司法書士試験勉強会コミュの清算株式会社の監査役の退任事由についてです。

いつもお世話になっております。
以下1点、ご教授を賜ること叶えば幸いです。

１、下記①から③が清算株式会社の監査役について、各々退任事由になるかどうかです。

①監査役を置く旨の定款の定めを廃止する定款変更をした場合
②監査役の監査の範囲は会計監査限定である旨の定款の定めを廃止する定款変更をした場合
③発行する株式の全部の内容として譲渡制限の定めを廃止する定款変更をした場合

◆結論；上記①②は退任事由となる。
　　　　　上記③は退任事由とならない。
とのようですね。

ここで仮にですが、
清算開始時に大会社または公開会社であれば監査役を置くことを義務付けられておりたとえ清算中に大会社あるいは公開会社でなくなっても監査役が不要となるわけではない、という判断基準があるとすると、清算開始時に大会社あるいは公開会社である（清算株式）会社の場合は上記①から③は全部退任事由とはならないのでは？　という感が払しょくできないでおります。

また一方では、清算開始時に大会社ではなく公開会社でもない（清算株式）会社が監査役を置いた場合、つまり監査役を置く義務のない清算会社においては、上記①～③は全部退任事由になるような感があるのですが。。

それともこの判断基準（？）はここではあまり役に立たず、もっと別の基準があったりするものでしょうか？

コメント(3)

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[2] mixiユーザー 09月14日 20:32

ゆうきさんこんばんは。私の拙い投稿、懇切丁寧にご回答ご教授いただきましてまことに有り難うございます。御指摘のように336条にて監査役の任期の定めは無きものとされておりますね。

実はある書物を拝読しておりましたが、この書物では会社法480条1項を根拠にしたうえ、清算株式会社の監査役について、特段大会社または公開会社か否かなどの区別はないままで、
上記①②は退任事由となる、他方の上記③は退任事由とならない、としていたのでちょっと違和感を覚えておりました。やはり、この辺り、清算前の株式会社の機関設計いかんに左右されるというのが正しいようですね。

お忙しい中にもかかわらず御丁寧にどうも有り難うございます。

[3] mixiユーザー 09月14日 20:35

下記1点、訂正させていただきます。

＞＞御指摘のように336条にて監査役の任期の定めは無きものとされておりますね。
　　⇒御指摘のように480条2項並びに336条にて、清算株式会社においての監査役の任期の定めは無きものとされておりますね。

失礼いたしました。

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