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東京で一戸建てコミュのこども部屋

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先日あるクライアントと住宅請負の契約をしました
近隣の土地は坪500万とも700万とも言われる
都内有数の超一等地が計画敷地です

クライアントは
「閉じこもるような子供部屋は要らない」
「家族の一体感を大事にしたいのでワンフロアが理想」
ということで子供部屋のない住まいを提案したところ
(もちろん子供の遊び場、寝る場になる十分な空間を計画してですが)
大筋で気に入っていただき、契約となりました



私は常々思っていたのですが
「子供部屋」は何をする所なのでしょう?
確かにプライバシーを要する個人の物は、
年齢を重ねることで増えていくでしょう
でもそれがどれだけのものなのか?
6畳とかの部屋としての空間までが必要なほどか?

よく考えると家族に見られてはいけないものというのは
実は殆どどありません
見られたくないものはあっても、
見られてはいけないものは殆どどない筈です
むしろそれが多いという人は、
多分家族との住宅での生活に向かないと思われます



要は、家族間の「ルール」なのだと思います
収納でも
「ここは誰々のスペースだから勝手に開けないでおこう」とか
「ここは勝手に開けないで」とか
「勉強するから静かにして」等と宣言して
家族が了解する信頼関係とか
「今日はお客さんが来るからここを使って」などの
家族同士の思いやりや気づかいなど…

そんな家族間のコミュニケーションによって生まれるルールで
十分にそれぞれの空間は分かれていくと思います


東京で土地に余裕がないという必然もありますが、
最近は応接室の要望は若い世代ではほとんどありませんし
マンションで応接空間は
エントランスなどの共用部になっています。

家を「人を招いた時に…」「誰かが泊まっていくと…」という内容で考えていくと
洋室だと、余計に二部屋は必要になります
そこでどちらも兼用という、都合のいい日本人的発想は
nLDKの中に和室をひとつカウントしています
でもその和室も小さいものでは
「タタミコーナー」とカタカナに名を変えて登場するし
そうでなくても、リビングと続きの和室が圧倒的に増えました


時代の流れは確実に
「量から質へ」「過剰から適正に」「保守的から合理的に」
変わっていると思います


住宅という建築の中で
現在の家族数などを頼りに箱をつくるのであれば
誰にでも住宅は設計できるでしょう

家の寿命と照らし合せて
個室の必要性の期間はどれだけの割合になるだろうか?
子供の成長に合わせて変化していく住まいとは…?
きっとこれは住宅を手がける建築家の普遍的なテーマです


こんなこと考えていましたが
先述のクライアントとはまだ数時間しか話していないのです
今回はたまたま子供部屋に関する考えが合った為に契約に至りましたが
自分の考えと違う人の要望を計画するのは大変です
いかに伝えるかということが大事かを改めて痛感しました


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