がある環境の中に置かれますので、環境にある放射線より微量な放射線量を持つものの放射線は測定することは不可能です。つまり、最小値は測れていると思います。

 問題は非常に大きな放射線量をもつ風が吹いたときに、つまり10 μSv/h (マイクロシーベルト毎時)を越える放射線量が出たときに、このラデックスでは測定できないのです。そうした事態にならないことを祈ります。

 水戸の方の放射線量が上がっていたのは、おそらく、風の関係であると思います。今日は関東地方で久しぶりに北の風が吹いたのです。このように、原子力発電の爆発、放射能もれ事故の影響はたぶんに、風の影響を考慮する必要があります

水戸のアメダス状況
http://tenki.jp/amedas/detail-450.html
3月22日(火)朝川口市自宅 雨の放射線量の測定[試作・検討中]
『携帯型デジタル放射線測定器ラデックス』測定値 単位はμSv/h(マイクロシーベルト毎時)
2011年3月22日(火)
<観測にあたって>放射能を含む雨かどうか、どのようにして確かめたらいいのか、
はっきりとは分かりません。当面、以下のような方法で観測しています。     
? 室内ベランダ向きで放射線量を1時間おきに測定(測定時間約2分間)    
? 室外のベランダに置いてある、300cm3ビーカーに水50cm3入れたものを?と同じ場所におき、1時間おきに測定(約2分間)                  
? 自宅ベランダ 西南西 の 小さなバケツで雨を回収(写真1 前の日記)。       
? 1時間ごとにバケツに捕集できた雨を紙コップに入れ、室内の奥で、紙コップ
に前にラデックスを置き、放射線量を測定(約2分間)(写真2 前の日記)。        
※ これまでの観測結果から、室内の方が放射線量が低いので、外部の放射線量が高
いことを前提としています。もし、急激に室内の放射線量が上がった場合は、?の方
法で測ることができたのは、室内での放射線量であると考えられます。      
※ 雨が10 〜 150 cm3 程度で有意な放射線量の測定ができるのか。疑問であ
る。                                    
 研究者の方々のアドバイスをお願いします。
これまでの観測結果
      雨(西南西においたバケツ) 雨量    室内の放射線量
11:00〜 2:00 0.11 μSv/h        40 cm3  不明〜0.14 μSv/h
2:00〜 3:00  0.12 μSv/h        6 cm3  0.14〜0.14 μSv/h
3:00〜5:00 0.15 μSv/h        50 cm3  0.14〜0.14 μSv/h
5:00〜6:00 0.15 μSv/h        20 cm3  0.14〜0.13 μSv/h

一方、東北東のベランダに置いたビーカー(水50cm3を入れてある)、ただし、これはほとんど雨が当たらない。
        ビーカー(50?3)    水   室内の放射線量
11:00     不明 μSv/h        50 cm3  不明 μSv/h
2:00     0.16 μSv/h        50 cm3  0.14  μSv/h
3:00     0.13 μSv/h        50 cm3  0.14  μSv/h
5:00    0.15 μSv/h        50 cm3  0.14  μSv/h
6:00     0.14 μSv/h        50 cm3  0.13  μSv/h

[コメント] 果たして、雨の放射線量を測っていることになっているのか、疑問でした。昨日、「ほぼ新宿百人町のデータと数値の推移が似ている」と友人から指摘をうけました。今朝の雨は昨日の0.10〜0.14μSv/h (マイクロシーベルト毎時)に比べ、数値が高くなっているように思います。今日の雨には、当たらないこと。小さい子どもなど口に含まないことを十分注意する必要があります。
 問題なのは、放射性核種といわれる、放射能をもった物質の種類です。特にヨウ素131は、人体に有害です。体内に吸収されると甲状腺に留まり、半減期が8日と短いので、強い放射線を内部で出し、甲状腺がんを引き起こします。チェルノブイリでは、「1986〜2006年の20年間で小児甲状腺がんがチェルノブイリ周辺地域で激増しました。特に事故当時の年齢が15歳未満の児童に集中し、この20年間でこのグループの手術症例が5000例近くにのぼり、現在では20歳以降の青年層にそのピークが移行しつつあります。これら小児甲状腺がんの増加は、事故直後の短半減期放射性ヨウ素の体内摂取による甲状腺への過剰被ばくが要因であり、当時の慢性的なヨウ素欠乏が被害を増大させた可能性があります。」と長崎大学医学部教授 山下俊一氏は述べています。

高エネルギー加速器研究機構(KEK)による放射性核種の調査結果(写真3 前の日記)
第4表 第4回採取試料の検出核種及び濃度(Bq/cm3※1)
採取期間:2011 年3 月16 日17:21―3 月17 日9:21
採取空気量:576 立米
核種 濃度(Bq/cm3※1)
ヨウ素―131     2.7×10-7
テルル―132     7.8×10-9
セシウム―134 2.9×10-9
セシウム―136 3.9×10-8
セシウム―137 2.1×10-9
テルル―129m 検出せず
ヨウ素―133 6.5×10-9
テクネチウム―99m 9.9×10-9
※1 1Bq/cm3(1立方cmあたり1ベクレル):1ベクレルは1秒間に1回の割合で放射性崩壊がおこることを意味する。
 友人が、スウェーデンの気象研究所が福島第一原子力発電所からの放射能で汚染された大気がどのように今後拡散していくのかシュミレーションをしているサイトを紹介してくれました。

 3月22日が埼玉県さいたま市で比較的放射線量が低かった。僕のラデックスでの計測で8:55→9:55→10:55→11:55→12:55→13:55 で 0.15→0.13→0.10→0.13→0.08(μSv/h) であったのは、この拡散のようすを表すシュミレーションと比べるとよく分かります。

 ノルウェーの気象研究所 福島第一原子力発電所からのダスト予測
http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_I-131_;region=Japan
どなたか、
「簡単な水洗いによってどの程度除染できるか。」
を試された方おいでませんか?

エネルギーを分けて核種別が理想ですが、
核種を分けなくても、はかるくんとかで総量でもいいので、
10000Bq/kgの野菜を洗ったら、どれくらいになるのか。

そのデータがあるだけで随分安心感が変わると思います。

もしくは、近隣(私は石川県金沢市在住です)で簡易検出器を
貸して下さる方がいらっしゃったら、
自分で測定したいと思います。
>40

>当時の慢性的なヨウ素欠乏が被害を増大させた可能性があります。

との記述が興味深いですね。チェルノブイリ周辺は内陸部で、海産物の摂取量が少なく、慢性的なヨウ素欠乏があったと言う記述は散見します。ヨウ素欠乏があったため、摂取した放射性ヨウ素が滞留しやすかったことが、被害を拡大したと言うことでしょう。

逆に、日本ではその食生活からもヨウ素が欠乏することは稀であるそうなので、相対的に被害が軽減される可能性も期待出来ますが、出来れば実証の機会は無い方が良いですね。
植物に吸収されたヨウ素は塩の形で保持されますので、水溶性です。茹でることである程度の軽減になるはずですので、そのあたりの実験データも欲しいですね。
>yamazaksさん

 そうですね。テレビも洗えば、落ちるとだけ言わないで、実演してほしいですね。

 理科科学研究所の友人に頼んでみます。
 チェルノブイリ原発事故の際の小児甲状腺がんの発生症例数についてのデータを発見しました。

 「チェルノブイリ事故から16年後のベラルーシの甲状腺腫瘍」について、ベラルーシ医科大学のユーリー・デミチクが報告した。小児甲状腺がんは90年ころから急増し、95年をピークに下降し、2001年の発生は0だった。現在は、事故のとき子ども(15歳以下)だった人たちが成長し、青年(15〜18歳)と若年成人(19〜33歳)で発生率の増加が続いている。2001年の発生率は青年で10万人あたり11.3、若年成人で5.7だった。ベラルーシにおける1986年から2000年までの甲状腺がんの総数は8240人(子ども724人、青年387人、成人7129人)。小児甲状腺がんでの死亡は3人(1人は治療中の合併症、2人は転移)。事故後生まれた子どもでがんと診断されたのは29人。(2004年 11月27、28の両日、放射線影響協会が主催するチェルノブイリ事故健康影響シンポジウム)
>Yossyさん

 ほうれん草など、ゆでることでどのくらいのヨウ素131が落ちるのか、調査してほしいですね。ただ、テレビには、原発推進関係の御用学者が非常に多く出ていて、彼らの言葉は信用できません。「放射線影響協会」の「放射線の影響がわかる本」に目を通してみましたが、事実の歪曲や過小評価ばかりです。

http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html

 「暮らしの手帳」編集部あたりで調べてくれないかなぁ。頼んでみます。
その本にはどう言った事実歪曲や過小評価があったのでしょうか?
>46

>ほうれん草など、ゆでることでどのくらいのヨウ素131が落ちるのか、調査してほしいですね。

現時点では、土壌からの吸収よりも飛散した放射性物質の影響のほうが大きいんじゃないかと思いますが、程なく調査報告が上がり始めるんじゃないかと思います。

>「暮らしの手帳」編集部あたりで調べてくれないかなぁ。頼んでみます。

非常に特殊なジャンルのものですからね。流石に「暮しの手帖」レベルの技術では無理なんじゃないかと思います。流石に、Ge半導体検出器(ガンマ線のエネルギーを高分解能で測定できる)なんてもんは持ってないし、扱えんでしょう。

少々気になった点を併せて。

>ただ、テレビには、原発推進関係の御用学者が非常に多く出ていて、彼らの言葉は信用できません。

こうした主張を最近良く目にするようになったのですが、「御用学者」とはどういう定義で、どの様に判断されるのでしょう?
なんだか、「それほど過剰に放射性物質を怖がる必要はない」というような、至極まっとうな主張をされている方に対しても「御用学者」のレッテル貼りを行われているように感じるのです。
それでいて、そもそも専門教育を受けてすらいないはずの広瀬隆や武田邦彦の、パニックを煽るような言説を「これこそが真実だ!」と信じこんでいらっしゃるような方々も居るんですよね。
なんというか、バランスを崩しているなあと感じています。

>「放射線影響協会」の「放射線の影響がわかる本」に目を通してみましたが、事実の歪曲や過小評価ばかりです。

これは以前にも指摘しましたが、率直に申し上げてしんちゃんさんは、こうした話題について充分な素養をお持ちとは考えにくいと思っています。
そうした方が「事実の歪曲や過小評価ばかり」と仰っても、そもそも「何が事実であるか」「正しい評価はどのようなものか」を判断するのは難しいんじゃないかと思います。

少なくとも、「事実はこうだ」「正しい評価はこうだ」ということを、データに基づき、客観的且つ具体的に示していただかないと同意できないです。
余談.
暮らしの手帖の編集部には,私の大学の研究室 (物理化学系) の先輩がいます.しかもその旦那もそのまた先輩 (化学メーカ勤務).
測定装置はないでしょうけどね.
あそこは,意外にまともな理系がいたり,コネを持ってたりするんで,侮れないときがあります.
>yjoさん
 
 今日、「暮らしの手帳」編集部のI氏と電話で連絡が取れました。被災地に行っているようです。

 まず、ほうれん草やブロッコリーなど、水で洗えば、ヨウ素131、セシウム137、134などが落ちる場合が落ちます。と言っていました。埼玉県や栃木県など、福島第一原発が遠い地域では、ちょうど、花粉がつくのを落とす感じで水洗いすれば、ほとんど落ちると。

 しかし、広島、長崎でもそうであったように、爆心地から5kmと10kmでは、訳が違うと彼は語りました。福島第一原発の5km圏内では、非常に高い放射能で汚染されている危険性がある、と教えてくれました。想像するに、土壌まで多量の放射性セシウム等々で汚染されていて、ブロッコリーなどの野菜をいくら洗っても、本体そのものが放射能を持っている場所はある、と彼は語りました。

>Yossyさん

>これは以前にも指摘しましたが、率直に申し上げてしんちゃんさんは、こうした話題について充分な素養をお持ちとは考えにくいと思っています。
そうした方が「事実の歪曲や過小評価ばかり」と仰っても、そもそも「何が事実であるか」「正しい評価はどのようなものか」を判断するのは難しいんじゃないかと思います。

 ご自身の発言をもう一度読み返し、この間の経過を正しく予測されているか、考えてみてはいかがでしょうか。


>49 yjoさん

いつだったか忘れましたが、「暮しの手帖」の記述で「そりゃねぇだろ」と思ったことがありまして、その記憶に引きずられて、些か過小評価をしていたかもしれません。その点お詫びします。

その上で弁解すると、今回の話題の場合は自然科学の中でもかなり特殊、と言うか日常からかけ離れたレベルの知識、及び機材が必要である事が念頭にあり、それも併せて「技術」云々という発言になったとご理解下さい。

私自身、ざっと話題になっている核種の検出方法を調べて学習しましたが、I-131ならまだしも、Pu-239あたりになると、機材を与えられてマニュアルと首っ引きでも、付け焼刃では正確に測定できそうにありませんでした。
Pu は ICP-MS じゃないと無理でしょう.試料調製から機器操作まで,γ線スペクトル取るのとは難易度が違いすぎます.
>50

>ご自身の発言をもう一度読み返し、この間の経過を正しく予測されているか、考えてみてはいかがでしょうか。

私がなにか「予測」していた書き込みがありましたでしょうか?
自分としては、当初から自分には、所謂「炉物理」関連の知識は殆ど無く(大学の同級生からの又聞き程度です)、幾つかの可能性を想定するに止めていましたし、現在もそうしています。

その上で、それが「正しかったか」と問われれば、「幾つか想定したケースのうちからは、今のところ外れていない」とお答えします。
予測できないときには、無理やり予測しない。断定できないときは、安易に断定しない。
自分の直感を信じない。自分が「正しそうだ」と思った時ほど、それに反するデータを探す。
常に複数の可能性を想定し、それぞれに対して反証を試みて、一番「反証に耐えうる想定」を、暫定的に選択し続ける。

…というのが、私が考える「科学的思考・姿勢」というものなのですけれどね。
>52 訂正
Pu はα線カウントがふつうのようですね.
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No12.pdf
でも大変そうなのは変わらないようで.斜め読みしただけで,俺には無理...
>55

こちらでは、ICP-MSを利用した方法のようですね。迅速に測定結果が必要なときはこっちなのでしょうか。

ちなみに、水道水の放射性物質汚染の問題ですが、イオン態ならイオン交換で相当量除去できそうですが、交換樹脂の買い占めって起こってないのでしょうか。
後は、逆浸透膜法を使った浄水器なども短期的には有効なんじゃないかと、ふと思いました。
短絡的に一番手っ取り早いのは大手のスーパー等に置いてある無料の水です。
あれは逆浸透膜を用いて浄水しているのでイオンを除去することが出来ます。
例えば↓
http://www.teraokaseiko.com/index.html
あ、>56でURLが抜けていました。

ICP-MSを利用しているのはこちらです。
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/main_pdf_series_28.html

>57
逆浸透膜法を使うと、塩素(次亜塩素酸か?)も除去されてしまいますよね。
長期保存すると雑菌の繁殖の可能性も否定出来ないので、大量に持ち帰ってちまちま使うくらいなら、装置を購入してしまったほうが良いかもしれないという気がしますが、そのあたりを指摘した資料ってありませんかね?
雑菌の繁殖の程度は店に直接聞いてしまったほうが早いと思います。
不純物がほとんど入っていないので、健康を大きく損なうレベルにはならないと思います。
元々、この水は直接飲むのではなく調理用なので、加熱などの処理をすれば雑菌のリスクはたいしたものじゃないと思います。
もしくは、水道水を希釈するのに用いる方法もあると思います。
水道水を希釈するっていうのも変な感じですが。

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