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赤坂×梨花が好きだ!コミュのダメダメ小説投下。(ぁ

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静かに






















儚く揺れる黒い花…
























今度こそ…


















今回はそう思わなくてもいいんだ














そう、今こそ 君を…























助けよう




















―BLACK PEARL―





























「ふぅ、今日も暑いのです…」



頭から、ツノを生やした少女…

――羽入 は、喉を潤すため、お茶を喉に押し込めるとそう呟く。










「…たしかに…今日はいつもより ちょっと暑い感じがしますわねぇ。」

続いて…少しにやり、と微笑みながら… 金髪の少女…

――北条 沙都子が キッチンへと目を向ける。









夏の昼下がり  眩しいくらいの青空の下

古手神社では、今日も風鈴の音が、綺麗に響いていた。








「…あ、赤坂 そこは違うのですよ。 塩はちょこっとで いいのです。」

キッチンでは、小さな古手家の領首… 古手梨花が、男性に料理を教えている。





「はは、ごめんごめん。…それから、どうするんだい?」

赤坂と呼ばれた男は 優しく笑みを返すと 再び料理へと目を向ける。



…何故 今 赤坂 衛が梨花に料理を習っているのか?


当然、その疑問が浮かぶだろう。











…何といっても、梨花が誘った事なのだ。


簡単に言えば「お手伝い」というやつになる。



いつもは沙都子や羽入が手伝うのだが…。






















「…赤坂。…ご飯を作るのを…手伝ってもらえますですか…?」

梨花は散々渋った挙句、赤坂を誘った。










本当は、彼はお客人なので、働かせたくないし…

ゆっくりとしていてもらいたいのだが…

例によって羽入と沙都子の、いつものからかい癖が始まった。





「ごめんなさいです。僕はちょっと今忙しいです…。」

「私、トラップの考案に必死なのですわ。今日はちょっと…。」




…二人とも、顔がにやけてるわよ。

ピシャリと注意した後に、軽くため息…。



こうなると、二人はまったく引かなくなるため…


いやがおうでも…


…赤坂が必要になる。






というわけだ。







そして、食事を作り始めると 赤坂がどうしても
この料理のレシピが知りたい と言うので

梨花が直接教えている、というわけだ。













しばらくすると、美味しそうな臭いが部屋に広がる。






「…あら、今日はなかなか豪勢ですわね。」

「僕はもうお腹ぺこぺこなのですー…。」




二人が食卓について、少々



テーブルの上には、料理が並ぶ。




赤坂と梨花は、エプロンを外すと席につく。






「ふぅ…疲れましたですよ。」

「あはは、ずっとつきっきりで見てくれててありがとう。梨花ちゃん?」


軽くため息をつく梨花に 微笑む赤坂。


























「…あら、本当に今日は暑いですわねぇ…」

手で顔を仰ぐ沙都子。















「本当なのですよー。この部屋は気温が高くなってる気がしますですー。」

にこにこしながら梨花と赤坂を見つめる羽入。























っ///

私は思わず顔を赤くした。


……意思とは反するように 体が微妙にふるふると震えている。
















パチン













赤坂と目が合う。

私は…思わず目を伏せてしまう。





















…チラチラと彼の顔をうかがうと……











…彼は微笑んでいた。













しばし、無言で流れる時。


紅く頬を染める私…


微妙に微笑む羽入…


笑いを堪え切れていない沙都子…


そして、幸せそうに…………紅に頬を染めて、微笑む赤坂。
































もう この家では当たり前の光景となっているけれど…




とても大事で…






…とても 幸せな事











もう雛見沢では、私達の仲は ほとんど公認となっている。


よくみんなにからかわれるし…。

やっぱり、どう隠してもわかってしまうらしい。



…どちらにせよ、赤坂には本妻がいるのだけれどもね…。

今の私には、そんなことは関係なかった。





…赤坂と一緒に居たい…。

ただ、それだけ…。


























昼食も片付き、午後の穏やかな時間を過ごす。


なんだか温かくて、とても満ち足りた…この家で。





















唐突に、赤坂が私を居間へと呼んだ。











「梨花ちゃんに、日ごろお世話になっているプレゼントだよ?」




そう言って差し出したのは、紅い薔薇。




私は、目の前の薔薇よりも真っ赤になってしまった。




だって、だって…。


あ、赤坂がこんなこと…するとは思ってなかったから…。












「…あ、あ…ああ…ああ……」


ありがとうが言えずに、ドモる私の声。










「…クスクス…梨花が可愛いのですー。」



「恋する乙女は、可愛いものなのですわー。」








羽入と沙都子が、隣でそんな会話をする。



私は余計真っ赤になったが、
ゆっくりと花束を受け取ると…今度は、ありがとう という事ができた。




私は、そっと居間に その薔薇を飾った






















薔薇の花を見つめながら、沙都子と羽入が話し出す。




「私は、チューリップが好きなのですわ。あの強い赤色がキレイなのですわ…。」

学校の花壇にある チューリップのことを思い出しながら、沙都子がウットリと語る。



「僕はアイビーが好きなのです。なんだかひきこまれるですよ…。」

羽入が ミステリアスな様子で、微笑んでいる。




そんな様子を見て、赤坂が口を開く。


「二人は、花言葉…って知ってるかな?」






その時、私はまた頬を紅に染めた。


あの薔薇の意味を、理解したからだ。









その様子をみて、赤坂が微笑んだ後、続ける。

「花には 花言葉 という物があるんだ。
 例えば、先ほどの赤いチューリップには [愛の告白・美しい瞳]
 アイビーには… [友情] …という風にね。」

赤坂は微笑みながら、ゆっくりと話す。






二人は真剣に聞いているが、私はそれどころではない。





…心臓が…すごく早い…///










「もちろん、薔薇には…[愛]の意味があるのだけれど…
 色によっても、また違うんだ。」


沙都子が、驚いたように訪ねる

「…じゃあ、チューリップも…?」



それには、羽入が笑顔で答える

「…そうなのですよ。例えば白いチューリップは [失恋…新しい恋]
 紫だと [永遠の愛情]を意味するのです。」











…知らなかった。



花の名前くらいは知っているけれど、花言葉なんて、あまり気にしないから…。



そう思うと、花というのも…また違った見方が出来る。



…明日にでも、お返しに花を贈ってあげよう。




私はそう思い、心の中で微笑した。


































…翌日、まだ朝露が消えぬ時刻。


私は、少し冷気のある空気を胸いっぱいに吸い込み、本を探していた。




…まずは、花言葉を調べないと…。





しばらくすると、目当ての本屋につく。





そこで、花言葉についての本を探してみる…。










数分して、ようやく発見した本を手に取り、

私は花言葉にザッと目を通してみる…。





…クローバー… へぇ… [幸運]  だけじゃなくて…  [思い出して] って意味もあるのね…。


すみれ…あら、ほんとだわ 色によって…。

黄色には [つつましい幸福]

白には [無邪気…無邪気な愛]



…それに、紫には [誠実、愛]って意味があるのね…







これ…面白いかもしれないわ…。




私は、おもわずその本に引き込まれて…



普段はしないであろう立ち読みを、15分程した後、その本を買うことにした。

















…そのまま、今度は 真っ直ぐ花屋へと向かう。



どんな花がいいのかしら…。



そればかりが頭を過ぎる。





なんだか、とても早く花屋に着いた気がした。
















…私の悩みは、一瞬で解消された。


ある花に…引き込まれたのだ。







それは、飲まれるような、黒い薔薇。










なんだか、私と静かに重なって揺れているようだった。










私は、店員を呼びとめ、思わず…聞いてしまった。





「あ、あの…この、薔薇の花言葉…聞きたいのですよ」



…内心はすごく恥ずかしかったけれど、私は「梨花」として聞くことが出来た。




「…黒薔薇…の…花言葉ですか…? ちょっと…子供には難しいかもだけれど…」


少し躊躇っているようだったけれど、店員さんは、声をひそめて、私に教えてくれた。


「…黒薔薇には…色々と意味があるのよ…。」










私はニッコリと微笑んで、その花で、花束を作ってもらった。

























数分後 家に帰り着く。



…赤坂は この花束を受け取ってくれるだろうか…。



少し胸をときめかせて……家のドアを開いた。










「おかえりなさいなのですわー。 何処に行ってましたの?」
「随分と朝早くからいなかったのですよ…。」


眠そうに目をこすった羽入と、沙都子が出迎えてくれる。



少しして…二人は、私の手元の花束に目を落として、思わず微笑した。




「…そういうことでしたのね」



「梨花、頑張るですよ〜♪」



からかっているのか、応援しているのか…


私はため息をつくと、居間へと足を進めた…。
























…ふぅ










居間の前で一息。




この戸の向こうに、赤坂はいる。




なんだか、心臓の鼓動が走る。



きっと、顔も真っ赤だ…。



でも、私は思い切って、ゆっくりと戸を開いた。


















あけた瞬間、赤坂と目が合う。




赤坂は、ちょうど私の方を向いて微笑んでいた。







な、なんでそんなに…かっこいいのよっ…///




私は内心パニックになりながらも [梨花]を装って…


とてとてと、赤坂の隣まで歩いていく。






見れば見る程、キレイな顔立ち


優しそうに微笑み


まるで天使のよう…




…私は…静かに口を開いた。


「………………」


は、いいが 言葉が出ない。




思わず恥ずかしくなって、目をぎゅっ と閉じてしまう。







…?



…あったかい物が、私の頭を撫でる。





…大きくて


…暖かくて…


…優しくて…



…だから、私はもう一度目を開く事ができた。














「赤坂への…お礼なのですよ…。」



花束を差し出すと、赤坂は静かに微笑する。



「うん、とても嬉しいよ。…ありがとう。梨花ちゃん。」



彼は、もう一度私の頭を撫でてくれる…。



「みぃ……///」



私は、思わず顔をほころばせる。


しばらく、彼は私の頭を撫でてくれていた…。

















「ところで…知ってるかい?梨花ちゃん。 この花の花言葉。」


しばらくして、唐突に赤坂が尋ねる。



「…勿論…知ってて贈ってますですよ…。」



また私は顔が紅くなる。



「…黒薔薇には、複数意味があるのですよ…。」



「…あはは。…いい方の意味で、受け取ってもいいのかな?」

赤坂は微妙に苦笑気味になる。




そう、黒薔薇には複数意味がある。




「決して滅びることのない愛」

「永遠の愛」

などのロマンティックな意味と…


[死ぬまで憎む]

[全てを求める]

[束縛]

という、相手を縛り付ける意味…。




「…赤坂には、随分と待たされたのですよ。」


私は意地悪く笑ってみせる。


「……ごめんね。梨花ちゃん…。でも…」


赤坂が焦って弁解しようとしている言葉を

私は人差し指を立てて しーっ と遮る。



「…だから、ですよ…赤坂…。」


たくさんの愛情と、少しの皮肉をこめて…。



「ボクは 赤坂に…この黒薔薇を贈るのですよ。」



赤坂は参ったように苦笑を浮べていたが…





やがては、微笑を浮べて 私の頭を撫でてくれた。



















…本当は… 








本当はね。





私がこの薔薇を贈った本当の意味は…






「あくまであなたは、私のもの」






…強欲?




…それでも、私は貴方が好きだから…。



美しく、気高い黒薔薇は…


風に揺られて


そっと微笑んだ。






fin





はいー。あとがきですー。

…と、とりあえず…

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい(中略







…何か全体的に変ですよね。(ぇ
まだまだ修行が足りない…


さ 備考なんかをー。




メモ

チューリップ 赤 愛の告白・美しい瞳

キク 白 真実・安らぎを下さい

クローバー    約束・私を思い出して



いちごの花言葉は、「尊敬と愛」「幸福な家庭」だとか
また、「誘惑」や「愛情」とも。

黒薔薇の花言葉は、

「あなたは、私のもの」
[死ぬまで憎む]
「決して滅びることのない愛」
「永遠の愛」
[全てを求める]
[束縛]


つまり、色々と意味はあるけれど「相手に囚われる感情」ってことみたいだなぁ。

…上手く、「囚われる」をかけていけたらいいなぁ。




実際に使ってたメモですー。

色んなサイトを巡って 花言葉収集してましたー

こういうの好きなんですよね。
花言葉とか、宝石言葉とか。

誕生石や誕生花も好きですよ

是非、気になったら調べてみては?(ぉ




何だか納得できるような、出来ないような…終わりになってしまいましたが…。

何だか終わりを急いてしまった感が否めないです(汗


それでは まぁ 賛否両論はあると思いますが…
失礼しますですー。

…何処を改善すればいいか、感想もお待ちしてますですよ。(ぇ

コメント(4)

→設立者様へ


どうも、コメントありがとうございます。(ぺこり

さぁ、イメージしてみてください。
梨花ちゃんと台所に立つエプロン姿の赤坂を!(←お気に入りのシーン(ぁ

実は今回ひぐらし小説は初だったんですが…。
かっこいい赤坂さん像を持ってる人、ごめんなさい(ぁ

俺の中の赤坂は、包容力のある男性で
とっても優しくてでっかい人間だと思ってるんで
こんなんになっちゃいました。ぇえ。(ぁ

いえ、こちらこそ最後まで読んで頂いて、
ありがとうございます(ぺこっ
→やっさん。さん(笑

コメントありがとうございますですー。(ぺこり

わ、共感してくださる方がいるとは!
ありがとございますー!
もし、次書く機会があるのならば、
強く、優しい赤坂を書きたいです。(笑)

萌えますよねぇ。
そしてその様子を遠くで見てにやにやしている
沙都子&羽入コンビ!

もちろん、梨花ちゃんがその後真っ赤になって二人を追いまわすわけですw

…と、まぁ 妄… 想像が広がりすぎるので終了。(ぁ


それでは、失礼します。
本当にどうもありがとうございますですぉー。(ぺこり

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